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ホロスコープのケレス(セレス)は養育を表す|12星座別&ハウス別の西洋占星術的な意味も解説

ホロスコープのケレス(セレス)は養育を表す|12星座別の西洋占星術的な意味も解説

ホロスコープの小惑星を読むときに、真っ先に注目するのが四大小惑星である「ケレス(セレス)」「パラス」「ジュノー」「ヴェスタ」です。

この中で、ホロスコープ上のケレス(セレス)は「内なる地上の母」としての役割を担い、そのチャートの持ち主が、「どのように他者を育てるのか」、「どのように愛するのか」がわかるとされています。

養育や母性的な愛を表す脇役であるケレス(セレス)に注目することで、あなたの中に隠されていた愛情の性質について知ることができるでしょう。

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この記事では、小惑星の中でも「養育」や「母親」の役割があるとされているケレス(セレス)について詳しく解説していきます。


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1.【養育を表す】西洋占星術におけるホロスコープのケレス(セレス)の意味

ケレス(セレス)は、1801年1月1日にイタリアのシシリー島の天文台で発見された、小惑星第一号です。火星と木星の間に位置します。小惑星帯最大の天体ではありますが、現在では準惑星に分類されています。

  • Ceres
    ケレス・セレス
  • 記号
  • 公転周期
    1682日(約4年6か月)
  • 由来の女神
    豊穣の女神:デーメテール

ケレス(セレス)の神話「豊穣の女神:デーメテール」

ケレス(セレス)の神話は、乙女座の神話に出てくる女神と同じです。

大地と収穫を表す豊穣の女神デーメテールと、神々の王ゼウスの子であるペルセポネという娘がいました。

ペルセポネが花摘みをしていると、冥界からペルセポネに一目ぼれした冥界の王ハデスが現れて、ペルセポネを突然冥界へさらってしまいます。それを知らずにデーメテールは娘を探し回ります。

その後、ゼウスの助けもありペルセポネは地上へ戻ってくるのですが、冥界のザクロの実を食べていたことから、地上で2/3、冥界で1/3暮らすことになりました。

ペルセポネと過ごせる期間は、豊かさと命が芽吹く季節に、冥界にいる期間は、母親であるデーメテールが悲しみ、草木も枯れて作物もできない冬となります。

この親子の愛が四季を作ったとされている神話です。

ケレス(セレス)は「養育」を表す

西洋占星術におけるケレス(セレス)は「養育」「母性」を表す小惑星です。

ケレス(セレス)は、ホロスコープ上で「内なる地上の母」としての役割を担っています。ペルセポネを愛してやまない母親デーメテールのように、母として愛する喜び、育まれることの喜びを味わう場所としてケレス(セレス)があります。

ケレス(セレス)が示すのは、スキルアップや能力を高めるような「育成」ではなく、そっと包み、守り、必要なケアを施す「養育」のまなざしです。

そのため、ケレス(セレス)のサインやハウスを読むことで、そのチャートの持ち主が、「どのように他者を育てるのか」、「どのように愛するのか」がわかるとされています。

愛を与え守り育てる対象は、子どもやパートナーだけではありません。仕事、企画、部下、創作物、植物、食べものなど、自分の手で育て、守り、愛を注ぐすべてが、ケレス(セレス)の領域です。

ケレス(セレス)が重要な位置にある人(Ascや太陽、月とタイトコンジャンクションなど)は、ケレス(セレス)の「母としての愛」「保護して育てる人」を表現するような存在となりやすいでしょう。

しかし、デーメテールがペルセポネと突然引きはがされた運命をたどったように、他の天体とのアスペクトによっては、愛情をもって育てたものとの「別離の痛み」も表すとされています。


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2.【12星座別】ホロスコープのケレス(セレス)で読む「養育方法」

ケレス(セレス)がある星座(サイン)によって、育てる方法や愛する方法は変わります。

ここからは、ケレス(セレス)がそれぞれのサインにあるときの意味や養育方法をみていきましょう。

牡羊座♈のケレス(セレス)

ケレス(セレス)が牡羊座にある人は、手取り足取り育てるよりも、本人の「やってみたい!」という気持ちを尊重して育てようとするタイプです。

「あれしたい」「これしたい」という意思や行動を大切にし、失敗する体験も大切にして育てていくでしょう。

育てる対象が自ら冒険に出ようとするとき、他の天体の配置によっては、心配性であったり、細かく口出ししたりしたくなるかもしれません。しかし、ケレス(セレス)が牡羊座にある人は「元気が一番」が大切なキーワードなのです。

火のエレメントらしく、「そっと背中を押すように「励ます」「鼓舞する」ことで愛を伝えます。包み込むような母性とは少し違うかもしれませんが、自分自身が身に着けてきた「勇気」や「行動力」を見せていく形で、育てる対象にエネルギーを分け与えていくのです。

牡牛座♉のケレス(セレス)

ケレス(セレス)が牡牛座にある人は、育てる対象に不足がないように、物質的な豊かさを惜しみなく与えることを大切にして育てるタイプです。

育てる対象の「安心安全」である環境作りを、何よりも大切にするでしょう。日々の食事、健康管理、心地よい空間などを通して、たっぷりの愛情を注ぎ、対象者が自ら「豊かさ」を構築できるように見守っていきます。

他の天体との配置によっては、物質の豊かさだけに注視して、ふれあいや心のつながりをないがしろにしてしまうこともあるかもしれません。

牡牛座は「五感」をテーマとするサインです。直接ふれあうことを忘れることなく、自分自身もマイペースに心地よく関わることが大切です。「ないもの」ではなく、「あるもの」に目を向けて、今ここにある豊かさを、静かに、丁寧に育てていきましょう。

双子座♊のケレス(セレス)

ケレス(セレス)が双子座にある人は、絵本の読み聞かせや、普段の何気ない会話など、「言葉」を通して、育てていくタイプです。

話すこと、聞くこと、学ぶこと、伝えることを何よりも大切にし、対象者(物)とのコミュニケーションを楽しみながら、やさしい愛を織り込んでいくでしょう。

他の天体との配置によっては、こちらの要求を伝えるだけ、一方的に話す・聞くだけになることもあるかもしれません。

だからこそ、ケレス(セレス)が双子座にある人は、「言葉ってこんなに楽しいんだ」という経験を大切することがポイントです。相手の言葉に耳を澄ませ、言葉のキャッチボールを丁寧に重ねていくことで、きっと、繊細な愛を伝えたり、受け取ったりできるはず。

蟹座♋のケレス(セレス)

ケレス(セレス)が蟹座にある人は、見えない絆や、心の安心感を大切にしながら、育てていくタイプです。

心配しながらも、どっしり構えて、対象者(物)に対して惜しみない愛情を注ぎ、献身的に世話を焼くでしょう。蟹座は「育成」や「保護」をテーマとするサインであるため、そこに「養育」を表すケレスがある人は、愛を注ぐことが最大の喜びになる可能性もあります。

他の天体との配置によっては、自立しようとする「子」に対し寂しさから、自分の甲羅から出したくないと独占欲が強くなり、対象者(物)に固執してしまうこともあるかもしれません。

ケレス(セレス)が蟹座にある人は、大きな愛に溢れた人です。その愛を待っている人(物)は、他にもたくさんいます。

だからこそ、「独立」や「別れ」を見守ることも、愛のかたちだということを忘れずにいてください。そして、再び誰かがあなたを頼ってきたときには、たっぷりの愛を注げる体制を整えておきましょう。

獅子座♌のケレス(セレス)

ケレス(セレス)が獅子座にある人は、自分に自信を持つことや、自己表現をすることを大切にしながら育てていくタイプです。

育てている対象の「熱い想い」や「自己決定」「意思」を尊重し、「やってみなさい」と背中を押しながら、何かあったときには全力でサポートするでしょう。

また、獅子座は「楽しさ」を大切にするサインなので、対象者に対して「楽しさ」を提供することも忘れません。

天体との配置によっては、対象者(物)を自己承認の欲求へつなげてしまうこともあるかもしれません。しかし、ケレス(セレス)が獅子座にある人は、対象者(物)の「アイデンティティ」を大切にしながら、その相手が人生の主役として生きる術を伝えることができる人です。

相手を褒めることを惜しまず、自分自身も育てることや、人生そのものを「楽しむ」ことを忘れないようにしていきましょう。

乙女座♍のケレス(セレス)

ケレス(セレス)が乙女座にある人は、自分が持つ知識や技術を活かして、静かに、丁寧に、育てていくタイプです。

乙女座は「役に立つこと」がテーマであるため、心を寄せるなどの感情的なアプローチは苦手ですが、実務的なサポートをして愛を伝えていきます。食事や体の管理、スケジュールの管理、衛生面のケアなど、その愛は伝わりづらいかもしれませんが、対象者(物)がつつがなく日々を送れることが大切なのです。

天体の配置によっては、完璧主義になりすぎて、対象者(物)を縛ってしまうことや、厳しい目線になりすぎてしまうこともあるかもしれません。

この世の中に「完璧」なものは、きっと存在しません。失敗するからこその学びがあり、不足するからこその輝きがあります。

もし、完璧に縛られそうになったときは、対象者(物)から少し離れ、俯瞰して今の状況を見てみましょう。きっと、今まで見えていなかったものが見えてくるはずですよ。

天秤座♎のケレス(セレス)

ケレス(セレス)が天秤座にある人は、他者との調和やバランスを大切にしながら育てていくタイプです。

対象者(物)に対して、常に「フェアであること」「バランスがとれていること」を大切にするため、相手の話を聞いたり、物事を比較検討したりしながら育てていくでしょう。

また、マナーやTPOも大切にし、それをしっかり伝えることも愛であると認識している可能性もあります。

天体の配置によっては、周りにどう思われているのか、どのように見られているのかを心配しすぎて、自分や対象者(物)の個性をないがしろにしてしまうこともあるかもしれません。

周りの評価や声に耳を傾けることは大切ですが、それに反応しすぎて、自分や相手を見失わないようにしましょう。ケレスが天秤座にある人が愛を与えるときには、自分や対象者(物)の声も聞いてあげることが大切なポイントになります。

蠍座♏のケレス(セレス)

ケレス(セレス)が蠍座にある人は、深海のように深い愛と濃厚なつながりをもって育てていくタイプです。

対象者(物)に対して、一体化していくことが「愛」だと認識しており、すべてのことに対して徹底的に向き合っていきます。

蠍座は「信頼」を大切にするため、嘘やごまかしを嫌い、それを排除する方向へ力を注ぐこともあるかもしれません。

天体との配置によっては、対象者(物)が自分から離れることを「裏切り」と感じて、支配的になってしまったり、相手をコントロールしてしまったりするかもしれません。

注いだ愛は消えることなく、必ずその対象者(物)に引き継がれていきます。対象者(物)の自立や独立、自分らしさを受け入れながら、その深い愛を「自分」にも向けてあげると、よい塩梅の距離感を見つけることができるでしょう。

射手座♐のケレス(セレス)

ケレス(セレス)が射手座にある人は、「未知なものへ向かっていく冒険心」を大切にしながら大らかに育てていくタイプです。

愛や養育の中にも大きな理想を掲げ、対象者(物)が自ら冒険心をもって、物事に取り組んでいけるようにサポートしていくでしょう。

また、知恵を得ることを大切にするので、学習の機会を与え、世の中を広くとらえられるように導いていくのも特徴です。

天体との配置によっては、大らかさや楽観性が前面に出すぎて、自ら考えることを放棄し、「まぁいいか」と流されるだけになることもあるかもしれません。

射手座が大切にしていることは「高い目標に向かっていくこと」です。対象者(物)と共に、自らもたくさんの物事と関わりながら成長していけるよう、人生の学びを大切にしていきましょう。

山羊座♑のケレス(セレス)

ケレス(セレス)が山羊座にある人は、「責任」と「自立」をモットーにして、育てていくタイプです。

実際に長期的な課題を与え、確実に成果や結果を得る方法を教えるかもしれませんし、合理的に社会で歩んでいく方法を後ろ姿で見せることもあるかもしれません。

その愛は、厳しく冷たいものに感じられることもあるでしょう。しかし、ケレスが山羊座にある人は、対象者(物)の未来を常に見据えているのです。

天体との配置によっては、「結果」を求めすぎて、対象者(物)の自由な精神や行動を否定してしまうことがあるかもしれません。

世の中は、無駄だと思えることに価値があることも多々あります。失敗しても、遠回りしても、成功しなくても、「行動したこと」を大切にしていきましょう

水瓶座♒のケレス(セレス)

ケレス(セレス)が水瓶座にある人は、「自由」と「独創性」を大切にして育てていくタイプです。

対象者(物)の個性を尊重し、それを伸ばしていくことを大切にするでしょう。

また、他の人とは違う育て方、愛情のかけ方をする可能性もあります。例えば、誰かに対象者(物)を預ける、誰かと共に育てるといった行動にでることもあるかもしれません。

天体との配置によっては、個性をはき違え、周りから孤立することや悪目立ちすることがあるかもしれません。

自分スタイルを貫くことは大切ですが、水瓶座は「横につながる」ことをモットーとするサインです。それぞれの個性を尊重しながら、つながることができる場を見つけていきましょう

そのつながりが、ご自身と対象者(物)の成長や学びとなっていくはずです。

魚座♓のケレス(セレス)

ケレス(セレス)が魚座にある人は、「信じること」をなによりも大切にしながら、相手にそっと心を寄せて、育てていくタイプです。

対象者(物)との境界線をゆるやかに溶かし、まるで海のように、すべてを包み込む愛で接していくでしょう。

魚座は「I believe(私は信じる)」をテーマとするサインです。無条件に相手を信じ、すべてを受け入れ、その存在をまるごと救済することが、最大の「愛」なのです。

天体との配置によっては、自己犠牲的になりすぎてしまったり、相手を「弱者」として扱い、過剰に尽くしてしまったりすることもあるかもしれません。

対象者(物)を無条件に信じることも大切ですが、まずは自分自身を無条件に「信じて」あげましょう。そして、自分自身に惜しみない愛を注いであげましょう

そうすることで、あなたの海から巣立つ対象者(物)を、もっと自由に、大らかな愛で受け止めることができるようになるはずです。


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3.【ハウス別】ホロスコープのケレス(セレス)で読む「愛を注ぐ場所」

ケレス(セレス)があるハウスによって、愛や養育のエネルギーを注ぐ場所が変わります。

ここからは、ケレス(セレス)がそれぞれのハウスにあるときの愛を注ぐ舞台をみていきましょう。

また、相性図で、自分自身のケレス(セレス)が相手のネイタルチャートのどこのハウスに入るのか、相手のケレス(セレス)が自分のネイタルチャートのどのハウスに入るのかで、「どのように愛を注ぐのか」を読むこともできます。

1ハウスのケレス(セレス)

1ハウスは「はじまりの部屋」です。ここにケレス(セレス)がある人は、養育することが自然な姿勢として根づいているかもしれません。

「愛し、守り、育てる」ことが、自分にとって当たり前の役割だと感じる人も多いでしょう。そのため、1ハウスのケレス(セレス)は「私は親である」という意識をどこかに抱いているといわれます。

愛を注ぎ、守り育てる対象は人だけに限りません。植物や動物、あるいは仕事や作品など、あなたの手で命を吹き込むものに惹かれることもあるでしょう。自然と「愛し育てること」に関わる場面が増えていきます

ただ、ケレス(セレス)には「別離」や「防衛的になる領域」という側面もあります。小惑星は心の奥に潜むものを映すので、まずは「自分自身」をやさしく包み込み、愛する喜びを味わうことが大切です。その気づきが痛みや悲しみを越える力になるでしょう。

まずは、自分に必要なケアをそっと贈ってあげてください。

2ハウスのケレス(セレス)

2ハウスは「所有の部屋」です。財産や体力、才能といった自分が持っているものを映し出す場所です。

ここにケレス(セレス)がある人は、有形・無形を問わず所有するものを通して養育のエネルギーを注ぐ傾向があります。

愛するものに対して物質的な豊かさを与え、しっかり育てたいと願うこともあるでしょう。経済面で支えたいという思いが芽生えることもあります。それは、あなた自身がそうやって育てられてきた記憶とつながっているのかもしれません。

また、自分の資源(お金や才能)を育てる力にも恵まれている可能性があります。しかし、その大切なものを失うことへの恐れが強くなると、防衛心が過剰になり、執着へと変わってしまうこともあるかもしれません。

「与えること」と「守ること」のバランスを見つめ直すことを、忘れないようにしましょう。

3ハウスのケレス(セレス)

3ハウスは「交流の部屋」です。言葉や情報を通じて人とつながる場所です。

ここにケレス(セレス)がある人は、愛するものにたくさんの言葉と知識を贈り、コミュニケーションを大切にしながら育てていく傾向があります。

養育とは、情報を分かち合い知識を交換すること。そう考え、教えることで相手を支える人も多いでしょう。それは、あなた自身がかつてそうやって愛を受け取ってきたからかもしれません。

言葉や文字、文章、学びに関わる分野で、仕事や企画の場面で力を発揮する可能性もあります。ただ、言葉を尽くすことが過剰になりすぎると、相手の考えや言葉を奪ってしまうこともあるかもしれません。そのときは相手の考えにも耳を澄ませてみてください。

愛は一方通行では成り立ちません。言葉の架け橋をやさしく渡していきましょう。

4ハウスのケレス(セレス)

4ハウスは「土台の部屋」です。家や家族、ルーツといった、その人の根っこを映す場所です。

ここにケレス(セレス)がある人は、家庭を整え、暮らしの中で愛するものを大切に育てていく傾向があります。地元や不動産、土地を守るという形で表れることもあるでしょう。

4ハウスは心の休息所。愛を注ぐものに対してやさしく労わり、癒やしを与えることで養育していくのかもしれません。「いつでも帰ってこられる安心感」を提供することが愛なのです。それは、あなた自身がそうやって育てられてきた記憶とつながっているのかもしれません。

ただ、仲間や家族から離れることへの無意識の恐れが強くなると、過剰に世話を焼き、お節介になってしまうこともあります。家族であってもそれぞれの人生があります。そっと見守る姿勢も大切にしていきましょう。

5ハウスのケレス(セレス)

5ハウスは「創造の部屋」です。自分の個性を輝かせ、表現する場所です。

ここにケレス(セレス)がある人は、子どもや芸術、演劇、創作物など、自分が生み出すものに特別な愛を注ぐ傾向があります。また、愛するものに対して「楽しみ」「喜び」「遊び」を大切にしながら育てていくでしょう。

5ハウスは「人生の冒険」を意味する場所でもあります。趣味や自己表現を通して「自分を信じる勇気」を伝える人もいるでしょう。あなた自身が、その大切さを教えられて育ってきた可能性もあります。

ただ、自分の特別なものを守りたい気持ちが強くなりすぎると愛するものを独り占めしてしまうこともあります。あなたの大切なものを閉じ込めるのではなく、周りの人とともに楽しめるようにやさしく見守っていきましょう。

6ハウスのケレス(セレス)

6ハウスは「雇用の部屋」です。日々の生活に必要な労働や職務、雑務、役割を映し出す場所です。

ここにケレス(セレス)がある人は、日常の小さなことを通して愛するものを支えていく傾向があります。奉仕の心が自然に働くため、部下や後輩など立場の弱い人にあれこれと手を差し伸べることもあるでしょう。ペットに愛と養育のエネルギーを注ぐ人もいます。

また、6ハウスは「日々のメンテナンス」や「健康」を示す場所でもあります。愛するものに対して細やかなケアをしたり、健康や衛生面でサポートしたりすることが、あなたにとって自然な行動になるかもしれません。

ただ、愛するものへの奉仕が過剰になると、自分の心や体をないがしろにしてしまうこともあります。まずは、あなた自身の日常を整えることが大切です。自分の体にもやさしい愛を向けてあげてくださいね。

7ハウスのケレス(セレス)

7ハウスは「他者の部屋」です。人生で求める相手、無意識に惹かれる人、そして人間関係の築き方を映し出す場所です。また、契約や取引といった、他者との結びつきもここに含まれます。

ここにケレス(セレス)がある人は、結婚を含むパートナーシップや契約関係を通して愛を注ぎ、育てていく傾向があります。一対一の関係がとても重要で、相手に対して自分の利害を超えて力を注ぐこともあるでしょう。

取引相手や協働する人との関係を自分の手で丁寧に育てたい。そんな思いが芽生えることもあります。しかし、どれだけ愛を注いでも相手が思い通りに動くわけではありません。いつも対等な立場でいられるように「自分自身で立つこと」を忘れないようにしましょう。

8ハウスのケレス(セレス)

8ハウスは「継承の部屋」です。結婚後の生活、配偶者の財産、義家族との関わりなど、共有するものを通じてどのように深い絆や信頼を築いていくのかを示す場所です。

ここにケレス(セレス)がある人は、他者の所有するものを通して愛を注ぎ育てていく傾向があります。それは、誰かから受け継いだ知識や技術かもしれませんし、財産かもしれません。それを「守りたい」という気持ちが強く働くこともあるでしょう。

また、8ハウスは「損失」や「悲しみ」を示す場所でもあります。愛するものの心の苦悩や危機に深く関わり、守ろうとする力が働くこともあります。

ただ、ここにケレス(セレス)があると深く関わる人やものから離れることに強い恐れを抱く場合があります。その恐れが強くなりすぎると、執着や束縛へと変わってしまうこともあるでしょう。大切なのは相手だけに目を向けるのではなく、自分自身の才能やすでに持っているものにもやさしく目を向けることです。

9ハウスのケレス(セレス)

9ハウスは「旅の部屋」です。馴染みのない日常から離れた場所、未知の世界を映す場所です。

ここにケレス(セレス)がある人は、冒険や旅、まだ見ぬ領域に触れることで愛するものを育てていく傾向があります。

9ハウスは「高等教育」や「専門知識」を示す場所でもあります。大学や専門学校、語学や法律、政治学など、難しい学問に関わりながら、誰かをサポートしたいと感じることもあるでしょう。

また、哲学や宗教といった深い探求を通して精神的な成長を促すこともあります。出版や発信を通じて愛するものを守る姿勢を示す人もいるかもしれません。

ただ、未知の領域を求めすぎるあまり、現実を置き去りにしてしまうこともあります。身近な人やもの、日常の情報にも目を向け、実務的な力を活かしてサポートすることを忘れないようにしましょう。

10ハウスのケレス(セレス)

10ハウスは「社会の部屋」です。社会の中での役割や立場、地位を映し出す場所です。

ここにケレス(セレス)がある人は、社会生活の中で他者に貢献し支えていく傾向があります。所属する場での役割をしっかり果たそうとする意識が強く、自然とその責任を全うしようとするでしょう。また、他者に「人生の充実感」を与えたいと願い、そのために手を差し伸べることもあります。

10ハウスは「社会からどう見られたいか」を示す場所でもあります。ここにケレス(セレス)がある人は「母のように包み込む人」「信頼される人」「愛情をもって育てる人」そんな存在として見られたいと願い、そのように振る舞うこともあるでしょう。

目標達成まで献身的にサポートしたいと願いますが、目標を達成した後には大切に育ててきたものとの別れが訪れます。その別れを恐れるあまり、無意識に達成を遅らせてしまうこともあるかもしれません。

しかし、育てたものがあなたの手を離れ、自立していくことは愛が実った証です。その喜びを少しずつ受け入れていきましょう。

11ハウスのケレス(セレス)

11ハウスは「希望の部屋」です。人生の願望や理想をどう実現していくのか、そのための戦略や行動を映し出す場所です。また、共に希望を分かち合う仲間や集団もここに含まれます。

ここにケレス(セレス)がある人は、愛するものに友人のように寄り添い、共に理想の未来を追いながら、愛を注ぎ、支えていく傾向があります。自分の愛するものだけでなく、相手の喜びや願いを共有し、それを大切にすることが愛なのだと感じているでしょう。

グループや集団の中で「母親的存在」「保護者的な立場」を担う可能性もあります。また、あなた自身が母性的な支援者に恵まれることもあります。

ただ、仲間と共有できないことに恐れを抱き、その不安から距離を取ってしまうこともあるかもしれません。他者の愛するものを尊重する気持ちは大切ですが、まずは「自分の愛するもの」「心から楽しいと思えるもの」を大事にし、それを積極的に伝えていきましょう。

12ハウスのケレス(セレス)

12ハウスは「秘密の部屋」です。潜在意識や無意識、心の不安や葛藤など、目には見えない領域を示す場所です。

ここにある天体は、本人でさえ完全には理解しきれないといわれています。そのため、ケレス(セレス)の「養育」について、よくわからないと感じることもあるでしょう。

しかし、ここにケレス(セレス)がある人は、人から見えない部分で大きな愛を発揮します。他者や自分の内面に静かに愛を注ぎ、社会から疎外されている人たちに献身的な支えをすることもあるでしょう。

12ハウスは病院や福祉施設、支援施設、刑務所とも関連します。そのため、こうした分野で母性的な役割を果たす人もいるかもしれません。

ただ、自分自身の「養育する姿勢」に疑問を抱いたり、無意識に母親的な愛への不安を感じたりすることもあるでしょう。

12ハウスは「個を解体するプロセス」を示す場所です。育ててきたものとの別れがあなた自身を解きほぐし、その痛みがやがて傷ついた心や世界を救う愛へと変わっていく、そんな深い体験をもたらすことがあるかもしれません。


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4.西洋占星術におけるホロスコープのケレス(セレス)まとめ

小惑星は、ホロスコープの主役にはなれません。しかし、物語を深める名脇役になることはできます。

ケレス(セレス)は、養育や母性的な愛を表す脇役です。小惑星は心理的な要因を示すので、ケレス(セレス)に注目することで、あなたの中に隠されていた愛情の性質について知ることができるでしょう。

特に、Ascや太陽、月とのタイトコンジャンクションオポジションスクエアがある人は、ケレス(セレス)にも注目してみると、ケレス(セレス)の名脇役ぶりに感動するかもしれませんよ。



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