2023年11月4日
6月18日から逆行していた土星が順行に戻ります。
2023年の土星逆行では、以下のような見直しがポイントでした。
- 仮想と現実の境界線の見直し
- 本当は何が好きかを見直す
- 自分軸の再確認
- 線引きを見直す
土星は、2023年3月7日に魚座に移動し、社会でも個人でも試練や課題のテーマが切り替わったときでした。そして、6月18日に逆行を開始し、それぞれ3月から始まった課題や試練に対しての見直しや振り返りもあったのではないでしょうか。
私は、このHPで主な天体の動きを2年半以上発信しています。
他にも、以下のような経験があります。
2023年に入ってからの土星の動きは以下の通りです。
順行/逆行 | 星座 | |
---|---|---|
2023年3月7日 | 順行 | 魚座入り |
2023年6月18日 | 逆行開始 | 魚座 |
2023年11月4日 | 順行に戻る | 魚座 |
また、今回の土星順行期間のポイントは以下の5つです。
- 平和へのルールが作り上げられる
- 救済のために動き出す
- 空想の世界も形つくる
- 夢からの卒業
- 曖昧さを明確にしていく
この記事では、2023年の土星が順行に戻るとき、社会がどのような動きになるのか、我々に起こる影響や過ごし方について解説していきます。
この記事の内容は動画でも解説しています。
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1.2023年の土星順行の影響や意味
土星が逆行していた期間は「努力・抑圧・制限が弱まる」傾向にあり、私たちに今までの課題や試練に対しての見直しや振り返りをする時間を与えてくれていました。土星はここから再び、「見直しはできたかな?」と試練や課題を提供しながら魚座を進んでいきます。
今回の土星が順行に戻るときのホロスコープは、土星が11ハウスです。11ハウスは「未来・理想・希望・友人・共有・コミュニティやサークル」の部屋です。未来のライフプランを考える、理想の未来へ歩みを進めるなんて人も多くなるでしょうその歩みは一朝一夕ではいかないことも多いでしょう。
しかし、土星は社会天体であるため、個人の影響はそこまで大きくないかもしれません。ここでは主に、土星が順行に戻ってからの社会的な影響をお伝えしていきます。
平和へのルールが作り上げられる | 「平和・信仰心・癒しや浄化」のためのルールつくりを行っていくことになる |
救済のために動き出す | 「救済・奉仕」に関してのルール決めや、現実的に動き出す事象が多くなる |
空想の世界も形つくる | 曖昧で言葉にならなかった気持ちを土星が言葉という形にしている |
夢からの卒業 | 現実をしっかり見ながら、キラキラを形にする人、キラキラから卒業して現実を生きる人、それぞれの道が再びはじまる |
曖昧さを明確にしていく | 自分はどう思うのか、自分はどうしたいのかをしっかりと取り戻す |
ここから、詳しく解説していきます。
平和へのルールが作り上げられる
土星が逆行中は「課題に対しての見直し」や「ルールや安全・安定のためのメンテナンス」の時期でした。
メンテナンスをする際には、どこをメンテナンスすべきなのか気づかなければならない事象が起こります。例えば、2023年10月にイスラエルとハマスの戦争が過激化しました。30年前の土星魚座期間である1993年にパレスチナとイスラエルの和平に関するオスロ合意がなされましたが、合意を実行するのに時間がかかり過ぎたのか、戦争は止まらず起こっていました。そして、この10月の過激化によって、新たなエルサレム合意を目指すべきであるという声も上がっているようです。
土星は、問題を現実化し、どう努力すべきなのか我々に訴えます。「見て見ぬふりはできないのだよ」と土星が我々に語り掛けているのかもしれません。
そして、土星の課題を目の当たりにして、さらに強固なルールを作り上げていくのです。
ここから土星は順行に戻ることで、魚座の象意である「平和・信仰心・癒しや浄化」のためのルールつくりを行っていくことになるでしょう。「〇〇協定」「〇〇合意」などのニュースを見聞きすることになるかもしれませんね。
救済のために動き出す
土星が魚座入りした翌月の2023年4月には「こども基本法」が施工され、子どもに対するサポートが強化されました。また、土星が順行に戻る2023年11月には、緊急避妊薬の試験販売が開始されるようです。
魚座は「救済・奉仕」のサインでもあります。そこに枠決めや形をつくる土星があることから、ここから「救済・奉仕」に関してのルール決めや、現実的に動き出す事象が多くなるでしょう。
2023年10月には埼玉県の「子ども放置禁止条例案」が話題になり、取り下げる形となりましたが、これを機にさらに研磨され、昨今多い虐待や放置死などにも認識やルールが形つくられるかもしれませんね。
また、医療関係や福祉関係、液体や薬関係に関しての法整備やルール決め、現実を直視しなければならない事柄が出てくる可能性もありそうです。
空想の世界も形つくる
土星が魚座入りした際、土星魚座期間は、無意識下で共感しやすく、ファッションの流行や一世を風靡トレンドやアイテムが登場するので、芸能関係やファッション関係、音楽関係の人はチャンスがあるかもしれないとお伝えしました。
ここまでの土星魚座期間でトレンドになったものは4月に放送開始された「推しの子」や、その主題歌である「アイドル/YOASOBI」が一番に思い浮かぶかもしれませんね。また、若い人たちの間では「〇〇化現象」という言葉が流行っているようで、これも水のエレメントである感情を大事にする魚座の、曖昧で言葉にならなかった気持ちを土星が言葉という形にしている感じがあります。
また、漫画やアニメもタイムパフォーマンスが求められ、ハラハラするよりも安定感のある漫画が人気のようです。土星は「時間」を司るので、魚座の芸術や空想世界も時間をモノにした方がウケるのかもしれません。
キャラクターも多様化しているようで、「ミステリと言う勿れ」の主人公のように「頑張っているように見せない主人公」や、「ちいかわ」のように「アンハッピーな世界で懸命に生きる姿」が爆発的な共感を得ているようです。これは魚座の「共感力」「なんでも受け入れる」を土星が体現したものかもしれません。
流行りは木星の影響もありますが、土星が順行に戻り、空想の世界や目に見えない曖昧な事柄に関して、目に見えるモノとして日本から一世を風靡するような流行が出てくるのを期待したいですね。
夢からの卒業
2023年は某アイドル事務所の問題が大きく取り上げられ、所属していたアイドルたちも退社して独立する流れが加速しました。他にも女性アイドルグループが卒業ラッシュのようです。
魚座のキラキラした世界に現実を見せる土星が入ることで、キラキラした空想の世界や曖昧な世界に現実を突き付けるような現象が多く起こるのかもしれません。
土星が逆行期間中はまさに、それらのことに対して個人が振り返りをしていたタイミングでした。キラキラした世界や夢の世界、見て見ぬふりをしていたことに対して、現実を見るように土星が働きかけることもあったでしょう。
ここから、その現実をしっかり見ながら、キラキラを形にする人、キラキラから卒業して現実を生きる人、それぞれの道が再びはじまります。
曖昧さを明確にしていく
現在、土星は魚座に滞在しているため、逆行期間中はそれぞれ個人でも「潜在意識、夢、平和、許し、自己犠牲」に関してのメンテナンスが入りやすくなっていました。混沌とした状況や心の状態の中で、本当に必要なものは何なのか探す期間だった方もいるのではないでしょうか。また、魚座の曖昧さや境界線に対して、土星が取り締まる手を緩めていたため、さまざまな事象に気持ちが感化されることや、周りの人の気持ちに同化し過ぎて自己犠牲的になっていて苦しかったなんて人もいたかもしれません。
ここからは、その土星逆行期間中の混沌の中で考えたこと、自分はどう思うのか、自分はどうしたいのかをしっかりと取り戻していきましょう。
土星は制限をかける天体です。魚座の何にでも同化していく性質に制限をかけることは、曖昧なことを明確にすることでもあります。
今まで曖昧になっていた気持ちや関係、状況をこころから明確にする、もしくは逆行期間中に明確になったことを現実に落とし込んでいきましょう。
2.2023年の土星順行まとめ
2023年の土星順行のポイントは以下の5つでした。
- 平和へのルールが作り上げられる
- 救済のために動き出す
- 空想の世界も形つくる
- 夢からの卒業
- 曖昧さを明確にしていく
土星は努力の星です。長い時間をかけながら努力をすることで得られる精神の安定や安心をもたらす天体です。
2023年10月には冥王星が順行に戻り、11月に土星が順行に戻り、ここから海王星、木星、天王星と続きます。天体が多く逆行する期間は、動きにくさもありましたが、ここから少しずつスムーズに動き出すでしょう。
浮足立たずに少しずつ、強固な基盤を固めていきましょう。
この記事は、Smjukのミッションステートメント、メディアポリシーを基に、以下の担当で作成しております。
- 執筆:Sumie
- 編集:Sumieのマネージャー