2025年5月25日 12:40頃
課題や試練の星である土星が牡羊座に移動します。
土星は2023年3月7日に黄道十二宮の最後のサインである魚座に入り、そこから約2年魚座で課題やメンテナンスを我々に課していました。
ここから土星は、黄道十二宮の最初のサインである牡羊座に入り、社会の新しい課題へと足を踏み入れていきます。

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今回の土星牡羊座時代のポイントは以下の6つです。
勇気の火を灯せ | 計画を立て、地道に進んでいくことですぐには消えない勇気や情熱の火を築きあげていく姿勢が大事 |
戦うことを恐れるな | 自分の中にある弱気な心に打ち勝つことが、土星の試練を克服する大きなカギ |
限界にぶち当たってからが勝負 | 一人では限界突破できなくても、仲間やテクノロジーの力を借りれば限界の枠を広げられる |
現実をしっかりこなせ | 自分を明確にさせる努力が必要になる |
誰と空を飛ぶ? | シェアすること、横につながること、個の主張、最新テクノロジーや情報の繋がりの大切さが見えてくる |
痛みと戦う | 見えない敵に対して勇気をもって戦おうという社会の流れになる |
この記事では、土星牡羊座期間の歴史も掘り下げながら、これからの土星牡羊座期間が我々に何をもたらすのか解説していきます。また、最後に12サイン別のここから2年半の課題ポイントもお伝えしていきます。
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1.歴史から見る土星牡羊座期間
土星は12サインを一周するのに約30年かかります。そのため、土星の課題やメンテナンスを観ていく上で、約30年ごとの歴史は大きなヒントを与えてくれます。
土星牡羊座の歴史を振り返ると、新しい社会の30年のはじまりのルールを作る土星ということもあり、社会運動が活発化することが多く、それが行きすぎないように土星の制限や抑制がかかっている印象です。
牡羊座の「I am(私はここにいる)」という自分(個)探しを、時間をかけて行っていくような流れです。それは、社会では独立や自立といった活動や流れとして現れるのかもしれません。
また、どの時代もインフラや鉄道や航空、車などの技術が発展し、そこから新しい産業や社会の発展につながっています。30年前の土星牡羊座期間は、水瓶座にはいった天王星や海王星とのソフトアスペクトもあり、ポータブルデバイスや映画やデータなどの無形のものを枠にはめ込む(保存する)方法も出てきて、形を変えてはいるものの、今の社会の先駆け的な期間とも言えます。
ここから、土星牡羊座の時代に起こったことを記載していきますが、この事象はすべて土星だけの作用ではなく、他の天体も絡んで事象が起こっています。(150年間で土星牡羊座にあたる期間の大きな事象だけを取り上げていきます。)
カッコ内の年月は、逆行で一度魚座に戻ってから再度牡羊座に入った年月、または牡牛座に入ってのちに逆行で魚座に戻り再度牡牛座に入った年月です。
1878年5月(1879年2月)~1881年4月
- 株式取引所設立
(1878年5月15日) - 琉球王国廃止、沖縄県が設置される
(1879年3月27日) - トーマス・エジソンが電球の実用化に成功し、電気照明の普及が始まる
(1879年10月21日) - 日本で国会開設の詔が発布され、立憲政治への動きが加速
(1880年10月12日)
そのほかに、1879年はコレラの流行により騒動や混乱が起こり、果物や魚類の販売禁止や強制的なコレラ予防対策などが行われる。
この年は教育もアメリカの制度を取り入れ、学校の設立や教育方針を自律的に決定できるようにした自由教育令も出された。1880年~1881年4月までは各地で大火事が起こる。
この時代の日本では、民衆が政治参加を求める運動が活発化し、政府との対立が深まるなどの社会問題が起こり、明治政府は言論の自由を制限する法律を制定。他国でも労働者の権利が制限されることが多くなり、労働者の権利を求める運動が各地で活発化し、労働紛議が頻発した。
1908年3月~1910年5月(1911年2月)
- アメリカ連邦捜査局(FBI)が設立
(1908年7月26日) - 日本で戊申詔書が発布
(1908年10月13日) - アメリカの探検家ロバート・ピアリーが北極点に到達
(1909年4月6日) - ハレー彗星、地球に最接近
(1910年5月19日)
そのほかに、この頃に禁煙列車が始まる。最初の航空施設である臨時軍用気球研究会が創設されるなど、日本でも近代化と産業発展が進み、鉄道や通信、インフラの整備が進む。他国でも自動車や飛行機などの新しい技術が登場し、1908年に大衆車の普及が始まる。
この時代は、労働運動や他国でも女性の権利運動が活性化し、社会改革を求める声が高まっていた。しかし、日本では社会主義者を標的とした大規模な弾圧が行われ、大逆事件が起こり、ここから社会運動の弾圧期が続き、「冬の時代」と呼ばれるようになる。
また、新聞紙法が制定され、政府に批判的な報道や記事が検閲されるようになり、言論の自由が制限される。他国でも多くの場所で政府に批判的な報道や出版物が検閲され、情報の自由な流通が制限された時代。
1938年1月~1940年3月
- 「国家総動員法」が公布。戦時体制の強化
(1938年4月1日) - ナチスのユダヤ人弾圧
(1938年11月9日) - 第二次世界大戦が勃発
(1939年9月1日) - 国民徴用令の公布。国民を強制的に軍事産業や戦争関連の労働に動員する
(1939年7月8日)
この時代は、日中戦争の長期化に伴い、国家総動員法が公布され、物資の配給制や価格統制が導入され、娯楽や文化活動も制限。国民精神総動員運動により国民の意識も戦争に向けられるようになる。
他国でも、ファシズム(強力な軍事警察力によって国民の権利や自由が抑圧される国家体制)諸国が勢力を拡大し、侵略戦争を開始。第二次世界大戦の勃発に伴い、食糧や生活必需品の配給制が導入された時代。
1967年3月~1969年5月
- 東洋工業(現マツダ)が世界初の2ローターロータリーエンジンを搭載したスポーツカー「コスモスポーツ」を発売
(1967年5月30日) - 公害対策基本法が制定
(1967年7月21日) - 世界初のヒトからヒトへの心臓移植が成功
(1967年12月) - パリで五月革命が発生し、学生と労働者が大規模な抗議活動を展開
(1968年5月21日) - ベトナム戦争の反戦運動が世界規模で起こる
(1967年~1968年) - アポロ10号が月面着陸のリハーサルミッションを成功
(1969年5月)
日本では、高度経済成長期にあり、経済が急速に発展。新しい技術や製品が次々と誕生。学生運動が活発化し、政府が学生運動に対する取り締まりを強化。また、この時代はイタイイタイ病などの公害問題が深刻化し、公害防止のための規制が強化され、企業の排出物に対する規制が厳しくなる。
他国でも学生や労働者の抗議活動や公民権運動が激化し、政府はデモや抗議活動の取り締まりを強化した時代。チェコスロバキアでは「プラハの春」という民主化運動が起こるも、ソ連が軍事介入し、民主化の芽は摘み取られる。
1996年4月~1998年6月
- 国連核実験全面禁止条約(CTBT)が国連総会で採択される
(1996年9月) - ペルーの日本大使公邸占拠事件が発生
(1996年12月17日) - アジア通貨危機発生
(1997年7月) - 京都議定書が採択
(1997年12月11日)
この時代は、ポケットモンスターやたまごっち、アムラーなどがブームとなり、若者文化が活発になった時代。日本では、バブル崩壊後の金融危機に対応するため、金融機関に対する規制が強化。アジア通貨危機により、アジア各国は資本流出を防ぐために、資本規制を強化。それにより、外国為替や投資に対する制限が一時的に強化される。
地球温暖化や森林破壊などの環境問題が国際的に注目され、京都議定書に基づき、環境規制が強化され、ペルーの日本大使公邸占領事件の発生により、国際的なテロ対策の重要性が認識された時代。天王星や海王星が水瓶座に入ったことにより土星ともソフトアスペクトを形成し、携帯電話やノートパソコンなどのポータブルデバイスの普及の加速。デジタルビデオディスク(DVD)の商業化により映画やデータの保存方法に革命をもたらされる。
2.2025年からの土星牡羊座期間の影響や意味
土星の公転周期は約30年で、各サインを約2.4年で移動していきます。現在運行する土星は、関わるサインや天体、ハウスの事柄に関して耐震強度をチェックして、メンテナンスを行い、そのサインや天体、ハウスの事柄をより強化していくことになります。
今回、土星が牡羊座を運行する期間は、2025年5月25日~2028年4月13日ですが、一度逆行しながら2025年9月1日に魚座へ戻り、再び魚座を運行し、2026年2月14日に本格的に牡羊座へイングレスします。
2025年5月25日~2025年8月31日までは土星牡羊座期間のプレ期間。本格的な土星牡羊座期間の開始は2026年2月14日~2028年4月13日です。
サイン | 順行/逆行 | |
---|---|---|
2025年5月25日 | 牡羊座入り | 順行 |
2025年7月13日 | 牡羊座1度 | 逆行開始 |
2025年9月1日 | 魚座に戻る | 逆行 |
2025年11月28日 | 魚座25度 | 順行に戻る |
2026年2月14日 | 牡羊座入り | 順行 |
ここからは、土星が牡羊座に一度目のイングレスである2025年5月25日 12:40頃のチャートと、本格的に移動する二度目のチャートである2026年2月14日 9:13頃のチャートを使用して解説していきます。
勇気の火を灯せ
土星が牡羊座に入ると、牡羊座の「勇気、チャレンジ、情熱、衝動性、スピード」などが土星によってブレーキがかかることになります。牡羊座は短距離走が得意なのですが、土星によって中距離走や長距離走を求められる形です。
牡羊座は素直で純粋なサインであり、自分がこれしたい!こうしたい!と思ったらそのまま真っすぐ前に進んでいきます。しかし、その牡羊座の純粋さを土星が「それで本当にいいの?」と投げかけてくるようになるので、自信がなくなったり、臆病になったり、無気力になったりして、自分の中から出てきた火を己で消してしまうなんてことも起こるかもしれません。
もしくは、今までの歴史のように、勇気を出して戦ってみるものの、社会や他者に抑圧されることもあるでしょう。
土星は、ただ制限や抑圧を与えるだけの天体ではありません。
土星が我々に与えるのは「安定へ向けての課題や試練」です。
その勇気や情熱が一発屋にならないように、継続的に勇気や情熱の火を灯せるように誘導してくれるのです。
勇気のある自分や社会になること、
自分の情熱に素直に従って行動できる自分や社会になること、
チャレンジできる自分や社会になること、
それを土星が、これから時間をかけて教えてくれます。
情熱やチャレンジと聞くと、猪突猛進、がむしゃらにというイメージがありますが、ここからは、むやみやたらに突進していくのではなく、土星のブレーキを上手に使いながら計画を立て、地道に進んでいくことですぐには消えない勇気や情熱の火を築きあげていく姿勢が大事です。
時間をかけて築きあげた強固な勇気や情熱の火は、どんな風が吹いても消えることなく、その風にのってより燃え上がっていくことができるようになるでしょう。
戦うことを恐れるな
牡羊座は負けず嫌いなサインであるため、転んでも挑み、転んでも挑みを繰り返し、必ず勝利を手にします。
転んでは立ち上がる、七転び八起き精神こそ牡羊座の魅力ですが、土星が牡羊座を運行する間は、負けることに対する恐怖心が出てくるため、転んでから「なにくそ」と立ち上がらずに、無難にいこう、最初から勝負をしないでおこうという安全牌をとろうとする流れができあがる可能性があります。
周りに失敗を笑われるかもしれないという不安に恐れ、気持ちはあるのに行動に移せない、自分らしさを出せないという人も多くなるでしょう。
しかし、土星は克服するテーマを与え、我々一人ひとりや社会がそれぞれ強くなることを求めています。
土星が牡羊座を運行する期間は、安全な道を進もうとする弱気な心、何もせず今のままの進もうとする惰性的な社会、そのような人や社会に試練を与え、勝負をする大切さ、新しい社会を目指す行動力を培おうとします。
土星の試練の克服は、時間をかけて経験を積むことでしか成し遂げられません。どれだけ失敗しても、笑われても、ストップをかけられても、勝負することをあきらめず挑んでいきましょう。
自分の中にある弱気な心に打ち勝つことが、土星の試練を克服する大きなカギです。
限界にぶち当たってからが勝負
土星と同じく海王星も牡羊座に入っていることから、夢や理想に向かって無理やり勝負したり、向こう見ずに突っ走ったりして、失敗やトラブルを経験し、現実の厳しさに打ちひしがれることや、自分の限界にぶち当たることが増える可能性があります。
しかし、その限界にぶち当たってからが本当の勝負です。どれだけ失敗しても、足を止めずに理想や夢、チャレンジしたいことに進む強さを身に着けていきましょう。
水瓶座にある冥王星や双子座にある天王星も応援してくれる配置になるので、一人では限界突破できなくても、仲間やテクノロジーの力を借りれば限界の枠を広げられるかもしれません。
一人の力では社会を大きく動かすことはできなくても、同志の力を合わせれば新しい社会への一歩を構築することもできます。現実の壁が立ちはだかったとしても、諦めず挑戦し続けていきましょう。
現実をしっかりこなせ
2025年3月30日には165年ぶりに海王星も牡羊座へ移動しました。土星が牡羊座に入ると、その海王星とコンジャンクションを形成することになります。(タイトなコンジャンクションは2026年2月頃)
土星と海王星のコンジャンクションは約36年ごとに形成され、今までのコンジャンクションは以下の通りです。
前回、牡羊座でコンジャンクションした時期は約322年前の1703年1月~12月(江戸時代)で、このときは忠臣蔵でおなじみの赤穂事件(あこうじけん)があったときでもあります。また、元禄関東地震が起こった年です。(この頃、海王星は発見されていません)
今までの海王星と土星がコンジャンクションを形成するころには、大きな社会的な変革やセンセーションな事件が起こっている印象があります。
土星は縮小、枠、固める天体で、海王星は枠をなくしぼやかす天体です。社会的の潜在意識(あったらいいな、こうなったらいいな)が土星で形作られるときでもあるので、古い土星の制度やルール、枠組みを海王星の枠をなくす力で解放されることが起こるのかもしれません。
これまで確かだったものが揺れ動き、幻滅や失望を起こすこともあるので、土星と海王星がコンジャンクションするときは、経済も不安定になることがあると言われています。
現在もアメリカの関税政策によって、世界中の国が混乱していますが、これからの新しい社会のルールや関係の構築がここからはじまるのでしょう。
社会も個人も理想と現実のギャップに右往左往する時期が続きますが、我々にできることは、楽な方や不確かな方へ流されるのではなく、現実をしっかり見て、自分のできることをしっかりこなすことだけです。
また、牡羊座は「自分探し」のサインです。海王星で自分という枠があいまいになっていくのかもしれません。それは、バーチャルの世界を表しているようでもありますが、土星が牡羊座を運行するときは、自分を明確にさせる努力が必要になるでしょう。
誰と空を飛ぶ?
以下は土星が牡羊座に一度目にイングレスする2025年5月25日 12:40頃のチャートです。
※Free Horoscope Charts(プラシーダス法)を使用
土星は、2025年5月25日に牡羊座に移動し、2025年9月1日に逆行で再び魚座に戻ります。この土星牡羊座のプレ期(2025年5月25日~2025年8月31日)は天体が他者軸である西側に偏っており、土星は7ハウスでイングレスです。
2025年の春分図も7ハウスが強調されていたため、誰とタッグを組むのか、新しくパートナーにするのかなど、見直したり考えたりする人も多くなるとお伝えしましたが、トランジットの土星は、そのハウスをメンテナンスする役割があるので、7ハウスの「パートナーシップ、契約、協同、取引相手、条約、外交関係」について、点検やテコ入れをし、その場所が安全に維持できるように必要ならば修繕をします。
そのため、このプレ期には、個人も社会も新しいパートナーシップを構築する期間になりそうです。
土星は海王星のほかに、水瓶座の冥王星、双子座の太陽ともソフトアスペクトを形成しています。この配置は、土星、海王星、天王星が2026年に本格的にサイン移動をしたあとの土星、海王星、冥王星、天王星の小三角の新しい時代を作るアスペクトと同じ形です。
このプレ期でも、水瓶座のシェアすること、横につながること、牡羊座の個の主張、双子座の最新テクノロジーや情報の繋がりの大切さが見えてくることになるでしょう。
火のエレメントと風のエレメントのアスペクトは熱気球のようです。熱気球は気球に空気を入れて膨らませ、空気を火で温めることで空へ浮かびます。それと同じように、個の火だけ燃えていても浮き上がることはなく、つながりをしっかり形成し、情報や最新テクノロジーを駆使することで、個の火は役に立つ時代になります。
自分の火を誰のために使いたいのか、誰となら自分の火を活性化できるのか、誰となら不安定な空を風に乗って冒険できるのかをしっかり見極め、積極的につながりをもつようにしていきましょう。
痛みと戦う
以下は、土星が牡羊座に本格的に移動する日である2026年2月14日 9:13頃のチャートです。
※Free Horoscope Charts(プラシーダス法)を使用
土星が本格的に牡羊座にイングレスするチャートでは、プレ期と違い自分軸である東側に天体が偏っています。土星は12ハウスでイングレスです。
12ハウスは隠されたもの、動乱やテロ、内なる敵、見えない敵、救済の部屋なので、今まで隠されていたものが露になり、幻滅や失望がやってきそうです。我々は長い間、どうしてこんなことに期待していたんだ、どうして寄りかかっていたんだ、という嘆きから、根本にある意識の土台を変える事柄が起こるかもしれません。
また、海王星や天王星のサイン移動の際は、大きな災害や経済的な混乱が起こることもあります。何らかの痛みと向き合い、そこに立ち向かう情熱が、社会的な雰囲気となる可能性もありそうです。
ICにある木星、MCにある月の配置では、仲間意識や郷土愛、愛国心の見直しや大切さが強調されています。また、チャートルーラーの火星は11ハウスにあり、ボランティア活動やコミュニティ活動に意識が向けられそうな配置です。火星は水瓶座にあるので、身内だけでなく、横の広がりを大切にして平等に力を注いでいこうという行動が示されているようです。
土星や海王星がある12ハウスは、仮想空間であるインターネットの世界も表します。2025年4月1日に「情報流通プラットフォーム対処法(情プラ法)」が施行されましたが、ここからインターネットの世界での新しい時代のスタートやルールが構築されるスタートになる、見えない敵(誹謗中傷など)への規制が本格的に厳しくなる、見えない敵に対して勇気をもって戦おうという社会の流れになるのかもしれませんね。
3.2025年からの土星牡羊座期間の12サイン別の課題ポイント
生まれたときの太陽のサイン、Ascのサインで、ここから約2年半の「課題、克服するテーマ、メンテナンスの場所」をチェックしてみてください。アスペクトなどにより時期や課題はさまざまです。参考程度にお楽しみください。
牡羊座
ここから2年半は「己を確立させること」がテーマです。
30年ぶりに自分自身のメンテナンスの時期がやってきました。生き方や目的にプレッシャーや責任が覆いかぶさることも多くなるでしょう。
また、ただチャレンジするだけでなく、継続させることや結果を出すことを求められる約2年間になります。
海王星も同時に牡羊座に入るので、海王星の夢や理想、土星の現実との間をうまくバランスとることで、大きな夢も形にできるときでもあります。
暴走気味になることもあるかもしれませんが、“冷静沈着“を忘れず、たまには通ってきた道を振り返りながら、確実に一歩一歩進んでいってください。
がむしゃらに頑張るよりも、肩の力を抜いて自然に任せること、周りに助けてもらうこと、が土星の課題を克服する鍵となりそうですよ。
牡牛座
ここから約2年半は「不安や恐怖、コンプレックスに打ち勝つ」ことがテーマです。
心が揺さぶられるような出来事や理不尽ですけど…ということが起こりやすくなるかもしれません。
不安や恐怖、コンプレックスは自分の無意識が出してきた幻想かもしれません。どこから湧いてくるのか分からない不安や恐怖に打ち勝つには「行動あるのみ」です。積極的に行動をして、自分に確固たる自信をつけていきましょう。
周りへの感謝の気持ちを忘れず、誰かのための行動を起こしていくことが、土星の課題を克服する鍵になりそうです。
双子座
ここから2年半は「未来への希望へ向けての忍耐」がテーマです。
未来の理想に向けて新しくチャレンジするときでもありますが、チャレンジするだけでなく長期的な努力と忍耐力が試される時期です。
双子座には天王星も入り、変化の追い風が吹きます。最新のテクノロジーを駆使しながら、仲間と共に新しい理想の未来へ行動を起こすことが大切です。
双子座は自ら行動するよりも、周りに流されて行動を起こしていく方が得意ですが、ここから2年半は積極的に自ら指揮をとって行動していく勇気をもっていきましょう。
土星のサポートを受けやすいので、よき友人や教師や上司などの意見を聞くことが土星克服の鍵となりますよ。
蟹座
ここから2年半は「キャリアや仕事の方針のメンテナンス」がテーマです。
仕事で大きな責任を課される、リーダーに任命されるなど、社会的な重圧が重くのしかかってくることになるでしょう。
仲間を大切にするスタイルだけでなく、個を強調させるスタイルを形成していかなければならないかもしれません。
孤独とプレッシャーにつらくなることもあるかもしれませんが、守備の蟹座が攻撃の牡羊座の要素を獲得する時期でもあります。
チャレンジを重ねながら努力をすることで、攻守共に安定し、それが強い信頼になるので、苦手なことにも勇気を出してチャレンジしていってください。
獅子座
ここから2年半は「専門性」がテーマです。
学問や専門技術などの獲得には絶好のチャンスがやってきます。
まだ見ぬ世界に飛び込み、知らない世界を冒険することが土星を克服するカギです。獅子座の火(情熱)をさらに大きく熱い火にするために、大きな世界に飛び込んでいきましょう。
カウンセラーやアドバイザーとの出会いも期待できるので、自分をより高みへ連れて行ってくれる人とのご縁を大切にしてください。
乙女座
ここから2年半は「深い関わりを構築すること」がテーマです。
深い関わりのある人や場所に積極的に関わっていくことで、本当の信頼を獲得していくことが課題になります。
その中では、思い通りにならないことやルールや縛りのようなものに責任を持たなければならなくなることもあるでしょう。
人や物事に深く関わることに億劫になるかもしれませんが、羊が頭突きでコミュニケーションをとるように、その対象に勇気を出してぶつかっていくことで本当の信頼が生まれるようになります。
普段は相手に合わせて物事を判断することも多いかもしれませんが、ここからは少しの荒々しさを取り入れることが大切です。失敗しても何度もアタックしていきましょう。
天秤座
ここから2年半は「パートナーシップ」がテーマです。
土星が反対側から天秤座の良さをさらに引き出してくれる時期になります。
向こう見ずな人や、戦闘的な人が目の前に現れることで、触発されて自分らしさとは何かということに気づくかもしれません。
苦手な相手が出てくるかもしれませんが、その相手としっかり向き合うことで足りない部分を補うことができます。目の前の相手は自分の鏡だと思って、その人からの課題を受け取り昇華していってくださいね。
大事なことは、他者の夢や希望ではなく、自分の夢や希望を叶えようとする姿勢を身に着けること、暑苦しい情熱を自分の中に宿すことです。
蠍座
ここから2年半は「体力作り」がテーマです。
日常のルーティンの中に、筋肉トレーニングやスポーツなど、体をしっかり動かすルーティンを構築してあげましょう。
生活習慣や健康管理にメンテナンスが入るので、土星牡羊座初期の頃は体調面が不安定になることもあるかもしれませんが、そこから修繕をおこなうことで強固な土台ができあがります。
また、仕事で新しい分野に取り組む姿勢や地味な作業や雑務を素早くこなすことを求められるかもしれません。
社会や他者の役に立つことが求められるので、自ら積極的に行動を起こしながら前のめりに関わっていくことで、自分のすべきことが明確になっていくでしょう。
射手座
ここから2年半は「楽しむこと」がテーマです。
自分の好きなことや趣味に時間を使うこと、人生を積極的に楽しんでいくことが努力ポイントです。
いろいろとチャレンジする中で、本当に愛するものを確立させていくことになるので、自分だけの趣味を見つけたり、新しい何かを創造したり、ストレートに自己表現したり、積極的に行動を起こしていきましょう。
趣味やレジャー、自己表現する場所、恋愛の場面で年の離れた人と出会うことや先生のように厳しいながらも人生を教えてくれるような人との出会いが、人生を前のめりに進めていくきっかけをくれるかもしれません。
株や賭け事、ギャンブルなどに飛び込む勇気を身に着ける人も出てくるでしょう。
山羊座
ここから2年半は「土台の形成」がテーマです。
家族、家、活動拠点など、自分の安定的な土台作りをする時期にはいります。
家族や家の問題、仲間とのトラブルで仕事が進まないことや思い通りにいかないことも多くなるかもしれません。中には、理想の家や家族を手に入れる人もいるかもしれませんが、そのためにはその問題を乗り越え、関係性や拠点を見直すことが大事です。
大事なことはメリットやデメリットを考えずに、とりあえず積極的に行動すること、直感を活かすことです。がむしゃらに立ち向かっていると、気づいたときに安定的な基盤や場所ができているでしょう。
水瓶座
ここから2年半は「積極的な交流」がテーマです。
土星からのサポートが受けやすいので、興味のある場所や人との交流を積極的にとっていきましょう。
雑談や日常会話への苦手意識を克服することが課題ポイントなので、個人的な話題や最新のトレンドなど、みんなが興味のある話題や情報を取り入れていく努力をしていくことがポイントです。
また、資格をとる、基礎の学習をするにはとてもよい時期になるので、気になるものにはどんどん手を出していきましょう。書くこと、しゃべることができる新しいツールを使っていくと、確実に身になる時期となりそうです。
魚座
ここから2年半は「スキルを管理する」ことがテーマです。
今までの2年半、自分に課題を課して向き合ってきた人は、ここから自分のスキルを管理しながら積極的に使い、収入を得ていく努力をしていきましょう。
自分で稼ごうとする行動力を起こすことが課題ポイントなので、戦闘モードで己のもっているスキルや才能をいかしていってください。
積極的に行動を起こしていると空回りをして失敗することもあるでしょう。自信を無くすこともあるでしょう。それでもめげずに努力し続けられるかで、2年半後の収入やスキルの安定感が変わります。
無駄使いを減らせる時期でもあるので、お金を貯めるスタートにするのもおすすめです。
4.2025年の土星牡羊座期間のまとめ
これからの土星牡羊座期間のポイントは以下の6つでした。
- 勇気の火を灯せ
- 戦うことを恐れるな
- 限界にぶち当たってからが勝負
- 現実をしっかりこなせ
- 誰と空を飛ぶ?
- 痛みと戦う
土星は牡羊座ではフォール(転落の座)になるため、土星にとってはストレートに能力を発揮できるサインではありません。戦うことや新しい社会を作ることへの衝動性と、それを規制しようとする働きと、ブレーキが利かなくなったり、急ブレーキになったりしやすいのかもしれません。
トランジットの土星は、それぞれに耐震強度チェックとメンテナンスを強いてきます。それぞれ土星が入るハウスや土星が関わる天体がメンテナンス対象の場所や天体になるので、ここから2年半の努力や克服すべきことをチェックしておくとよいでしょう。
この記事は、Smjukのミッションステートメント、メディアポリシーを基に、以下の担当で作成しております。
- 執筆:Sumie
- 編集:Sumieのマネージャー