2023年10月11日
5月2日から逆行していた冥王星が順行に戻ります。
2023年の冥王星逆行では、以下のような社会の在り方を見直し期間でした。
- 未来計画の見直し
- 必要なものとそうでないものの見直し
- 通貨などの見直し
冥王星は2023年3月24日に15年ぶりに水瓶座にサイン移動しましたが、6月11日に逆行で再び山羊座に戻ったときには、個人的な影響としても「具体的にどうすればいいか」「長期的な計画を立てる」などの行動が取りやすくなり、実際にどうしていくのか、何を駆使していくのか考えるきっかけがあった人もいたのではないでしょうか。
私は、このHPで主な天体の動きを2年以上発信しています。
他にも、以下のような経験があります。
2023年に入ってからの冥王星の動きは以下の通りです。
また、今回の冥王星順行期間のポイントは以下の6つです。
- 価値観の刷新
- 正義を重んじる
- もっと自由な働き方へ
- 個人の真価が問われる
- 生き方のチェンジをする
- 我慢が強いられる
この記事では、2023年の冥王星が順行に戻るとき、社会がどのような動きになるのか、我々に起こる影響や過ごし方について解説していきます。
この内容は動画でも解説しています。
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1.2023年の冥王星順行の影響や意味
冥王星は2023年3月24日に15年ぶりにサイン移動し山羊座から水瓶座に移動しました。
2023年5月2日からの逆行で2023年6月11日に山羊座に戻った冥王星は、今回順行に戻ることで水瓶座に向かって進み、2024年1月21日に再び水瓶座にサイン移動します。
今回の冥王星順行期間の影響や意味、過ごし方は以下の通りです。
価値観の刷新 | 再び社会的な既存的価値観やルールなどが刷新されていく出来事が増えていく |
正義を重んじる | これまでの社会構造を根本的に変えるような出来事があちらこちらで再び動き出す |
もっと自由な働き方へ | 働き方や金銭の稼ぎ方の変容が起こる |
個人の真価が問われる | どんな状況になっても俯瞰して物事をみる目、冷静に考えて自ら行動する知性、許し受容する大らかさが重要 |
生き方のチェンジをする | 自分の人生や考え方やあり方を、自分で責任を持つことが今後の大事な鍵 |
我慢が強いられる | 不自由さや窮屈さを感じることになる |
ここから、詳しく解説していきます。
価値観の刷新
冥王星が15年ぶりにサイン移動したときのチャートでも2ハウスのカスプ上に冥王星がおり、豊かさと価値観が大変容するとお伝えしました。今回の順行になるときのチャートでも冥王星は2ハウスにあります。2ハウスは「経済、財政、景気、税制、資産、欲望、価値観」のお部屋です。
冥王星が順行に戻ることで、再び社会的な既存的価値観やルールなどが刷新されていく出来事が増えていくのでしょう。
2ハウスは所有を示すハウスなので、所有に関する概念も変わっていくのかもしれません。
貯金をしていることや物質的にたくさんのモノを抱えていることが豊かさではないと気づく人が増え、社会的に価値があるとされた概念が全く意味をなさなくなることもありそうです。
正義を重んじる
冥王星が逆行中は、本格的な冥王星水瓶座時代の前にもう一度古い社会や伝統的なルール、社会構造の在り方について見直しを促されるような事柄が起こっていました。もうこれまでのやり方は通用しないということが、あちらこちらから出始めています。某アイドル事務所の在り方や某中古車販売・買取会社などの不祥事もここに入るでしょう。
冥王星はギリシャ神話では、ハデスという地下世界の神で例えられます。冥界の支配者なので、恐ろしい神として知られていますが、正義を重んじる神様です。そのため、冥王星も生と死に関わり、物事を根本的に(底から)変えて消滅させてしまう力がある星とされています。
しかし、なんでもかんでも刷新するわけではありません。正義や正しさを重んじるハデスのように、不必要なことは消滅させ新しく始めるのです。
現状が悪いと根本的に根こそぎ変える!これが冥王星の力です。
冥王星が順行に戻り、これまでの社会構造を根本的に変えるような出来事があちらこちらで再び動き出すでしょう。そのときに長年の膿が出てくるような組織や団体、社会的事件もあるかもしれません。
もっと自由な働き方へ
土星が水瓶座を運行したコロナ禍の期間に働き方はかなり変わりました。フリーランスで働くことや副業をすることも少しずつ当たり前の世界になってきています。
また、リモートワークも普及したことで、台風などの自然災害が起こるときには、安全のためにリモートワークへの切り替えも増え、鉄道会社も早めの運休を決めることも多くなってきました。
冥王星が順行に戻り、水瓶座へ再びサイン移動するとき、再び働き方や金銭の稼ぎ方の変容が起こります。もっと働き方は多様化し、自由になります。
2023年10月から開始されるインボイス制度も働き方の変容として影響を受ける人もいるでしょう。海外の働き方や全く畑違いの分野の働き方を知って、そんなやり方もあるのか!と気づかされる人も出てくるかもしれません。
ここからさらに稼ぎ方の選択肢は多様化していきます。今回の冥王星逆行で、現状を根本的に見直さなければならなくなった人は、ここからさらに身を引き締めて変容の波に乗り、新しい時代の働き方や稼ぎ方へと前進していきましょう。
個人の真価が問われる
冥王星が順行になるときのチャートでは、基盤や土地を示すICに魚座の海王星がコンジャンクションしています。地震や台風、豪雨での水の災害や海でのトラブル、感染などに注意が必要な配置です。
物流や交通関係を示す3ハウスに魚座の土星があり、乙女座の金星と月にオポジションを形成していることから、それらの事象で我慢することや制限がかかることがあるでしょう。
日本の交通は時間通りに電車が来ることやいつも走っていることが当り前になっていますが、そうではないことに対応していく力が必要になってくるかもしれません。
また、物流関係でも当日に届くことや次の日に届くといったスピーディーな配達に慣れていますが、感染症の影響や自然災害の影響でスムーズに進まないことを体感することも多くなるかもしれません。
そんなとき、どう対応していくのかでその人の真価が問われます。
当り前や完璧に縛られると怒りに変わり他者に怒りの矛先を向けることになるかもしれません。どんな状況になっても俯瞰して物事をみる目、冷静に考えて自ら行動する知性、許し受容する大らかさがここから先の社会では重要になってくるでしょう。
生き方のチェンジをする
冥王星水瓶座の時代は「独立と責任」が大事な要素です。ここから、社会や大きなものへの依存から「解放」に向けて動きが活発になります。
この社会(個人規模だと会社や家族)に依存していてはダメだと気づく人が増え、マスメディアはじめ、大きな会社の広告、政治家の言葉、親やパートナーなどから独立していく流れが来るのではないかと思います。
今まで“絶対的だった存在”から独立し、生き方をチェンジしていく流れになります。依存し、他力本願で生きてきた人にとっては恐怖を感じることもあるでしょう。甘いおこぼれがなくなることもあります。
しかし、ここからの時代は他力本願や他責は通用しない世界になっていくのです。
それぞれが自分で考え、自分の足で立つ。
どのような考えであっても尊重し、それぞれ自分にあった環境を自由に行き来する。
それが水瓶座の目指す独立と平等です。
自分の人生や考え方やあり方を、自分で責任を持つことが今後の大事な鍵となるでしょう。
我慢が強いられる
今回の順行のチャートでも、2024年1月21日の冥王星が再び水瓶座にサイン移動するチャートでも、我々国民を示す月は土星とハードアスペクトを形成します。我々国民は、楽しみや喜びも我慢が強いられそうな配置です。
1月のチャートでは国を示す太陽と冥王星がタイトにコンジャンクションしてMCにカルミネートしているため、日本もしくは政府として大きな山場を迎えることになるでしょう。それに対して我々国民は、不自由さや窮屈さを感じることになるのかもしれません。
経済面でも他国や隣国に支援をすることや溶かしてしまうことが多そうです。
2.2023年の冥王星順行まとめ
2023年の冥王星順行のポイントは以下の6つでした。
- 価値観の刷新
- 正義を重んじる
- もっと自由な働き方へ
- 個人の真価が問われる
- 生き方のチェンジをする
- 我慢が強いられる
冥王星は逆行中に緩めていた「刷新」の手を本格的に始動させます。個人でも5月から悩んできたことへの答えや動きが出てくるときではないでしょうか。
トランスサタニアンの影響はちっぽけな我々にはどうすることもできません。
もし、あなたの周りで「変容」が起こっているのだとしたら、それに抵抗せず自然の流れに身を任せることが大事です。
変わりたかった!という人はここからしっかりと変わっていけるでしょう。冥王星の力を借りて、大きく変身していきましょう。
この記事は、Smjukのミッションステートメント、メディアポリシーを基に、以下の担当で作成しております。
- 執筆:Sumie
- 編集:Sumieのマネージャー