西洋占星術における5ハウスの意味 ～ホロスコープの5室に天体が多い場合（ステリウム）、ない場合の読み方あり～

ホロスコープを使用し、個人の性質や得意なこと、課題などを読んでいく西洋占星術、星座や天体と違って、「ハウスって少しわかりにくい」という方も多いと思います。

また、ホロスコープのある特定のハウスに天体が多い場合はどうなるの？　天体がない場合はどう読むの？　と不安に思う方もいるでしょう。

西洋占星術における5ハウスの意味とは、以下の3つと考えています。

創造の部屋	その人がどのような創造性を持ち、自分自身を表現していくのかがわかる
愛の部屋	どのように他者を愛するのか、どのように特別な存在になるのかなど愛の自己表現を示す
投機の部屋	目的がある株式や投資ではなく、偶然に任せるようなものと関連する

また、ホロスコープの5ハウスに天体が多い場合とない場合は以下のように読んでいきます。

5ハウスに天体が多い場合	「創造・表現・遊び・子ども」といったものに関してエネルギーをたくさん注ぐ
5ハウスに天体がない場合	自己表現をして自己を満たすことや、何かを創り出すことに力を注ぐ人生ではなく、別の場所を重視してエネルギーを注ぐ

このように、この記事では、西洋占星術における5ハウスの意味、ホロスコープの5ハウスに天体が多い場合や、ない場合の読み方について詳しく解説していきます。

5ハウスと12星座の関係、5ハウスと10天体の関係についても書いていますので、ぜひ最後までご覧ください。

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１．西洋占星術における5ハウスの意味は「創造の部屋」

西洋占星術では、以下のように5つの要素を解釈していくことがホロスコープの基本的な読み方となります。

例えば5ハウスに牡羊座の太陽がある場合、「太陽（なりたい自分像）が牡羊座（開拓精神がある）のように、5ハウスの場面（創造・あそび）で〇〇になる」という形になります。

ハウスは、地平線と黄道の交点の東側であるAsc（アセンダント）を起点として黄道を12分割した区画です。また、その12分割したハウスを3つのグループに分け、以下のように解釈できます。

アンギュラーハウス	・1ハウス ・4ハウス ・7ハウス ・10ハウス	Asc、MC、Dse、ICに位置するハウスで、最も重要
サクシーデントハウス	・2ハウス ・5ハウス ・8ハウス ・11ハウス	アンギュラーハウスの性質を深化、定着させる
カデントハウス	・3ハウス ・6ハウス ・9ハウス ・12ハウス	サクシーデントハウスで定着させたものを進化させる

ここから、Ascから数えて5番目のハウスでサクシーデントハウスの一つである、5ハウスの意味を詳しく解説していきます。

創造の部屋

5ハウスは「創造・自己表現の部屋」です。

一つ前の4ハウスで、心の拠り所で安心を得たあと人は、自信をもって自分の個性を発揮しはじめます。兄弟や家族の真似ではなく、新しいものを自ら作りだしていく、それが創造です。

5ハウスにある天体や5ハウスのカスプ（4ハウスと5ハウスの境界線）上の星座を読み解くことで、その人がどのような創造性を持ち、自分自身を表現していくのかがわかります。

音楽や芸術、新しい考えやオリジナルな表現を文章や言葉で表すこと、創作料理や演じることかもしれません。その人がどのようなジャンルで自己承認を満たしたいのかを読み解いていくことができます。

新しいものを生み出すという意味では、「子ども・妊娠・出産」とも関連しています。このハウスを読むことで、妊娠や出産の状況、生まれてくる子どもの状態などを読み解いていきます。

このハウスは、他者からではなく、自分の内から湧き出てくるものを創り出す、オリジナリティを示すハウスなのです。

愛の部屋

5ハウスは「恋愛・ロマンス」と関わるハウスです。私は「愛する部屋」と呼んでいます。

このハウスは、恋愛ができるか、人に好かれるのかを見るのではなく、どのように他者を愛するのか、どのように特別な存在になるのかなど愛の自己表現を示しています。

また、この部屋は「歓喜や楽しみ」を表す部屋でもあるため、娯楽や趣味、遊びや楽しみ、休日を示し、その人がどんなことに喜びを感じ、生きている実感を得られるのか、どのようなことが楽しいのか、何に魅力を感じるのか、どのように取り組むのかを読むことができます。

投機の部屋

5ハウスは、運に任せるような「投機・ギャンブル」に関するハウスです。

競馬などのスポーツの賭け事や宝くじなど、仕事や資金管理、資金調達などの目的がある株式や投資ではなく、偶然に任せるようなものと関連します。

このギャンブルは、実際の意味でのギャンブルでもありますが、人生を冒険するという意味も含まれるため、このハウスに天体がある人は、自分の思いこみをどのくらい人生に投影できるのか、自分を信じる勇気を出せるのかがポイントになります。

また、この部屋は「レジャーや産業、スポーツ」に関わることや場所とも関連します。スポーツの祭典や競技場、観光、あらゆる娯楽の場も示すため、このハウスに天体が多い人は、それらの場所と密接に関わっている可能性があります。

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なかなか概念が理解しにくいハウスですが、まずはアセンダントから理解していくことが大切です。

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間違えると正しくホロスコープを表示できないハウスシステムや、12ハウスそれぞれの特徴が覚えやすくなる12星座との関係性についても伝授します。

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２．ホロスコープの5ハウスに天体が多い場合（ステリウム）、ない場合の読み方

ホロスコープ上のハウスは12区画ありますが、主要な天体は10天体しかありません。ホロスコープによっては、天体が多く固まるハウス、全く天体が入っていないハウスなど、偏りが出てくることもあります。

ここからは、天体が多くある人と、ない人の読み方・解釈の仕方を解説していきます。

5ハウスに天体が多い場合（ステリウム）

5ハウスに天体が集中している（天体が3つ以上ある）ということは、ハウスのステリウムとなります。今回の人生にとって5ハウスの領域がかなり重要であるということを示します。

どの天体が入り、どのようなアスペクトを形成しているかで変わりますが、今回の人生で良くも悪くも5ハウスが示す「創造・表現・遊び・子ども」といったものに関してエネルギーをたくさん注ぐことになります。

個性について悩み模索したり、自己表現の仕方を研究したり、何かを創り出すことに時間を費やしたり、子どものことに関しての問題と向き合わなければならないこともあるでしょう。

5ハウスが強調されている人は、自分の趣味や好きなことをする時間を大切にし、それを仕事にする人も多く、人生をどれだけ楽しめるかが鍵となるでしょう。また、自分の人生をかけて、創造物や恋愛にエネルギーを注ぐかもしれません。

5ハウスの天体を最大限にいかすことで、自分なりの表現やクリエイティビティに辿り着き、自分だけの個性を発揮できるでしょう。

5ハウスに天体がない場合

5ハウスに天体がない場合は、「個性がない、恋愛ができない」ということではありません。

この人生において、5ハウス的な領域は大きく悩んだり、特別に時間を注いだりするのではなく、そこまで重視しない（当たり前に進む）ということです。

自己表現をして自己を満たすことや、何かを創り出すことに力を注ぐ人生ではなく、別の場所を重視してエネルギーを注ぐ人生ということです。

それでも、自分がどのような表現をするのか、何を楽しむのか、どのように他者を愛するのかを知りたい場合は、以下のように読んでいきましょう。

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３．ホロスコープ上での5ハウスと各天体の関係

5ハウスにある天体を読むことで、その人の自己表現や創造性に関して何が重要なのか、愛することや楽しむことに天体たちがどう影響しているのかが分かります。

5ハウス×月☽

月は「感情・習慣・無意識」を司る天体なので、月（感情や習慣）が5ハウス（創造・自己表現・あそび・子どもなど）の場面で発揮されます。

5ハウスに月がある人は、趣味や遊びなど好きなことをしている時間を持つことで、心の安定を確保する人です。

自分の中の感情を吐き出すために、何かを創り出すことや遊びやスポーツに没頭することがあるでしょう。子どものように生き生きと遊ぶのが得意で、愛嬌があるため、周りからは好かれやすいですが、熱中するものがないとすぐに飽きてしまうのも特徴でしょう。

「情」を大切にして、好きな人や好きなモノと関わるため、お世話や相手に尽くすような関わり方で愛を示すでしょう。

月が他の天体とハードアスペクトを形成していると、感情の起伏が激しくなり、趣味や恋愛も移り変わりが激しくなることもあるかもしれません。

5ハウス×水星☿

水星は「思考・知性・言語能力」を司る天体なので、水星（思考や知性）が5ハウス（創造・自己表現・あそび・子どもなど）の場面で発揮されます。

5ハウスに水星がある人は、言葉や文字を使って何かを生み出し自らを表現することを得意とします。読書や文学などで知識を得る、将棋やチェスなど、知的な趣味やゲームを好む傾向もあるでしょう。

この水星の能力は、愛する人へも発揮されるため、恋愛でも感情だけでなく、言葉を大切にし、時には駆け引きをして、自分の魅力をアピールすることもあるでしょう。

子ども関連で教える仕事に就くことや、レジャーや娯楽施設のキャストで活躍したり、舞台や演技のシナリオを書いたりする仕事に就く可能性もあります。

また、水星はタイミング力を司るので、うまく使いこなすと運気のベストタイミングを掴み、投機ごとに関して力を発揮することがあるかもしれません。

5ハウス×金星♀

金星は「価値観・美意識・愛・喜び・豊かさ」を司る天体なので、金星（価値観や喜び）が5ハウス（創造・自己表現・あそび・子どもなど）の場面で発揮されます。

5ハウスは遊びや趣味、愛することを示し、金星も愛や楽しさ、喜びを示す天体であるため、金星にとって5ハウスは居心地のよい場所と想像することができます。

5ハウスに金星がある人は、趣味やレジャー、遊びなどを通して喜びや楽しみ、豊かさを味わっていく人です。また、芸術やアート、ファッションなど自分の美的感覚をうまく表現し、魅力に変える力があるでしょう。

愛する豊かさを知っている人なので、多くの恋愛やロマンスを楽しむ可能性もあります。子どもができるとその愛を子どもに注ぎ、子どもが生きがいとなる人もいるかもしれません。

金星は、嫌悪感も表しますが、遊びや趣味の時間が確保できない、自由に自分の好きを表現できない環境では、創造する力が衰えてしまうでしょう。また、金星にハードアスペクトがある場合は、自分の好きだけを求め、快楽や贅沢に引っ張られてしまうこともあるので、自制する力を養っていく必要があるかもしれません。

5ハウス×太陽☉

太陽は「なりたい自分像・人生の目的・意識的な行動」を司る天体なので、太陽（人生の目的や意識的な行動）が5ハウス（創造・自己表現・あそび・子どもなど）の場面で発揮されます。

5ハウスに太陽がある人は、自分の中にある「好き」を創造し、世の中に表現することが目的となるため、趣味を仕事にしたり、何かを自分で創り出したり、クリエイティブな分野で活躍したりする可能性があります。その他には、レジャー産業やスポーツ、舞台やイベント関係、子ども関係などと関わる人もいます。

5ハウスは、どれだけ自分を信じ、そこに思い込みを投資できるかが大事です。ここに太陽がある人は、人生の中で少しずつ「自分を信じること、人生を楽しむことの大切さ」を見出していくでしょう。

自分らしさを出して、舞台俳優のようにスポットライトに照らされるような人生を目的とするため、人に注目されるようなことに挑戦することもあり、平凡な人生よりもドラマチックな人生を求めます。

そのため、目立つので、人気運もありますが、天狗になってしまうこともあるでしょう。自分一人では、舞台は成立しないという謙虚な気持ちを常に持っておくことを忘れずに。

5ハウス×火星♂

火星は「行動・衝動・エネルギー・トラブル」を司る天体なので、火星（行動やトラブル）が5ハウス（創造・自己表現・あそび・子どもなど）の場面で発揮されます。

5ハウスに火星がある人は、趣味や遊びに関しても競争心が強く、レジャーやスポーツにパワーを使う人です。休日も家でじっとしているより、体を動かしている方がパワーチャージされるかもしれません。祭りやイベントごとに積極的に参加する人も多いでしょう。

そのため、スポーツなどの勝ち負けが決まる仕事、ハードに体を使う仕事、スリルが味わえるような投機的な仕事に就く可能性もあります。

火星は行動を示すため、愛するものを獲得するために全力を尽くします。快楽を求めてエネルギーを外側に出していくため、ドラマチックな恋愛も経験しますが、後先考えずに行動してしまい、自己満足で終わってしまうこともあるでしょう。

火星はトラブルを示す天体でもあるため、5ハウスの事柄でリスキーなことに衝動的に飛び込む性質もあります。子どものことに一生懸命になり過ぎたり、スポーツや恋愛などでスリルを味わおうとしてトラブルを起こしたり、ケガをしたりしないように注意が必要です。

5ハウス×木星♃

木星は「拡大・発展・向上・誠実」を司る天体なので、木星（拡大や発展）が5ハウス（創造・自己表現・あそび・子どもなど）の場面で発揮されます。

5ハウスに木星がある人は、自己表現や創造することに関して、木星の発展や拡大の影響を受けるため、自分の中にあるものを世の中に表現することを自然と楽しめる人です。
クリエイティブな活動や自己表現をすることで、社会的な発展が見込まれるので、趣味からはじめてもいいので、何らかの創作活動（イラスト、漫画、執筆、音楽、芸術など）を行うとよいでしょう。

木星の力は、5ハウスの示す「趣味・恋愛・子ども・遊び」も広げていくため、趣味や恋愛を多く楽しめたり、子どもを多く授かったりすることもあります。

木星は援助者を示すので、創作活動や俳優やエンタメ業界を支援する事業をすることや、創作活動を通して援助者が現れやすいとも読めます。どのような援助をするのかは、木星のサインで判断するとよいでしょう。

木星は、関わったハウスを見境なく拡大していく天体であるため、ときに「やりすぎ傾向」が現れるかもしれません。5ハウスの事柄に関して、何でもかんでも広げ過ぎて収集がつかなくならないように注意をしておきましょう。

5ハウス×土星♄

土星は「制限・抑圧・試練・安定・安心」を司る天体なので、土星（制限や試練）が5ハウス（創造・自己表現・あそび・子どもなど）の場面で発揮されます。

5ハウスに土星がある人は、自分の好きなことや趣味に時間を使うことを苦手とする傾向があります。趣味や遊びでも仕事に繋がるようなものを取り入れてしまう、恋愛でも自分の好きをうまく表現できないため、苦手だと感じる場面も多くなる可能性があります。

土星のあるハウスは、課題ポイントではありますが、苦手なことも向き合いながらコツコツとやっていくことで安定へと繋がります。

自分を表現することや、自分の好きを大切にすること、人生を楽しむことなど、時間をかけながら取り組んでいくことで、その歩みがその人にしかない持ち味となり、それが社会で認められることになります。

伝統技術や時間をかけて作品を創り上げるような趣味や仕事とご縁があるでしょう。また、趣味やレジャー、自己表現する場所、恋愛の場面で年の離れた人と出会うことや先生のように厳しいながらも人生を教えてくれるような人との出会いも待っています。

5ハウス×天王星♅

天王星は「革命・独立・オリジナリティ」を司る天体なので、天王星（革命や独創性）が5ハウス（創造・自己表現・あそび・子どもなど）の場面で発揮されます。5ハウスの事柄に関して、常識に囚われないことが、個性を発揮する近道になります。

天王星は独創性を示すため、人とは違う趣味や表現方法を好み、そこから斬新なアイデアがもたらされる可能性があります。休日もいつも同じ過ごし方をするよりも、常に変化を加えた過ごし方を楽しむ人でしょう。

ロボットやドローン、IT関係、PC、電波など未来のテクノロジーを使った趣味を好む傾向もあります。

5ハウスに天王星があると、趣味やあそび、恋愛に変化が多くなります。好きなものや愛するものに関しては、突発的に好きになり、急に冷めるということを繰り返すかもしれません。自由に愛したいという思いがあるため、世間一般でいう“普通の恋愛の形”からは外れてしまうこともあるでしょう。

型にはめられた恋愛や依存的な恋愛は窮屈に感じるので、自由に自分の好きを追求できる環境や恋愛を求めていくでしょう。

5ハウス×海王星♆

海王星は「夢や理想・曖昧さ・神秘的なもの・芸術」を司る天体なので、海王星（理想や曖昧さ）が5ハウス（創造・自己表現・あそび・子どもなど）の場面で発揮されます。

5ハウスに海王星がある人は、好きなものに関して理想や夢をみるタイプです。

そのため、恋愛や相手に理想を投影するため、理想像が高すぎて現実を見るとガッカリしてしまうことも多くなります。また、自分が好きであるということを表現することに酔う傾向があるので、恋愛や快楽に陶酔し、自己犠牲的になることもあります。

海王星の夢や理想が、芸術や音楽、ダンスやエンタメ業界など創造する世界で発揮されると、関わる人たちにも夢を魅させ、それに酔わせる力を持つため、人気になることがあるでしょう。

海王星は、関わったハウスに関して曖昧にしてしまうため、海王星に関わるようなお酒、薬、たばこ、嗜好品、占い、神秘的なこと、宗教などの喜びに溺れすぎないように注意が必要です。カメラや映像、ガラスなどの趣味を持つと、イマジネーションが活性化され、楽しい時間を過ごすことができるでしょう。

5ハウス×冥王星♇

冥王星は「破壊と再生・強制的な変化・深い力・支配」を司る天体なので、冥王星（破壊と再生、支配力）が5ハウス（創造・自己表現・あそび・子どもなど）の場面で発揮されます。

5ハウスに冥王星がある人は、恋愛や子どもに関すること、創造することで今までの状態がひっくり返るような大変化が起き、人生が大きく変容する体験をする傾向があります。

大恋愛をして、人生が大きく変わるかもしれませんし、子どもや妊娠出産を通して生死と関わることで人生や価値観が大きく変わる人もいます。支配欲や閉鎖的な傾向も出るため、依存心や束縛が強くなり過ぎるかもしれません。

冥王星のパワーは0か100かと極端になりやすいので、創造の世界に入り込んで現実や世間から逸脱してしまうほど没頭する人もいるでしょう。その底知れぬパワーで深いこだわりの作品を生み出す人もいます。

投機的なことや冒険的なこと、性的なことに触れると、そこにフルベットしてしまうため、大きな成果も得られますが、大きな損失も受ける可能性もあるので注意しておきたいですね。

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４．ホロスコープ上での5ハウスと12星座の関係

星座は、ハウスやそのハウスにある天体に、その星座の色付け（キャラクター付け）をします。

その色付けを見るには、5ハウスのカスプ（4ハウスと5ハウスの境界線）上にある星座を見ます。

5ハウスのカスプにある星座を読むことで、どのようなことで創造性を発揮するのか、どのように趣味や娯楽を楽しむのかが分かります。

5ハウス×牡羊座

牡羊座の開拓精神やチャレンジ力、性急性が5ハウスの分野で発揮されるため、冒険的なスポーツ、賭け事、体を使うような祭りやレジャーを好む傾向があるでしょう。

開拓精神が5ハウスの分野で働くため、巷で人気の趣味よりも、まだ誰も目に着けていないような趣味を楽しむことが多いでしょう。

既存の趣味の中でも、自分なりの新しいやり方を模索することが楽しみや喜びに繋がるかもしれません。何か新しいものを創造することで、自分を探し求めていくのでしょう。

5ハウスは、ロマンスや好きなものへの態度を示します。そのため、5ハウスが牡羊座の人は、愛するものに対しては、積極的に関わっていき、駆け引きをせずストレートに愛情表現する傾向が高いと言えるでしょう。ライバルがいる、手が届かない存在への恋心など、難しいと感じる恋愛ほど燃えるタイプです。

相手を捕まえると（勝負に勝つと）そこから急速に興味がなくなることもあるので、恋愛は長続きしないかもしれませんが、常に新しいことをチャレンジし合える相手だと、飽きずに関係を続けることができるでしょう。

5ハウス×牡牛座

牡牛座の生活の安定や安心、快楽、五感の発達が5ハウスの分野で発揮されるため、実際に手にして触れる、嗅げる、味わえる、匂う、聴くなど五感を満たしてくれる趣味や遊びを好む傾向があるでしょう。

牡牛座は地のエレメントであるため、遊び体験、思い出など目に見えないものよりも、確かに目の前にあるものに喜びや楽しみを見出します。何か趣味をはじめる場合は、手元に残るようなモノをはじめてみると満たされやすいです。そこからクリエイティブな才能が発揮され、ものづくりへの道へ進むこともあるでしょう。

5ハウスは、ロマンスや好きなものへの態度を示します。そのため、5ハウスが牡牛座の人は、愛するものに対しては、じっくりと愛を育んでいくタイプと言えます。植物を芽からじっくりと時間をかけて育てるように、好きなものや好きな人に対しても誠実に時間をかけながらアプローチしていくでしょう。

牡牛座は所有欲が強いため、普段はアッサリしたタイプであっても、5ハウスの分野（恋愛・子ども・趣味・あそび・創造物など）で「手放したくない」「自分だけのものにしたい」という欲望が出てくることもありそうです。

5ハウス×双子座

双子座の知的好奇心や二面性が5ハウスの分野で発揮されるため、頭を使うようなゲームやスポーツ、趣味や遊びを好む傾向があるでしょう。また、文章や言葉を使って創造することに才能を発揮する可能性もあります。

5ハウスの分野で、好奇心が発揮されやすいので、趣味も多くなり、習い事をたくさんしている場合もあります。一つの趣味をとことん追求するよりも、たくさんの趣味をかじっている方が楽しめるタイプなので、興味あるものには積極的に関わっていくとよいでしょう。

双子座は風のエレメントであるため、愛するものに対しても感情よりも知性で態度を示す傾向が強くなります。好きなものに関しては照れくささもあり、説明するような言葉で表現することや、茶化したような、誤魔化したような表現方法が目立つでしょう。

ややロマンチックさに欠ける面もありますが、同じように知的好奇心旺盛なタイプや会話がスムーズに楽しめるタイプの人と、楽しい関係を構築していくことができるでしょう。

5ハウス×蟹座

蟹座の心の安定や身内意識、共感力が5ハウスの分野で発揮されるため、自分が作り出した子どもや家族、仲間と共に過ごすことが喜びや楽しみに繋がる傾向があります。

蟹座は情緒的なサインであるため、詩を作る、童話や神話、物語、絵本を作るなどの創作活動と携わることや、詩集や絵本を集めるのが趣味となる人もいるでしょう。

蟹座の模倣するスキルを5ハウスで発揮するため、趣味やあそびも誰かの真似から入る、好きな人のファッションや集めているものを真似ることもあるかもしれません。

5ハウスは、ロマンスや好きなものへの態度を示します。そのため、5ハウスが蟹座の人は、好きな人に対しては情緒豊かに接しますが、ややお母さん的な関りが強くなりがちです。言葉で愛情表現をするよりも身の回りのお世話をすることや相手の心配をすることで愛情を示すタイプでしょう。

5ハウス×獅子座

獅子座の創造力やプライドの高さ、カリスマ的表現力が5ハウスの分野で発揮されるため、自分自身の人生や自分で何かを創り出すことが趣味となる傾向があります。

人生をロマンチックに冒険的にしたい！という思いがあるので、自分の内側から出てくる情熱を創造性に変え、世の中に見せようとするでしょう。もしくは、そのワクワクを恋愛や賭け事へと投じる人もいるかもしれません。

ロマンスや好きなものへ示す態度は、大げさに愛を伝えがち。愛を伝えるときには、映画の主人公になったかのように表現するでしょう。また、サプライズやプレゼントも好きな傾向があるため、派手な演出をしたり、相手を驚かせたりするなど、ドラマチックさを楽しみます。

獅子座は情熱的な火のエレメントであり、不動宮なので、5ハウスが獅子座の人は、愛するものや子どもには情熱的で、大きな愛を注ぎます。百獣の王らしく守護する力もあり、温かみ溢れる頼れる存在となります。

5ハウス×乙女座

乙女座の実務能力の高さや整理整頓能力、分析力や細かさが5ハウスの分野で発揮されるため、細かな作業や実務的な作業を楽しいと感じる傾向があります。細かなところに目が向くので、繊細さを必要とする作品を生み出すことやDIYなどを得意とするでしょう。

趣味が仕事という傾向も強くなりがちですが、動植物や自然と触れるのも好むため、畑仕事や動植物の世話が趣味になる人もいます。自分だけが楽しむ趣味よりも、誰かをサポートしたり育てたりするようなものに喜びを感じるのかもしれません。

愛するものに対しては、自己表現を得意としないため、積極的にアプローチできない場面もあるでしょう。控えめではありますが、とても誠実なので、関係性ができあがると、相手の体調管理やスケジュールなどもサポートして愛情を表現していきます。

5ハウスが乙女座の人は、知的なことを好むタイプなので、趣味や恋愛に関しても派手さではなく、確実性やシンプルなことに喜びを見出し、同じようなタイプの人とささやかな日常の楽しみを堪能するかもしれません。

5ハウス×天秤座

天秤座の社交性や美意識、バランス力が5ハウスの分野で発揮されるため、ファッションやメイクなど美的センスを表現できるような趣味を好む傾向があります。

休日も雑多なところで過ごすより、洗練された雰囲気の場所にでかけたり、さまざまな人と会話を交わしたりすることでリフレッシュできるでしょう。オシャレなカフェやレストラン、バー、スタイリッシュな街並みや建物などにでかけてみると楽しい休日を過ごせそうです。

天秤座は客観性やバランスを大事にするサインであるため、5ハウスが天秤座の人は、趣味や遊びも、自分のやりたいことよりも相手を優先させる傾向があるでしょう。

好きなものや愛するものに関してもスマートさを大事にするため、恋愛にのめり込んで失態を晒すということは少ないでしょう。自ら積極的にアプローチすることはなく、その場の雰囲気を読んでうまく愛情表現をします。

天秤座は比較検討するサインであるため、5ハウスの分野（趣味・恋愛・子ども・創造・自己表現）に関して、一つのものをスッと選ぶよりも二つのものから比較して判断する人となるでしょう。

5ハウス×蠍座

さそり座の深く狭く関わる力や集中力、不屈の精神、支配欲が5ハウスの分野で発揮されるため、一つの趣味や一つの恋愛に没頭する傾向があります。他の人がしないようなマニアックな趣味を持っている可能性もあるでしょう。

集中して創作活動を行うこともできるので、誰にも邪魔されない場所で創造性を発揮できると喜びに繋がりやすくなるでしょう。あまり表だって自己表現することはなさそうですが、ニッチなジャンルで名を馳せる可能性がありそうです。

愛するものに対しては、さそり座特有の同化する傾向が出るため、一人の人にのめり込み、抜け出せなくなることもあるかもしれません。深い愛情表現をする人ではありますが、束縛や支配欲が5ハウスの分野で出てくるため、愛するものや子どもに対しての距離間を注意する必要があるかもしれません。

5ハウス×射手座

射手座の楽観主義、冒険心と大胆さ、負けず嫌いな向上心が5ハウスの分野で発揮されるため、勝負事やスポーツ、競争することに楽しみを見出す傾向があるでしょう。

遠出をしたり、脚を使うようなスポーツ（ランニング、登山、サッカーなど）で休日を過ごすことも多いかもしれません。スケジュールを決めて遊ぶよりも計画を立てない行き当たりばったりの旅やおでかけが心をワクワクさせるポイントです。

射手座は探求心溢れるサインであるため、興味ある分野の知識や技術取得をすることが楽しみになる人もいるでしょう。刺激のない生活や遊びには萎えてしますので、常に冒険心を持って気になることを探求する、知らない場所に出かける、など取り入れるとよいでしょう。

好きなものに関しては、ドストレートに表現するタイプであるため、駆け引きなどは苦手です。

自分の冒険心についてきてくれる人とは、関係性も長続きする傾向があります。自由に行動できることで楽しみや生きている実感を得られるので、子どもや恋人とも一緒にでかけることを好む人です。

5ハウス×山羊座

山羊座の真面目さや、責任感の強さ、結果主義が5ハウスの分野で発揮されるため、ルールがある趣味や遊び、確実に形となるもの、じっくりと時間をかけて楽しめるものを好む傾向があります。

山羊座は、メリットとデメリットを考えるサインであるため、5ハウスの分野の事柄に関して、やりたいやりたくない、好き嫌いではなく、メリットがあるか、費用対効果がるかどうかを吟味してから取り組む人でしょう。

趣味や遊び、恋愛に関しても「目標設定」が必要であり、それがあることで安心して楽しめます。設定した目標を目指してコツコツできるタイプなので、趣味や創造する分野で時間をかけて大きな何かを生み出す可能性もあります。

愛するものに関しては、意外にも積極的なタイプが多く、時間をかけながらアプローチしていきます。はじめのうちは真面目な部分を表現しますが、実は快楽好きで官能的なタイプであるため、恋愛や遊び、楽しいことにのめり込むこともあるでしょう。

5ハウス×水瓶座

水瓶座の独自性や個性、共有する力が5ハウスの分野で発揮されるため、多くの人とシェアして楽しめるゲームや遊び、スポーツ、趣味などを好む傾向があります。偏ることが苦手なため、一つのことに没頭することはあまりないでしょう。

自己表現方法は独特なため、他の人が理解できないことも多いですが、それが個性際立つ作品となることもあります。

休日も一人で楽しむよりも、友人や共通の趣味仲間と喜びを共有することで楽しみを見出せるため、さまざまなジャンルの人たちとの交流も多くなります。

愛するものに対する態度も、客観性や考え方の自由を大切にするため、恋人や子どもに対しても「個人を尊重する」ことを大事にし、ベタベタした関係より、さっぱりとした関係性を好み、相手とフラットな立場で接したいと望む人でしょう。

水瓶座は副ルーラーが土星であるため、自立することを大切にするサインです。その水瓶座が5ハウスにある人は、お互い一人の人間として自立した関係性でこそ、恋愛関係も築くことができるという価値観を持つ人です。

5ハウス×魚座

魚座の献身性や空想力、芸術性や溶け込む力が5ハウスの分野で発揮されるため、音楽やアート、ダンス、写真や映画、スピリチュアルな趣味などを好む傾向があります。

非現実的で、キラキラした世界に憧れを持ちやすく、そこに没入していくことがあるかもしれません。お酒で酔うことでフワフワした感覚を楽しむ人もいます。

肉体的な喜びよりも精神的な喜びを満たすことを求めるため、休日には、自然の中で一日過ごす、波の音を聞く、教会に行くなど心静かに過ごせる方法を取り入れてみるとよいでしょう。

愛するものに対しては、たくさんの思いはあるものの、言葉で表現するのが苦手なため、そばにいることで愛を伝えようとします。相手に求められることを受け入れることで愛を表現することもあるので、自分の本当の好きが分からなくなる傾向があります。

好きなものに対しては、とても献身的ですが、それが裏目に出て傷ついてしまうこともあるので、自分の心を守る術を身に着けるとよいでしょう。

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５．西洋占星術における5ハウスの意味まとめ

西洋占星術における5ハウスの意味は、以下のように表せます。

また、5ハウスに天体が多い場合は、今回の人生にとって5ハウスの領域がかなり重要であり、良くも自分の創造物や好きなことにエネルギーをたくさん注ぐと読め、5ハウスに天体がない場合は、5ハウス的な領域はそこまで重視せず、他の分野にエネルギーを注ぐ人生と解釈できます。

5ハウスは「創造性や恋愛」と表されることが多いですが、自分の内側から湧き出るものをどのように表現するのかを表します。入る天体によっては、生み出すことや表現すること、好きなものに時間を使うことに関して苦手と感じることもあるでしょう。

しかし、悩み模索を繰り返すことで、自分だけのオリジナリティを発揮することができます。5ハウスの領域を活かすのに大事なことは、「勇気を出すこと・楽しむこと」です。

他者任せではなく、自分で自ら関わっていくことで、喜びや楽しみが見いだせるので、積極的に自分の人生と関わっていきましょう。

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この記事は、Smjukのミッションステートメント、メディアポリシーを基に、以下の担当で作成しております。

• 執筆：Sumie
• 編集：Sumieのマネージャー