季節の整え方

冬の養生(立冬~立春まで) ~過ごし方、食べ物、運動、ヨガ、季節ならではの不調の整え方~

【季節の養生】冬の養生(立冬~立春まで) ~過ごし方、食べ物、運動、ヨガ、季節ならではの不調の整え方~

金木星の香が街を包み、吹く風も肌寒くなってきました。
夜に空を見上げると星や月がとても輝いて見えて、いよいよ寒い冬が来るなという感じですね。

冬になると、寒さから体も縮こまり動かさなくなるので、肩こりや腰痛の症状を訴える方も多くなります。
特に、腎を司る冬ですので、冷えや泌尿器系、婦人科系の不調には気を付けていきたいところです。

去年今年と、新型コロナウイルスが流行しました。
今年の冬はどうなるかはまだ分かりませんが、例年ならインフルエンザが猛威を振るい出します。
免疫力を高める過ごし方や食事を心がけて、ウイルスに負けない体つくりを行っていきましょう。

では、ここから冬の養生(不調の整え方や食事など)についてお伝えしていきます。

冬の不調は秋の養生の仕方も関係しているので、冬の始まりの頃には秋の養生方法も取り入れてみると良いでしょう。
※秋の養生はコチラからご覧ください。

2022年版!秋の養生(立秋~立冬まで) ~過ごし方、食べ物、運動、ヨガ、季節ならではの不調の整え方~
参考2022年版!秋の養生(立秋~立冬まで) ~過ごし方、食べ物、運動、ヨガ、季節ならではの不調の整え方~

目次

1.冬の養生(過ごし方・食べ物)
2.体の整え方について
3.まとめ



1.冬の養生(過ごし方・食べ物)

冬の期間は暦上で「立冬(2021.11.07)~立春前日(2022.02.04)」までです。
※文献によって冬は冬至(12/22)~春分前日(3/20)までとなっていることもあります。

ここでは、古代中国から伝わった自然哲学の「陰陽五行思想」に基づいて整え方を紹介していきます。
自然界は木・火・土・金・水の5つの要素から成り立っていて、「春は木」「夏は火」「4つの季節の変わり目が土」「秋は金」「冬は水」の気(エネルギー)と考えられました。
「水」は冬の象徴で、冷たく流れている様を表します。
身体的には骨やリンパ液などを司ります。

東洋医学では、内臓全体を六臓六腑という言葉で表しますが、六臓六腑はそれぞれ先ほどの五行にも当てはめられるのです。
「水」は万物を潤しエネルギーを他の臓器に与えるので、六臓六腑で対応しているのは、みずみずしさを保つ「腎」と「膀胱」となります。
冬の時期には「腎(臓)」「膀胱」が衰えやすくなるので、ケアが必要だということです。

冬の過ごし方

  • エネルギーを貯蔵するとき
    この時期は、エネルギーを外に発散させるよりも春に芽が出るようにエネルギーを温存する時です。
    冬が司る臓器である「腎」は生命活動の源となる精力を貯蔵し、全身に活力を与える器官です。
    「腎」が弱ると、生命エネルギーが衰え、気力や体力も低下し、元気もやる気もなくなるのです。
    無理に活動するのではなく、しっかりと自分の今の状態(生命エネルギー)と向き合いながら休むときはしっかりと休むことが大切です。
    自分の体と心の声を聴き、コントロールしていきましょう。
  • むくみや冷え性に注意
    「腎」は「膀胱」「骨」「耳」「骨髄」とも密接な関係にあります。
    その機能が衰えると、尿の出が悪くなり、体の中の余分な水分が滞りむくみや冷えに繋がります。
    体が冷えるということは、死体に一歩近づくことと言われるように、たくさんの不調をもたらすことになります。
    この期間は冷えやむくみを改善する食事や運動を取り入れて、ポカポカな体つくりを心がけていきましょう
    その他に、この時期は貧血、膀胱炎、下痢、腰痛、神経痛、足腰の衰え、耳鳴りや難聴の症状も出やすいので、注意が必要です。
    ※冷え性でお悩みの方はこちらの記事も参考にしてください。
    【冷え性の人必見!】冷え性にもタイプがある!?冷え性の原因と改善の為の運動~食事法まで
    参考【冷え性の人必見!】冷え性にもタイプがある!?冷え性の原因と改善の為の運動~食事法まで

    ※むくみでお悩みの方はこちらの記事も参考にしてください。
    【日本人はむくみ体質!?】むくみの原因と解消法 ~運動から食事まで~
    参考【日本人はむくみ体質!?】むくみの原因と解消法 ~運動から食事まで~
  • 冬は恐れが出やすい!?
    この時期は「恐れ」の感情が出やすいときだと言われています。
    過去のトラウマや嫌な思い出がムクムクとどこからともなく現れるかもしれません。
    そんな時は、その「恐れ」を「感謝」にかえてしまうように切り替えていきましょう。
    例えば
    ・その過去があるから今の自分がいること
    ・そのトラウマがあるから慎重に進んでいけること
    ・悲しみや痛みがあるから強さや優しさを持てること
    その恐れは、もう過去のことだと認識し、その時の自分自身や相手を許すことが大切なのです。
    そして、それによって魂が成長できたことに「感謝」を述べることができると、きっとその恐れを手放して進んで行くことが出来るようになるでしょう。
    ※こんな感情を抱いている時は、コチラの記事もご覧ください。
    シワが気になってきたなと思ったときに読む話 ~あなたの幸せをシワに刻む~
    参考シワが気になってきたなと思ったときに読む話 ~あなたの幸せをシワに刻む~
  • できるだけ太陽にあたる時間をつくる
    太陽が顔を出す時間が短くなり、寒さで外にも出ないので、太陽の陽ざしを浴びる時間が極端に減っていきます。
    太陽の陽ざしは、交感神経を働かせて気力をアップしてくれます。
    日中に交感神経がしっかりと働くからこそ、夜に副交感神経が働いてリラックスできるのです。
    足腰だけでも太陽の陽ざしに浴びることで、自律神経のバランスをとり睡眠の質も良くしてくれます
    不眠気味の方は特に、意識して太陽の恵みを受けるようにすると良いでしょう。
    ※寝付きにくい、寝ても眠たい、などの睡眠でお悩みの方はコチラの記事も参考にしてください
    【不眠症・睡眠障害】ぐっすり眠りたい!良い眠りにするための基本的な食事と運動法(ヨガポーズ)、呼吸法
    参考【不眠症・睡眠障害】ぐっすり眠りたい!良い眠りにするための基本的な食事と運動法(ヨガポーズ)、呼吸法

    ※自律神経についてはコチラの記事も参考にしてください。

食材

冬にとりたい食材は寒さから身を守るため、精をつけるために「黒い食材」「鹹味」がキーワードです。
冷えには人参やかぶ、かぼちゃ、鶏肉、にらなどの体を温めてくれる食材も積極的に取り入れるようにしましょう。

冬のオススメ食材の例

  • 昆布
  • わかめ
  • あさり
  • しじみ
  • 黒ゴマ
  • きくらげ
  • 黒豆
  • ごぼう
  • いわし
  • 小松菜
  • 牡蠣
  • ぶり
  • ねぎ
  • 大根
  • りんご
  • みかん

※それぞれの詳しい効果などやオススメメニューなどは、立冬からはじまるそれぞれの期間の過ごし方でお伝えしていきます。
※冬のはじまり立冬はコチラから

2021年度版!立冬の期間の過ごし方【いつ?旬の食べ物は?健康面で気を付けることは?】
参考2021年度版!立冬の期間の過ごし方【いつ?旬の食べ物は?健康面で気を付けることは?】


2.体の整え方について

ここでは、東洋医学の観点から体の整え方をお伝えしていきます。
東洋医学では、陰と陽という重要な概念があり、そのバランスが崩れることで体調が崩れるとされています。
陰陽の関係は体だけでなく、女と男、お腹と背中、裏と表、月と太陽、水と火、夜と昼などあります。
互いに補い合うからこそ、バランスがとれて保っていけるのです。

東洋医学では、陰と陽のバランスを整えるために、ツボとツボを繋ぐ経絡を刺激します。
経絡は目に見えないけれど、重要なエネルギー(気)の通り道なのです。
体の表面だけではなく、内側の内臓器官とも関連しているので、経絡を刺激すれば体調不良を整えることもできると考えられています。

冬の経絡とは?

【季節の養生】冬の養生(立冬~立春まで) ~過ごし方、食べ物、運動、ヨガ、季節ならではの不調の整え方~

冬の時期は腎経と膀胱経が弱まるとされています。
腎経は、体内で腰のあたりにある腎臓とつながり、その機能を調節しています。
腎臓は、血液や体液をろ過し、不純物を取り除き、不要な水分を尿にかえる働きをしています。
「腎」はその他に骨格、歯の形成、骨髄の生産、生殖機能のコントロールなども担っているとされています。

膀胱経は、体内で腰のあたりにある腎臓を経由して膀胱ともつながっています。
膀胱には腎臓から送られてきた尿を排出する働きがあります。
膀胱の経絡は足先から頭までと長い距離を走っているので、表れる症状は多岐にわたります。

腎や膀胱の機能が弱ると…

  • むくみ
  • 排尿障害
  • 膀胱炎
  • 頻尿
  • 腰痛
  • 膝の痛みなどの神経痛
  • 足腰の冷え
  • 筋肉が張る
  • 頭痛
  • 寝汗
  • 不眠
  • 坐骨神経痛
  • 生理不順などの婦人科系の疾患
  • 耳鳴り、難聴
  • いつもビクビクとした不安感に襲われる
  • 気力が失われる

オススメの運動

腎と膀胱の経絡は股関節や骨盤周りを通り、全身に渡ります。
全身をゆっくりとほぐしながら、肩や腰、背中、お尻などの筋肉のこわばりをほぐしていきましょう
冷えの改善には筋肉をつけることも大切です。
たくさんの数はしなくても良いので、スクワットなどで、大きな筋肉である臀部や太ももを鍛えましょう!

オススメの動き&ヨガポーズ

オススメのヨガプログラム

  • 月礼拝
  • 腰痛改善ヨガ(腰に痛みがあるとき)
  • 腰痛対策ヨガ(腰に痛みがないとき)
  • 燃焼系3選~立ちポーズ編

3.まとめ

冬は、寒さで体がこわばって血流が悪くなります。
寒くてもしっかりと体を動かすように心がけていきましょう。

特に、肩甲骨周りがこわばると免疫力も落ちてくるので、肩甲骨回しは一日に何度も行うと良いでしょう。
風邪っぽいな…
なんだかだるさを感じるな…
という時には、肩甲骨の間にカイロをはったり、ドライヤーで温めたりすると楽になるのでオススメです。
YouTube動画にも燃焼系のプログラムの他に、肩甲骨をほぐすプログラムもあるので、参考にしてみてください。

風邪知らず、冷え知らずの体つくりを一緒にしていきましょう!!

Sumie🌙.*·̩͙✩.*


参考文献

  • 「二十四節気に合わせた心と体を美しく整える」著:村上百代

  • 「からだに効く 和の薬膳便利帳」著:武鈴子

  • 「四季のヨーガ」著:相賀敬子

  • 「心と体がよみがえる経絡ストレッチ-疲労感・イライラ解消!」著:村井玉枝、中村勝美

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