2024年11月15日
6月30日から逆行していた土星が順行に戻ります。
2024年の土星逆行では、以下のような見直しがポイントでした。
・風の時代の見直し
・許容することを学ぶ
・自己管理を修正しよう
・現実化するための立ち止まり期間
土星が逆行していた期間は「努力・抑圧・制限が弱まる」傾向にあり、私たちに今までの課題や試練に対しての見直しや振り返りをする時間を与えてくれていました。土星はここから再び、「見直しはできたかな?」と試練や課題を提供しながら魚座を進んでいきます。
私は、このWebサイトやSNSで主な天体の動きの影響を4年以上発信しています。他にも、以下のような経験があります。
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今回の土星順行のポイントは4つです。
何がしたいのかを考える | いらないものは手放し、何が本当にしたいのか、何が本当に必要なのかをしっかりと確認しておきましょう |
自分と他者との境界線を引く | 他者との関係において他者依存や自己犠牲などの問題が再び出てきます |
現実化へ努力せよ | ご自身の中にあるイメージや空想世界を現実の形にしていきましょう |
現実逃避は許しません | 現在の目の前の課題としっかり向き合い、時間をかけて克服していきましょう |
社会的な問題が浮上する | 自分の意志や意見をしっかり持てるようにしておく必要がありそう |
この記事では、2024年の土星が順行に戻るとき、社会がどのような動きになるのか、我々に起こる影響や過ごし方について解説していきます。
この記事の内容は動画でも解説しています。
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1.2024年の土星順行の影響や意味
土星は2023年3月7日から魚座を運行し、順行と逆行を繰り返しながら進んでいます。ここから順行になり2025年5月25日に牡羊座へ移行するまで魚座を運行していきます。
順行/逆行 | 星座 | |
---|---|---|
2023年3月7日 | 順行 | 魚座入り |
2023年6月18日 | 逆行開始 | 魚座 |
2023年11月4日 | 順行に戻る | 魚座 |
2024年6月30日 | 逆行開始 | 魚座 |
2024年11月15日 | 順行に戻る | 魚座 |
2025年5月25日 | 順行 | 牡羊座入り |
何がしたいのかを考える
現在、土星が運行する魚座は12星座最後のサインです。全てを内包し、そしてすべてを解放するサインでもあります。
今まで30年間のシステムが、やり方が、価値観が、関係が、壊れていく感覚もやってくるでしょう。
そして、順行に戻った土星はここから次の牡羊座へ向けて進んでいきます。次の牡羊座は「I am(私はここにいる)」という自分探しのサインです。
土星が牡羊座に入るということは、社会的にも個人でも「自分探し」「チャレンジ」「個の力」への課題が課せられることになります。
その前に、この土星魚座期間で、いらないものは手放し、何が本当にしたいのか、何が本当に必要なのかをしっかりと確認しておきましょう。
土星は減らす性質のある天体です。逆に魚座は何でもかんでも引き寄せてくるサイン。そして、今は木星双子座期間。
たくさんの人、たくさんの物、たくさんの情報から「自分に必要なモノ」をしっかり精査していくときでもあります。
誰かの意見や思想ではなく、社会全体の価値観ではなく、自分自身がどうしたいのかを大事にしながら、次の土星牡羊座までに必要なモノだけを残しておけるよう、行動していきましょう。
自分と他者との境界線を引く
土星が魚座を運行する期間は、境界線を固めることや孤独を恐れないことがテーマです。
魚座は12星座の最後であり、すべてのサインの性質を内包し、最後はすべてを清め次の牡羊座へつなげていくサインです。すべてのものを受容する性質があるため、境界線なく何にでもフィットしていきます。
そこに縮小や枠を司る土星がある今は、その何にでもフィットしていく性質に一種の線引きをすることが求められます。
寄り添うのはよいが相手に依存しすぎていないか、
献身的なのはよいが自己犠牲になりすぎていないか、
相手に感化されすぎて主体性を忘れていないか、
魚座の土星はそのようなことを我々に教えてくれようとしています。
ここから土星が順行に戻ることにより、他者との関係においてこれらの問題が再び出てくるでしょう。突然パッと関係を切るわけでもなく、相手と同化しすぎるのでもなく、適度な距離感で線引きをして、相手にとっても自分にとってもよい関係や距離感を築いていきましょう。
土星は、自立を表す天体です。
一人で立つことは怖さを伴うこともありますが、それは一人で生きるということではありません。
人間関係とは、自立した人間同士が繋がることでよい関係を築くことができます。おんぶにだっこの関係があるならば、土星と共に自立を目指していきましょう。
現実化へ努力せよ
魚座は感受性が豊かであり、空想力や妄想力があるサインです。この魚座に土星があるときは、その空想や妄想を形にするチャンスでもあります。
土星逆行期間は「形にしたかったけれどできないでいること、形にしようとして諦めたことに対して、もう一度修正をかけて取り組むチャンスを土星が与えてくれる」とお伝えしました。
しっかりと時間を使いながら、何が足りなかったのか、どうして形にできなかったのか、逆行中に細かいところまで見直し修正できた人は、ここから現実に形作る機会が訪れます。
土星の課題は一長一短で実現するものではありませんが、地道にコツコツとやれば必ず安定をもたらしてくれるものです。
この順行から、音楽や芸術、文学などの分野でも何かしらの作品が生まれたり、今までの土星魚座期のように、目に見えないものを繋げる何かが発明されたりするかもしれません。
おとぎ話で終わらせないように、ご自身の中にあるイメージや空想世界を現実の形にしていきましょう。
現実逃避は許しません
土星が逆行期間中は、土星の手も少し緩まっていたので、目の前にある問題や課題に対して、見て見ぬふりをしたり、現実逃避をしたりすることもあったかもしれません。
しかし、ここから土星が順行に戻ることにより、土星が逆行に入る前(2023年11月4日~2024年6月30日)に起こっていた問題や課題と再び向き合うことも出てくるでしょう。
現在運行中の土星は、それぞれのハウスや関わった天体をメンテナンスする役目を果たしています。そのメンテナンス場所は、それぞれのネイタルチャートによって異なりますが、土星が運行するハウスや関わる天体の耐震強度チェックが再びはじまるので、強制的に向き合うことになります。
その際に、苦手なことや人が出てきたり、見て見ぬふりしてきたコンプレックスに悩まされたり、不安や孤独に襲われたりすることもあるでしょう。
土星がくれる安定には、時間が必要です。経験を積み重ねることにより、より強い基盤ができます。
しかし、土星の課題から逃げると、耐震強度が強化されないまま固定されてしまうため、そのハウスや天体の事柄に関して軟弱なままになってしまいます。
現在の目の前の課題としっかり向き合い、時間をかけて克服していきましょう。
社会的な問題が浮上する
土星が、次の牡羊座まで運行する期間の中で最も重要なアスペクトが木星と土星のスクエアになります。
このアスペクトは2024年8月にもありましたが、今回土星が順行に戻り、木星が逆行することで2024年12月25日に再びタイトなスクエアを形成することとなります。
土星が逆行期間中の木星とのスクエア期間では、以下のような事柄がありました。
・台風でイベントやコンサートの中止
・大雨による交通関係のトラブル
・巨大地震注意報発表
・チャイルドシートの在り方の見直し
・教員残業代の見直し
2024年12月25日のチャートを見ると、かなりハードな星の配置になっています。
土星と木星のスクエアに水星も関わって、柔軟宮のTスクエアが形成されているため、交通関係や通信関係のトラブルは大きな注意を払う必要があるでしょう。インターネットでの情報の扱い方について、著作権について、誹謗中傷などの言葉の問題について土星の喝が入るかもしれません。
自分のものと他人のものをしっかり区別する力、相手を受容し赦す力、欲を手放す力などを問われる期間となるでしょう。
また、外側の情報や影響に惑わされすぎないように、ブレーキをかけることも必要になってきそうです。ただ情報を調べて乗っかるのではなく、自分の意志や意見をしっかり持てるようにしておく必要がありそうです。
この時期は特に、神経も過敏になりやすい可能性があるので、デジタルの中だけでなく、現実の中にある幻想的な世界にも目を向け、リラックスを心がけましょう。
まとめに入る前にもう一度お知らせです。
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2.2024年の土星順行まとめ
今回の土星順行のポイントは以下の5つでした。
- 何がしたいのかを考える
- 自分と他者との境界線を引く
- 現実化へ努力せよ
- 現実逃避は許しません
- 社会的な問題が浮上する
土星はここから2025年5月に牡羊座に入るまで魚座を突き進んでいきます。(逆行で魚座にもう一度戻ってきます。)
魚座は12星座最後のサインです。全てを内包し、そしてすべてを解放するサインでもあります。今まで30年間のシステムが、やり方が、価値観が、関係が、壊れていく感覚もやってくるでしょう。
最後には土星の安定や安心を手に入れるため、土星の課題に目を背けることなく向き合っていきましょう。
この記事は、Smjukのミッションステートメント、メディアポリシーを基に、以下の担当で作成しております。
- 執筆:Sumie
- 編集:Sumieのマネージャー