2025年3月20日 18:03頃
太陽が牡羊座に移動して、春分を迎えます。
西洋占星術では、太陽が牡羊座にイングレスしたこの日を1年の始まりとし、新しいエネルギーに変わる日としています。
春分を迎える日時のホロスコープである春分図は、その1年間のエネルギーを見るのに大切です。
春分図を読み、春分から1年間の流れを知り、遊びや仕事に活かしていきましょう。

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2025年の春分から1年間のポイントは、以下の5つです。
バランスと調整がカギ | 「自分と相手とのバランス・外交や社交術・調和・外への意識」が強調される |
手のつなぎ方を見直そう | 誰とタッグを組むのか、パートナーシップ、他者との関係について見直したり考えたりする人も多くなる |
情報で左右される世論 | 安易な情報に飛びつきすぎないように疑いの目を持つことが大事 |
共生するための見直しをする | 本と価値観の違う人たちと共生していくために、制度やかかわり方を見直して修正するような流れが出てくる |
夏に注目 | 新しいリーダーが誕生したり、新しい流れができたりする可能性がありそう |
この記事では、2025年の春分図を読んで、春分からの1年間の流れを読み解いていきます。
この記事の内容は動画でも解説しています。
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1.【2025年の春分図】春分のホロスコープから1年間のテーマを読む
2025年の春分(太陽が牡羊座にイングレスする日時)は、2025年3月20日 18:03頃です。
以下が、2025年の春分を迎えるとき(太陽が牡羊座にイングレスするとき)のホロスコープです。これを春分図と呼び、春分から1年間の流れを読んでいきます。
春分図はその国の1年間の流れを読むため日本の首都「東京」で、ハウスシステムはプラシーダス法を使用してホロスコープを作成しています。
2025年の春分図の主な特徴は以下の通りです。
バランスと調整がカギ
2025年の春分図はAscが天秤座ということもあり、「自分と相手とのバランス・外交や社交術・調和・外への意識」が強調されます。
天秤座は活動宮で風のエレメントです。Ascが活動宮にある場合は、事象は素早く発生し、勢いがある一年になるとされるため、基本的に日本の一年間に起こる事象は短期的なものが多い年となり、風は情報や知性、交流を表すので、情報や人との交流も勢いのあるものとなるでしょう。
2025年は、3月30日には海王星が牡羊座へ、5月25日には土星が牡羊座へ、7月7日には天王星が双子座へ移動するという切り替わりの年です。
新しい時代の流れがやってくるので、その流れや素早く変わる風の向きをキャッチして乗っていくことがポイントです。
夏至図と秋分図ではAscが乙女座であるため、夏から冬にかけては、日本の事象はコロコロと変わりやすく、乙女座の「調整・分析・改善」が強調されることになります。活動宮や柔軟宮などの行動や変化が強調される年となるからこそ、その流れに巻き込まれるのではなく、自ら風を操るくらいの心構えが必要になるでしょう。
すぐに風向きが変わる風に乗るには軽さが必要になります。古いものと新しいもの、地上と空、わたしと相手、どちらかに強く偏ってしまっていては、片側が重たくなりすぎて風向きが変わったときに対応しきれないかもしれません。
この一年は、日本の事象も自分の身の回りに起こる事柄も、ググっとのめりこむのではなく、幾分かの余裕をもって眺めるようにしていくと、強い風に巻き込まれるのではなく、風に乗り上昇できるのかもしれませんね。
手のつなぎ方を見直そう
2025年の春分図は、政府を示す太陽が7ハウス、チャートルーラーの金星も7ハウス、交渉や通信を示す水星も7ハウスにあり、7ハウスの「外交関係、人間関係やパートナーシップ、結婚などの契約ごと、コラボや協同、ライバルや敵対国」などが強調される年となります。
水星と金星は逆行しているので、外交関係や条約、合意事項などの見直しがされる可能性があります。例えば、日本とアメリカの間にもさまざまな合意事項がありますが、日本が武力攻撃を受けた場合にアメリカは日本を守る義務を負うとされる日米安保条約、米軍関係の協定である日米地位協定などの改定の議論が活発になるかもしれません。
これは、日本全体の潮流にもなるので、大企業同士での協同事業の開始や見直しなども多くなりそうです。個人でも、誰とタッグを組むのか、パートナーシップ、他者との関係について見直したり考えたりする人も多くなるでしょう。
また、現在日本でも夫婦別姓、親権の問題、同性婚などの問題が取り上げられていますが、結婚などの契約ごとに関しての制度の見直しの議論も活発化し、より公平で柔軟な制度を目指す方向へ進むかもしれません。
情報で左右される世論
政府を示す太陽と一般国民や大衆を示す月が昨年に引き続きトラインであるため、2025年も少しずつ同じ方向を向いて動いていけそうです。
2024年の春分図では、自分たちの内側から湧いて出てくるものを無視せず、我々国民の声を聞け!我々の状況はこうなのだ!と大きくアピールしていくような年となるのかもしれません。とお伝えしましたが、その声が大きくなったことにより、選挙でも一野党が飛躍し、与党が大きく議席を削る形になりました。そこから103万の壁などの議論もなされることになりましたね。
2025年の月は冒険と哲学のサインである射手座にあります。行動の自由をモットーとするサインなので、同じ繰り返しを生きるのではなく、次の可能性へ好奇心旺盛に冒険の扉を開いていくような流れが出てきそうです。
月は3ハウスにあるので、マスメディアや通信、宣伝に影響されることになります。2024年もSNSなどで選挙の局面が大きく変わりました。そのため、今年の選挙では昨年よりも各党がSNS戦略をしてくるでしょう。
しかし、SNSは誤った情報や意図的な歪曲が拡散しやすく、エコーチェンバー現象やフィルターバブルなどの影響により情報の偏りが強くなってしまう問題も多く発生しているので、安易な情報に飛びつきすぎないように疑いの目を持つことが大事です。
10ハウスのルーラーが3ハウスにあるので、政府側の立場に立てば、どれだけSNSを活用できるか、AIやデジタルを用いて情報を収取し届けることができるかが、明暗をわけることになるでしょう。今まで届きにくかった声を届けることもできるので、小さな声を拾ってうまく活用してほしいですね。
月も太陽も冥王星とセクスタイルを形成しているので、古い価値観や既存の概念から脱却して新しい方向性を見つけていくチャンスになりそうです。
月は7ハウスにある逆行中の水星と金星とトラインを形成しているので、SNSのやり取りやリアルの交流などの見直しを行い、自分がより自由に楽しめる手段を模索する流れが出てきそうです。もしくは、諸外国の発言が、日本の国民にとってよい流れをもたらすのかもしれません。
共生するための見直しをする
2025年の春分図では6ハウスに困難と制限、課題を示す土星が入り、10ハウスにある火星と8ハウスの天王星とで小三角を形成しています。
6ハウスは「雇用、労働争議、医療衛生、食糧生産問題、自衛隊や軍隊」などの部屋であるため、それらのことに対して政府は取り組みを強化せざるを得なくなるでしょう。それによって税金の使い道や在り方も変化するようです。103万の壁の引き上げも2025年からなので、この配置にあたるかもしれませんね。また、災害対策や備蓄、支援などにも力を注ぐことになりそうです。
アメリカではトランプ大統領での新体制になったことから、軍事に関してや関税に関しても大きく変わるので、防衛費の増額や食料自給についても早急に進めていくことになるでしょう。
6ハウスには海王星も入っているので、2025年も引き続き海王星が示す「感染、薬品、未知のもの」には注意が必要でしょう。ウイルス感染の蔓延や医薬品が手に入りにくいなどの混乱もありそうですが、一般の人々がそれらに大きく影響を受けることはなさそうです。
2025年度の税制改正大綱で外国人旅行者向け免税制度の見直しが公表されましたが、7ハウスには太陽、逆行している水星や金星が入っているので、政府はさらに外国人労働者の受け入れ強化や経済でもインバウンド消費を狙う方向へ進んでいくでしょう。
2024年にも訪日外国人旅行者の問題や移住者の問題が出てきていましたが、日本と価値観の違う人たちと共生していくために、制度やかかわり方を見直して修正するような流れが出てくる可能性もあるかもしれません。
夏に注目
2025年の春分図でも海王星と土星は近くにありますが、コンジャンクションとするにはオーブが広いです。2025年の夏至図になると、土星も海王星も牡羊座に移動し、タイトにコンジャンクションしています。秋分図では土星が魚座に逆行しながら戻り、再び土星と海王星が重なるのは2026年2月ころからです。
そのため、2025年の夏至から秋分にかけて、新しいリーダーが誕生したり、新しい流れができたりする可能性がありそうです。7月~8月ころには、土星とトランスサタニアンが小三角を形成するので、ここで2026年からの世界的な雰囲気を垣間見ることになるでしょう。以下は夏至図です。
海王星は夢や理想、曖昧さや未知なものを表し、土星は現実や責任、課題などを表します。この2つの天体が重なることで夢や理想を現実化することができるので、ここから新しい未来のビジョンに向けて運動がおこり、現実的に政治的な政策が変わる場面を目の当たりにするかもしれません。もしくは、例えば仮想空間を実際にあるように見せたり、イメージ力が五感に影響を与えたり、海王星の目に見えないものや未知なものを現実化していくプロセスをここから感じ取ることができるスタートになるかもしれません。
海王星は境界線をなくす天体なので、自分がどの位置に立っているのか、どこに向かっているのかわからなくなることが多くなります。牡羊座に入るため、個人レベルでも、新しいリーダーを求めたり、新しいキャリアを求めたりするケースが出てきますが、ただ妄信的に新しいことやヒーローのような人を追い求めないように注意が必要です。土星の現実感覚を忘れないように、地道にチャレンジしていけるように何事も取り組んでいく姿勢が求められるでしょう。
海王星の理想と土星の現実との引っ張り合いで、キラキラした理想や夢を追いかけるものの、見て見ぬふりをしてきた現実とも向き合わないといけなくなるため、幻滅したり目が覚めたりする現象をもたらす可能性もあります。しかし、幻滅したり、幻想から目覚めたりしたときこそチャンスになるので、しっかりと目の前の現実を見て腐らずに地道に何度もチャレンジしていきたいですね。
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2.2025年の春分図まとめ
2025年の春分図からの1年のポイントは以下の5つです。
- バランスと調整がカギ
- 手のつなぎ方を見直そう
- 情報で左右される世論
- 共生するための見直しをする
- 夏に注目
2024年は根本的な改革が鍵の一年とお伝えしていましたが、政治やエンタメ業界、広告業界など、大きく変容した一年となりました。物流問題や司法制度の問題なども2024年の春分図が示した通り、いろいろな議論が巻き起こりましたね。
また、秋に流れが変わるともお伝えしていましたが、秋の選挙から日本も少しずつ流れが変わってきたように思います。11月にはアメリカでもトランプ氏が再選を果たし、2025年の春分図が示すように、ここから外交政策など日本もいろいろと変わっていかざるを得ない状況になるでしょう。
2025年~2026年にかけては、海王星や土星、天王星がサイン移動をするため、社会の雰囲気が変わっていくことになります。新しいエネルギーに向けて、個人でも「自分にできること」「やりたいこと」を積極的に取り組んでいきたいですね。夢や理想を形にするチャンスがやってきているので、高嶺の花であったとしてもチャレンジする勇気をもって進んでいきましょう。
素敵な一年になりますように。
この記事は、Smjukのミッションステートメント、メディアポリシーを基に、以下の担当で作成しております。
- 執筆:Sumie
- 編集:Sumieのマネージャー