2025年7月13日 12:47頃
課題や試練の天体、土星が逆行を開始します。
土星は毎年、約4か月逆行をします。土星は凶星と呼ばれる「試練」の天体なので、逆行中はその影響力が弱くなるとも言われています。
土星が逆行すると、実直にやってきたことが停滞する感覚を得る人もいるでしょう。
しかし、逆行期間中は「復習・点検」の時期でもあります。土星が逆行している間に、自分自身の課題や責任の見直し、修正をおこなっていきましょう。

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今回の土星逆行のポイントは以下の4つです。
ブレーキの点検をしよう | ブレーキの点検がしっかりできた人は、順行に戻ったときに適切にブレーキをかけながら人生の車を走らせることができる |
熱量の調整を適切に | どうすればいいのか、何が足りなかったのかをしっかり考えながら、地道に不足分を補っていくように実践していきましょう |
上昇気流に乗る準備をしよう | 「自分とは何か」「何をしてきたか」「何ができるか」をしっかり把握していきましょう |
忘れ物はありませんか? | 謙虚に課題と向き合い、新しい時代へ向かう前に忘れ物がないようにチェックしておきたいですね |
この記事では、2025年の土星逆行の期間、影響や意味・過ごし方について解説していきます。
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1.2025年の土星逆行の影響や意味
今回の土星逆行期間は、2025年7月13日(牡羊座1度)~2025年11月28日(魚座25度)です。
土星は2025年5月25日に牡羊座にイングレスしました。今回の逆行では魚座に戻り、土星魚座期間の最後の修正をおこないます。
順行/逆行 | サイン | |
---|---|---|
2025年5月25日 | 順行 | 牡羊座入り |
2025年7月13日 | 逆行開始 | 牡羊座1度 |
2025年9月1日 | 逆行 | 魚座に戻る |
2025年11月28日 | 順行に戻る | 魚座25度 |
2026年2月14日 | 順行 | 牡羊座入り |
ブレーキの点検をしよう
車にはアクセルとブレーキがあり、アクセルは前に進む役割を持ち、ブレーキは適切に止まる役割を果たします。どちらか一方ではなく、どちらもあることで車は安全に乗ることができます。アクセルしかない車ばかりが走る世界を想像すると怖いですよね。
人生も同じで、土星のブレーキがあるからこそ、着実に目標や目的に向かうことができ、人生に安定感や安心感をもたらすことができます。
車も2年に一度車検があるように、土星の逆行はブレーキを点検する期間です。ブレーキが適切にかからない車も怖いし、ブレーキばかりかかる車も目的地へ着くことはできません。
自分の人生を着実に前に進めるために、自分の中にあるブレーキは正しいのか、ちゃんと機能しているのか、確かめていきましょう。
そのブレーキは教習所のように教官(他者)に踏まれるものの可能性もあります。その教官がなぜそこでブレーキを踏むのか、ブレーキを踏まれたタイミングで何を確認しなければならないのか、そのようなことをもう一度考えてみるのもよいでしょう。
土星逆行期間中に、ブレーキの点検がしっかりできた人は、順行に戻ったときに適切にブレーキをかけながら人生の車を走らせることができる人になります。
どの場面で点検をおこなうのかは、それぞれのネイタルチャートの牡羊座と魚座のハウスを確認してみるとよいでしょう。
熱量の調整を適切に
2025年3月30日に夢や理想を魅させる海王星が牡羊座に入り、自分のやりたいことや夢見ていることがどんどん出てきて、新しいことに挑戦している人もいるでしょう。
そして、2025年5月25日に土星が牡羊座に入ったことにより、それを本格的に実装する、形にするという行動に進んだ人もいるかもしれません。
土星が牡羊座にある期間は、それぞれが燃やす情熱の炎が簡単に消えてしまわないように、ずっと燃え続けることができるように、土星がブレーキをかけたり、強火を弱火にしたりしてコントロールします。
土星が牡羊座に移動してからまだ約1か月半しかたっていませんが、土星はここから逆行し、魚座に戻る2025年9月1日までは、その1か月半の情熱を我々に「それでよかったの?」「そのやり方で続くの?」と問いかけてくることになるでしょう。
自分の炎がこのままでは燃料切れにならないか、自信がなくても挑戦できたか、自分のやると決めたことに責任をもって突き進めていたのか
が問われる事柄が起こることで、もう一度、自分のやり方や行動を見直していく期間になるかもしれません。
逆行は、「見直し・修正・振り返り」をするときです。土星が課す、自分への責任や情熱の安定感が不足していたことに気づいたら、どうすればいいのか、何が足りなかったのかをしっかり考えながら、地道に不足分を補っていくように実践していきましょう。
上昇気流に乗る準備をしよう
土星が牡羊座に入り、3日後の2025年5月28日には、AI法が成立しています。これは、牡羊座にある土星と海王星、水瓶座にある冥王星、双子座にあった水星が小三角を組んだときの出来事です。
2025年7月7日には、天王星も双子座へ移動し、2026年から続く火と風のエレメントが織りなす新しい時代の上昇気流を感じている方もいるでしょう。
渡り鳥はV字型の編成で飛ぶことにより、一匹で飛ぶよりも7割も遠くに飛ぶことができます。前の渡り鳥が羽ばたくことで上昇気流を作り出し、後ろの渡り鳥は楽に飛び、後ろの鳥たちもただ飛ぶだけでなく、鳴き声で前の鳥を応援するそうです。そして、牽引している渡り鳥が疲れると最後尾に回り、交代しながら全員で数千キロ~数万キロも飛んでいきます。
2026年からの未来はどれだけ上昇気流に乗れるかが大事です。やってきた気流に乗っていける人もいますが、渡り鳥と同じで一人では遠くへ飛ぶことは難しいかもしれません。
しかし、支え合える仲間がいれば、同じ境遇の人たちがいれば違います。
また、上昇気流に飛び込んでいくためには、飛び込む勇気と自信が必要です。そのためには、「自分とは何か」「何をしてきたか」「何ができるか」をしっかり把握している必要があります。
今回の土星逆行期間では、内省を行うことでより深く自己を理解し、牡羊座の「自分探し」をすること、内観することで自分の気持ちや心の状態をありのまま受け入れ、魚座の「信じる力」を取り戻すことが大事になってくるでしょう。
自分を理解し信じることができることではじめて、お互いに自立し合った関係で共に支え合う仲間と飛ぶことができます。
過去の行動、経験、言動を客観的に振り返ること、自分の心の状態をまっすぐ見つめること、この二つを行うことで自分自身を成長させ、土星が順行に戻ったときに「本当のすべきこと」を行っていきましょう。
忘れ物はありませんか?
土星が逆行すると、2025年9月1日に再び魚座へ戻り、2026年2月14日まで魚座を運行します。土星が最後に魚座に戻ることで「忘れ物はないですか?次は30年後ですよ」と、それぞれのやり残した課題を思い出させるでしょう。
魚座のテーマである「信じること、受容すること、許すこと、癒すこと」がそれぞれネイタルチャートの魚座のハウスで確立されたかどうか、曖昧だった関係や物事に線を引けたかどうか、寂しさや孤独を恐れず心を安定させられたか、など見直していく最後のチャンスです。
社会でも、土星が魚座にあった期間に、ドラッグやお酒の問題、メンタルヘルスの問題、宗教やスピリチュアル関係の問題、詐欺や闇バイトの問題、芸能界の曖昧になっていた問題など、土星が顕著化させてきました。また、AIや仮想通貨など、今まで空想の世界や目に見えない曖昧な事柄に関して目に見えるモノとして形をつくってきました。
この逆行期間では、その中で土星が枠決めやルール決めがしっかりできていないもの、責任が課せていないもの、けじめがつけられていないものが再び問題となって顕著化するかもしれません。
我々個人も社会も、再び大きな波の壁に直面するかもしれませんが、謙虚に課題と向き合い、新しい時代へ向かう前に忘れ物がないようにチェックしておきたいですね。
2.2025年の土星逆行まとめ
今回の土星逆行のポイントは以下の4つでした。
- ブレーキの点検をしよう
- 熱量の調整を適切に
- 上昇気流に乗る準備をしよう
- 忘れ物はありませんか?
何かを進めるときには、スムーズに進むときと立ち止まり逆戻りしていると感じるときがあります。本当にこのやり方でよかったのか、この価値観でいけるのかなど見直して、おかしなところやつまずきがあれば修正していくことで、次に前に進むときにうまく軌道に乗ることができます。
土星逆行期間中に大事なことは、自分の体や心としっかり向き合い、確かなものにすることです。焦らずじっくりと時間を使って修正していきましょう。
この記事は、Smjukのミッションステートメント、メディアポリシーを基に、以下の担当で作成しております。
- 執筆:Sumie
- 編集:Sumieのマネージャー