2025年版！射手座新月の影響や意味

2025年12月20日 10:44頃
射手座（人馬宮）で新月を迎えます。

射手座は「未知のモノを追いかける」サイン。2025年最後の新月は、苦手なものを追いかけるのにピッタリな時間となりそうです。

ここから、2026年のスタートを前に、どのように過ごすとよいのか、何に気を付けてスタートさせるとよいのかを、新月図と共に読み解いていきます。

今回の射手座新月のポイントは以下の4つです。

次の可能性へ向かって	未来の希望や可能性に静かにイメージを広げながら準備する時間にしてみるのがよい
試行錯誤が新しい世界の光になる	少し斜めの視点から見てみることで面白いヒントが見つかる
葛藤は魂の筋トレ	周りや社会のためになる行動を選ぶこと、自分で決めたことに責任をもって向き合うことがテーマ
浮足立つ季節に地に足つける	楽しむときは楽しみながらも地に足をつけることを忘れずに過ごしたい

この記事では、2025年の射手座新月の新月図から、4週間の影響を解説していきます。

この記事の内容は動画でも解説しています。

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１．2025年の射手座新月の影響や意味

月の満ちが始まるときの月が新月です。西洋占星術では、浄化・はじまり・可能性・夢を意味します。

また、新月になる時のホロスコープが新月図です。新月図では世相を読むマンデン占星術を使って、その日から4週間の社会の動きやテーマを読み解いていきます。ここでは、日本の首都である「東京」で、プラシーダス法を用いてホロスコープを出しています。

今回の新月は、2025年12月20日 10:44頃に起こります。以下が今回の新月図です。

※Free Horoscope Chartsを使用

今回の新月図の特徴は以下の通りです。

次の可能性へ向かって

射手座は「未知なるものへ向かう」サインです。この新月は、まるで冒険のはじまりのような「未知へのスタート」を告げています。しかも今回は金星が寄り添っているため、心がときめくような楽しげな空気がそっと寄り添っています。

この新月が起こるのは、社会的な活動やキャリア、野心を象徴する10ハウスです。この新月期間では、社会での役割や方向性において次の可能性へと動き出すときになるでしょう。

しかし、新月は土星と海王星とスクエアの関係になっています。
「動き出したいけれど、自信がない」「目標がぼんやりしていて不安」
そんな心の揺れを映し出しているようです。

未来に向かってポジティブに進みたい気持ちはあるのに、その道筋がはっきりしないことで足がすくんでしまう。あるいは夢に向かって勢いだけで走り出してしまう、そんな可能性もあります。

特に今回は海王星の影響が強く出ているため、まずは霧のような迷いに包まれ、そのあとに土星の現実的な不安やプレッシャーと向き合う流れになるかもしれません。

だからこそ今は無理に動こうとせず、未来の希望や可能性に静かにイメージを広げながら準備する時間にしてみるのがよいかもしれません。「こうなりたいな」という未来への願いを否定せず、過度に期待しすぎず、そっと大切に温めるようなスタートにしていきましょう。

試行錯誤が新しい世界の光になる

今回の新月は、逆行中の天王星とタイトにインコンジャンクトを結んでいます。この配置は、まるで修行や訓練のような関係性です。新月が、天王星のもたらす変化に対して、工夫を重ねながら応えていく流れを描いています。

だからこそ、この新月には「どうすれば新しいものを生み出せるだろう？」そんな創造への意欲が、静かに活路を見出していくでしょう。

仕事の進め方、キャリアや肩書き、これからの方針、どれも「今まで通り」ではなく、もっと自由でもっと自分らしい世界を見つけるための工夫や訓練が求められています。

たとえば、こんな工夫がヒントになるかもしれません。

最初はぎこちなく感じるかもしれませんが、試行錯誤を重ねるうちに、それは自分の自然なスタイルになっていくでしょう。

この新月では、これからの方針やキャリア、社会的な役割について、少し斜めの視点から見てみることで面白いヒントが見つかる可能性があります。

「ちょっとやりづらいな」「苦手かも」「興味ないな」ということを積極的に取り入れ、それを自分のものにしていくためのスタートにぴったりの新月です。

葛藤は魂の筋トレ

今回の新月は、土星と海王星との間に葛藤の配置が生まれています。そして、新月のサビアンシンボルは、射手座の29度「芝を刈る太った少年」です。これは、射手座の理想や知恵から次の山羊座の現実社会へと歩みを進めるときに生じる切り替えの葛藤を象徴しています。

射手座は「自由」を、山羊座は「社会の役に立つこと」を象徴するサインです。この新月では、自分の求めている理想や自由のためだけに動くのではなく、周りや社会のためになる行動を選ぶこと、自分で決めたことに責任をもって向き合うことがテーマとなります。

責任を放り出したくなる瞬間もあるかもしれません。現実離れした理想に心を預けたくなることもあるでしょう。

見て見ぬふりをして、逃げたくなる気持ちも湧いてくるかもしれません。
気持ちに体がついていかず、自暴自棄になることもあるかもしれません。

しかし、それらの迷いや葛藤を否定する必要はありません。むしろ、その揺れを乗り越えることで大きな力が育っていく新月なのです。

そんなときこそ、自分の中にある知識や知恵を頼りに現実的なプランを描く一歩を踏み出してみましょう。理想と現実の間で揺れる心を未来への力に変えていく。そんな新月のはじまりになりそうです。

浮足立つ季節に地に足つける

この新月図を見たとき、最初に感じたのは「ちょっと浮足立っているな」という印象でした。

Ascは魚座、1ハウスには土星と海王星が並び、射手座にはステリウム。
不動宮の天体は、天王星と冥王星のみ。

どこか、地に足がついていないような雰囲気が漂っています。

年末年始に向かうこの時期、季節の流れに身を任せて、心がふわりと浮いてしまうこともあるでしょう。海王星が新月にタイトなスクエアを形成しているため、お酒や快楽に引っ張られて、現実を見失ってしまう人も出てくるかもしれません。あるいは、気のゆるみから体調を崩すことや、感染症にかかってしまう可能性もありそうです。

さらに、金星と土星のスクエアは自由な楽しみが制限されたり、ルールに縛られて息苦しさを感じたりする場面を示唆しています。その後に続く海王星とのスクエアがあるので、土星で我慢したぶん理想や空想に心を奪われ、夢うつつになりすぎないよう注意が必要です。

この新月の二日後には冬至を迎えます。冬至図では、3〜4ハウスに天体が集中しており、テーマは「基盤固め」。だからこそ、この新月期間も楽しむときは楽しみながらも地に足をつけることを忘れずに過ごしたいところです。

迷いが生まれやすい時期でもありますが「まあ、なんとかなるでしょ」と楽観的に流すのではなく、誰かに相談したり、今の状況をしっかり把握したりして慎重に進んでいきましょう。

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まとめに入る前にもう一度お知らせです。

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２．2025年の射手座新月のまとめ

今回の射手座新月のポイントは以下の4つでした。

今回の新月は少しふわふわした印象があります。年末年始の華やかな空気に包まれながら、つい羽目を外してしまいそうになる場面もあるかもしれません。飲み会やイベントなど、楽しい時間が増えるからこそ、自分の軸を忘れずに。

新月図では、10ハウスに天体が集中しています。この配置は「政府」「首相」「国会」「権力者」「裁判官」など、社会的な立場や仕組みに関するニュースが注目されやすいことを示しています。

私たち個人としては、国に対する夢や理想を描きながらも、子どもとの時間、レジャー、投資、エンタメやスポーツなどに意識が向き、盛り上がっていく流れになりそうです。

2025年最後の新月ですが、ここで無理に目標を決める必要はありません。次への理想をそっと掲げながら、目の前のことに丁寧に向き合い、自分の心と体を労わる時間にしていきましょう。

2026年の目標を立てるのは、年が明けてからがおすすめです。特に、2026年1月10日前後にはより広い視点で未来を見渡しながら、目標を描くことができるでしょう。

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この記事は、Smjukのミッションステートメント、メディアポリシーを基に、以下の担当で作成しております。

• 執筆：Sumie
• 編集：Sumieのマネージャー