2025年9月22日 16:55頃
火星が蠍座に移動します。
火星は、行動力や活動、モチベーションやパワー、力、衝動や攻撃性、性的エネルギー、病気などを司ります。火星がサイン移動すると、その力の使いどころが変わります。
火星蠍座期間はどんな影響があるのか、何に注意すればいいのかなど火星が蠍座にイングレスするチャートも使用して解説していきます。
本題に入る前にお知らせです。
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1.2025年の火星蠍座期間の影響
火星は一つの星座を約43日で通過します。今回、火星が蠍座を運行する期間は2025年9月22日~2025年11月4日です。
以下は火星が蠍座にイングレスするチャートです。
※Free Horoscope Charts(プラシーダス法)を使用
ハードモード注意
火星が蠍座に入るとすぐに、水瓶座にある冥王星とスクエアを形成します。火星と冥王星のスクエアは、火星の行動、衝動、攻撃性、決断力が冥王星によって強制的に焚きつけられる形になるため、自らハードモードに投入しやすい状況を示します。
社会で、普段よりもハード目な火星(火、刃物、爆破、衝突)が関与する事件や事故が起こるかもしれませんし、個人でも仕事など「やりすぎ感」として出てくる可能性もあるでしょう。普段よりも挑戦的になったり、危険な賭けに出たり、強制的に決断を迫られる人も出てきそうです。
冥王星のスクエアは「へし折る」という形で出てくるため、やりすぎてケガをすることや危険な状況になること、事故に繋がることもあります。特に、この時期は車の運転には注意をしておきたいですね。
火星は体を動かしたり、スポーツをしたり、勝負をしたりするときに力を発揮する天体なので、強制的な力を暴力的な形で表さないために、筋トレで自分の体を追い込んだり、ゲームやスポーツで体や頭の筋肉を動かしたりするのがよいかもしれません。何事もやりすぎて体や生活のリズムを壊さないようにだけ注意しておきましょう。
冥王星は蠍座のルーラーでもあるので、破壊的な出来事が良い方向へ進む可能性もあります。規格外の衝動や行動力で突破できることもあるので、根本的に状況を変えたい人には良い時期になるかもしれませんね。
心がポキっと折れる
蠍座は「感情、共感、同化」の水のエレメントです。その蠍座に火星が入ると、「思い続けている心が力になる」という形になるため、この時期は恋愛や仕事も、執念で粘り強くアプローチしていく力を意識することが大事です。
しかし、火星が蠍座に入ると最初に冥王星とスクエアを形成するため、これまで思い続けていた想いがポキっと折れてしまうという場面に遭遇することもあるでしょう。強い想いや信念だけでは、どうにもできないことを目の当たりにして、自暴自棄になることもあるかもしれません。
2025年9月末までは、明確ではないことに挑戦せざるを得ない状況がやってきて、そこに四苦八苦しながら向かっていく人もいるでしょう。
2025年10月末~11月にかけては、逆行して魚座を運行している土星や海王星、蟹座の木星とトラインを形成するので、その頃に周りにいる人や誰かの優しさに触れ、2025年9月末に折れた心がふわりと回復する感覚を得ることができそうです。
執念や執着が終わりを向かえたとしても、必ず優しい手がやってくるので、心がポキっと折れてしまっても自暴自棄になって破壊的な行動をとることなく、自分自身を深く癒す期間にしていきましょう。
結束力が力になるとき
2025年10月半ばごろからは、蠍座の火星と水星、魚座の土星、蟹座の木星と水のグランドトラインを形成するため、その頃からは周りの人たちや仲間や家族との絆が強固になる予感です。
グループで一つのことを成し遂げる、家族や身近な人たちと気持ちを共有して共に行動する、社会の中で一致団結するなど、結束力が大きな力になる出来事が待っているでしょう。
この頃に、本当の仲間とは何なのか、本当の絆とは何か、本当に信頼できる人たちは誰か、などの見直しをすることもあるかもしれません。
水のエレメントは「まとまる力」を表します。小さなスイミーだけでは太刀打ちできなくても、信頼できる仲間となら大きな敵とも戦えるのです。
一人では前に進めなくても、誰かがいれば進めることもあります。
悩んだときや怖いときには、周りにいる人たちを頼りましょう。
また、この頃までに頼れる仲間を見つけておくことも大事です。
自分の想いを打ち明けることは難しいと感じることもあるかもしれませんが、信頼できる相手をしっかり見極め、相手と強い想いを共有してください。
粘り強く目の前のことに取り組め
火星が蠍座にイングレスした次の日は、秋分を迎えます。秋分から冬至までの新たなエネルギーの切り替えのときです。
そのときのチャートである秋分図では、Ascが乙女座で金星とコンジャンクションし、そこに蠍座にある火星がセクスタイルを形成しています。
秋分から3か月は乙女座の「分析、改善、整理」などがテーマであり、それを蠍座の火星が粘り強くアシストする形です。
秋分図では、風のエレメントが多く、風と火のカイトも形成されているので、新しい社会の理想に向けて少しずつ切り替わりが行われる形ですが、その風向きの変化に対応するためには、蠍座の「不言実行」が欠かせないということです。
不言実行とは、あれこれと言い訳や理屈を述べず、黙ってすべきことを行うことですが、この火星蠍座シーズンには、「とやかく言わずに目の前のことを黙々とおこなう」を意識しておくのがポイントになるでしょう。
この時期の状況を改善するためには、情報を深く観察し分析する力と粘り強く目の前のことを取り組む力が鍵となるので、素早く風向きに対応しながら、諦めない粘り強さを維持していってくださいね。
まとめに入る前にもう一度お知らせです。
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2.2025年の火星蠍座期間まとめ
火星が蠍座を運行する期間は、火星のパワーが発揮されやすくなります。
火星蠍座はマグマに例えられることが多いですが、その強力な力をどこに向けていくのかが、大事な時期となるでしょう。
粘着や執着として現れることもあるので、この時期のトラブルは長引くことが多くなります。特に、裏切りや嘘はご法度なので気を付けておきましょう。
また、冥王星とのスクエアも形成されるので、この時期には修復不可能な破壊が待っているかもしれませんが、冥王星は蠍座のルーラーなので、その破壊がよい方向へ進むこともあります。
規格外の衝動や行動力で突破できることもあるので、根本的に状況を変えたい人には良い時期になるかもしれませんね。
この記事は、Smjukのミッションステートメント、メディアポリシーを基に、以下の担当で作成しております。
- 執筆:Sumie
- 編集:Sumieのマネージャー