「啓蟄(けいちつ)」とは冬ごもりしていた虫が暖かくなり、動き始める時期です。
ここから虫たちや生き物、植物たちが元気に活動を始めていくのです!
また、啓蟄の時期は桃の花が咲く時期でもありますね。
ここから、鮮やかな世界が広がると思うとワクワクしてきますね。
ここでは、そんな啓蟄の期間の過ごし方をお伝えしていきます。
目次
1.啓蟄の期間の過ごし方
2.啓蟄の旬の食材やとるべき食材・オススメメニュー
春全体の過ごし方について「春の養生の(体の整え方、過ごし方)をまとめた記事」も参考にしてください。
1.啓蟄の期間の過ごし方
2022年の啓蟄
2022年の啓蟄は【2022.03.05】です。
ここでは啓蟄の期間(啓蟄~春分まで 2022.03.05~2022.03.20)
の過ごし方についてお伝えしていきます。
花粉症の症状が出てくる
花粉症の症状を改善していくためには、冬の養生が必須です。
冬の養生の仕方で症状の出方も違うと言われています。
「冬の養生の仕方、食事や運動までをまとめた記事」を参考にしてみてください。
花粉症の鼻水が出てきたときには、腰や肩甲骨にカイロを貼る、肩甲骨周りの運動をするのが大事です。
水のような鼻水は、冷えが原因でもあるので「冷え性改善の為の食事や運動法をまとめた記事」を参考に冷え性改善もしていきましょう。
毎年花粉症に悩まされている方は「花粉症のケア方法について、食事から運動、ツボまでをまとめた記事」を併せてご覧ください。
ストレスが溜まりやすい
この時期はイライラしやすく、情緒不安からうつ傾向も表に出てきます。
そんな時には
・「足の親指マッサージ」をする
・しっかりと深呼吸をする
・ため息はしっかりと吐き出す。ため息と共にモヤモヤも出す
・背骨を動かす
・頑張り過ぎずにゆっくりはじめる
ことを意識して過ごしましょう。
※睡眠不足、不眠症状にお悩みの方は「不眠症・睡眠障害を整える基本的な食事と運動法について書いた記事」をご覧ください。
※イライラや気分の落ち込みなどの症状が強い方は「自律神経を整える食事・運動法・呼吸法について書いた記事」をご覧ください。
暖かい陽ざしを浴びよう
この時期から少しずつ気温も上がりだし、外に出たいという気持ちも強くなってきます。
まだ、花は蕾の状態かもしれませんが、外に出かけることで春の訪れを感じ取ることができるでしょう。
暖かい陽ざしを浴びることは、安心感を与えリラックスできます。
イライラやくよくよしたときこそ、外に出て自然の力強さからパワーをいただきましょう。
それでも心が晴れないときには、コチラもおすすめです。
・許せないという感情が芽生えたあなたは「許すことができないと思ったときに読む話」
・嫌いな人や苦手な人がそばにいるあなたは「嫌いな人や苦手な人が出来た時に読む話」
・誰かの言葉で傷ついてしまったあなたに「誰かの言葉で傷ついた時に読む話」
2.旬の食材やとるべき食材・オススメメニュー
春には「肝」「胆」が働き過ぎて疲労し、ダメージを受けやすくなります。
肝や胆にダメージがあると、頭痛や目の疲れ、めまい、筋肉のこわばり、イライラなどの症状が出てきます。
そんな症状には「苦味」そして「酸味」の食材がおすすめです。
昔から「春には苦味を盛れ」と言われるほど、苦味は冬から春の体へと切り替えるのに大事な食材です。
「酸味」も肝の働きを補ってくれるので、積極的に取り入れたいところですね。
酸味をとり過ぎると、胃に負担がかかるので、「甘味」も忘れずに入れていきましょう!
旬の食べ物・とるべき食材
- 蛤(ハマグリ) ~甘味・鹹味で寒性~
気を静め、痰を切る、視力低下に良い。むくみや排尿困難にもおすすめ。 - 菜の花 ~辛味・苦味で温性~
気血の巡りをよくして、老廃物をとりのぞく。子宮内の巡りを良くしてくれる。生理不順や子宮筋腫がある人におすすめ - 玉ねぎ ~辛味で温性~
血液の流れをよくする。消化を助け食欲を増進する。便通を促し、大腸の働きを高める。 - ふきのとう ~苦味で温性~
冬の間にたまった老廃物や脂肪を解毒する。便通をよくする。
おすすめメニュー
※作り方は、それぞれのご家庭の味もしくは調べてください😁
- 蛤と菜の花のお吸い物
雛祭りの定番メニューですね。蛤は寒性なので、温性の菜の花と合わせる、あたたかい汁物にすると冷え過ぎずに食せます。 - ふきのとう天ぷら
やはり定番メニューが一番おいしさを味わえますね。おひたしやパスタもおすすめです。
上手にこの時期の過ごし方や旬の食材を取り入れて、快適に過ごしていきましょう!
Sumie☽.*·̩͙✩.*
※啓蟄の一つ前「雨水の過ごし方などをまとめた記事」も併せてご覧ください。
参考文献
- 「二十四節気に合わせた心と体を美しく整える」著:村上百代
リンク - 「からだに効く 和の薬膳便利帳」著:武鈴子
リンク
どちらの本も私がいつも参考にしている本です。
とても見やすく、症状別に食材を探すことができ、今の季節について知ることができます。
薬膳とかわからないけれど、簡単に取り入れてみたい!という方にオススメです。