2024年8月20日 3:26頃
水瓶座（宝瓶宮）で満月を迎えます。
2024年2月10日の水瓶座新月に蒔いた種が花開き収穫となる期間です。
ご自身の生活や人間関係、実践してきたこと、はじめたことなど振り返ってみてください。
また、ここから次の新月までの二週間は、断捨離や手放しをする時期です。収穫したあと、次の新月で再び種を蒔くために、自分の土を整えていきましょう。
私は、このWebサイトやSNSで主な天体の動きの影響を4年以上発信しています。他にも、以下のような経験があります。
- 西洋占星術を用いた鑑定を4年以上実施
- 西洋占星術の講座を製作
- 西洋占星術の勉強会を実施
- 独自の哲学「心の科学」に関する書籍を出版
今回の水瓶座満月のポイントは4つです。
| 革命の満月 | 考えてもみなかった流れがやってきて、強制的に変わらないといけなくなった。という事柄が起こりそう |
| もっと自由になる | 今までのこだわりや考えを手放し、もっと自由な私を作る大きな一歩になる |
| 自分に専念する | 人生の目的に対して専念すること、自分の“やりたい”に対して意志を貫く |
| 風の時代の見直しがはじまる | 感情的にならず、客観的な視点で判断して声に出すことがポイント |
この記事では、2024年の水瓶座満月から次の新月までの2週間の影響をお伝えしていきます。
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１．2024年の水瓶座満月の影響や意味
満月になる時のホロスコープが満月図です。満月図では世相を読むマンデン占星術を使って、社会の動きやテーマを読み解いていきます。ここでは、日本の首都である「東京」で、プラシーダス法を用いてホロスコープを出しています。
今回の満月は2024年8月20日 3:26頃に起こります。以下が今回の満月図です。
今回の満月図の特徴は以下の通りです。
革命の満月
今回の満月図の大きな特徴は、太陽と月に対して天王星がタイトにスクエアを形成しているところです。
満月は完成やゴールを示し、ここから次の新月に向って手放しや断捨離をおこなっていくタイミングです。そこに、天王星の「革命、改革、独立、変化、オリジナリティ」が間に入って邪魔をするような配置です。
半年前の水瓶座新月からはじめたことや関係がクライマックスを迎え、ここから次へ動き出す準備をじっくりしようと考えていると、考えてもみなかった流れがやってきて、強制的に変わらないといけなくなった。という事柄が起こりそうです。
または、この満月期間で「ぶっ壊された」「変わる勇気が持てた」という人も出てくるでしょう。
特に、ネイタルチャートで、不動宮である牡牛座、獅子座、蠍座、水瓶座の27度付近に太陽や月、AscやMCがある人は何かしらの影響を受けるかもしれません。
今まで執着していたものがあるなら、それからサッパリ解放されるのかもしれません。ぶっ壊しの満月になるので、既存の価値観にとらわれている自分に対しての革命の満月になるといいですね。
もっと自由になる
今回の満月のサビアンシンボルは水瓶座28度「倒され、のこぎりで切られた木」です。28度は、過去を踏み台にして突破する度数であり、より良いものを得るために、今あるものから独立することを表しています。水瓶座においては、水瓶座のルーラーである天王星の影響が強く出ているシンボルと言われています。
水瓶座は場所や年齢など関係なく、同じ価値観や理想や理念に共鳴し合えた人たちと繋がることを大事にするサインです。それは、水瓶座の前のサインである山羊座の「いま、ここ」の関係性ではなく、時間や歴史的なものを考慮しない「いま、だけ」の関係性とも言えます。
この満月では、その同じ価値観や理想や理念に共鳴し合えた人たちとの繋がりをも断ち、本当の意味での独立や自立を果たすことがテーマとなります。
のこぎりで倒された木は、もう地上とは離れてしまっています。その場には根付かず、根っこで繋がっているものも断ち切り、本当の自由の身になるということです。
この満月期間で、さよならする人もいるでしょう。さよならする場所もあるでしょう。さよならする価値観や考えもあるでしょう。それらの「さよなら」は、今までのこだわりや考えを手放し、もっと自由な私を作る大きな一歩になるはずです。
さよならには悲しみや痛みも伴うかもしれませんが、人間は常に変化していく生き物です。変化の先にある進化に向かって歩んでいきましょう。
自分に専念する
半年前の水瓶座の新月図でもICに小惑星ヴェスタがコンジャンクションし、新月とはトラインを形成していました。
半年たった今回の水瓶座満月では、その小惑星ヴェスタと太陽がタイトにコンジャンクションし、月とはオポジションを形成しています。
小惑星ヴェスタは「義務・制限・犠牲・内なる火」などを司り、「何に専念するのか、目的達成のために何を犠牲にすればいいのか、内なる炎を何で発揮するのか」を教えてくれます。
その小惑星ヴェスタが太陽とコンジャンクションしているため、この満月期間は、人生の目的に対して専念すること、自分の“やりたい”に対して意志を貫くことを示しています。
太陽と小惑星ヴェスタは2ハウスにあるので、自分のスキルや才能をしっかりと意識することや、自分らしさを出して自ら行動を起こすことを表していると読めるので、この満月期間で収入の得方を変える人、仕事が変わる人などもいるのでしょう。
太陽を「国家に対する影響や首相、リーダー的存在」として読むと、ここで首相や何らかのリーダー的存在の人が、自分の目的や理想に対して集中して動き出すのかもしれません。
国民を示す月は反対側にあるので、反発しながらも引っ張られる状態であり、10ハウスの天王星が示すような政府の「変化や改革」もしくは「自由や独立」が何らかの引き金になるのかもしれませんね。
水星も逆行しているので、政府にとっての何らかの見直しがあるか、マスメディア、教育、商売、若者に関しての変化や反発などがあるのかもしれません。
風の時代の見直しがはじまる
土星が逆行の記事や動画では、この満月の日である2024年8月20日前後には、双子座の滞在している木星と逆行中である魚座の土星がスクエアを形成し、風の時代の特徴の特徴である、自由や知性、LGBTQ問題や結婚の問題、フリーランスや副業に関して、お金の価値観に関しての問題で決まったことや今の風潮に対して、本当にそれでいいのか？と問われるような出来事が社会的に起こり、考えを見直すきっかけがやってくるとお伝えしました。
この満月図では、その木星と土星のスクエアに女性を示す金星、男性を示す火星も関与しているため、現在のLGBTQ問題や社会的な男女差の問題などに焦点があたる期間となるかもしれません。
また、火星は性的なことも司るため、セクシャル的なことや性的産業に対して何らかの社会的事件や事柄が起こり、社会的な考え方や法律の在り方などの見直しも行われそうです。
木星と火星は理想や未来を示す11ハウスにあり、金星は自分の所有するもの（体を含む）である2ハウス、土星は性的なことやニッチな世界を示す8ハウスにあります。乙女座の金星は細部の美しさにこだわる価値観であり、それを魚座の土星が許容や曖昧さを取り入れるように対峙する配置です。
その金星と土星の話し合いに、未来志向で暴走気味の火星と木星が割り込んでくるので、土星から金星への投げかけがぶち壊しになります。
7月には広島高等裁判所が出した判決が話題になりましたが、性別変更の要件について、秋の臨時国会で法改正を目指す動きもあるようです。
この満月付近で、社会が不安になるような出来事が起こり、個人の生き方や性の多様性を尊重しつつも、社会で皆が安心して暮らせるような整備への議論や性別における公衆の場の利用に関して線引きがなされるのかもしれません。
この満月図では、「ちょうどいい塩梅」「偏らず中正であること」が大事であると伝えてくれているので、感情的にならず、客観的な視点で判断して声に出すことがポイントとなるでしょう。
まとめに入る前にもう一度お知らせです。
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２．2024年の水瓶座満月のまとめ
今回の水瓶座満月のポイントは以下の４つでした。
- 革命の満月
- もっと自由になる
- 自分に専念する
- 風の時代の見直しがはじまる
今回の満月は、天王星の影響もあり、改革や変化が強調された満月となっています。
また、満月と天王星だけでなく、社会天体である土星と木星が絡んだTスクエアも形成されるため、なかなか激しい星の配置です。
変化の波が来たらその波に背を向けるのではなく、自ら乗りに行くくらいの気持ちでいるとよいでしょう。
天王星は「離す」天体です。どのような別れがあるかは分かりませんが、それぞれが軽さを身に着けて、うまく手放しをしていけるように願っています。
この記事は、Smjukのミッションステートメント、メディアポリシーを基に、以下の担当で作成しております。
- 執筆：Sumie
- 編集：Sumieのマネージャー