
2025年10月21日 21:25頃
天秤座(天秤宮)で新月を迎えます。
天秤座は「対人関係」をテーマとするサインです。この新月前には、家族や身近な人のことで時間を費やし、心のバランスが崩れてしまうこともありそうです。
ここから、今回の新月図から、何をはじめるのにピッタリな時期となるのか、そして、自分や相手と心地よく過ごせるヒントを読み解いていきます。
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今回の天秤座新月のポイントは以下の4つです。
| 心の秤をそっと整える | 自分と相手の“今”を見つめながら、お互いが心地よくいられる場所を探していく |
| 知ろうとすることが心の架け橋 | 大切なことは、“相手を知ろうとする心”であることを思い出す人もいる |
| 「つながり」が深い知恵となる | 自然な流れの中で、心や知性が導かれていく |
| 内側の美しさを育てる | 内側の美しさを、そっと育てていくことが大切 |
この記事では、今回の新月図を読んで次の新月までの4週間の影響をお伝えしていきます。
この記事の内容は動画でも解説しています。
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1.2025年の天秤座新月の影響や意味
月の満ちが始まるときの月が新月です。西洋占星術では、浄化・はじまり・可能性・夢を意味します。
また、新月になる時のホロスコープが新月図です。新月図では世相を読むマンデン占星術を使って、その日から4週間の社会の動きやテーマを読み解いていきます。ここでは、日本の首都である「東京」で、プラシーダス法を用いてホロスコープを出しています。
今回の新月は2025年10月21日 21:25頃に起こります。以下が今回の新月図です。

今回の新月図の特徴は以下の通りです。
心の秤をそっと整える
今回の新月は、“すぐそばにいる人たち”との心のバランスがキーワード、家族、同僚、仲間、地域の人々、いつもは当たり前のように存在していて、つい意識の外に置いてしまう人たちとの対話を、もう一度、丁寧に始めてみる。そんなきっかけの新月になりそうです。
新月の少し前、太陽と月は蟹座にいる木星とスクエアを形成します。その影響で、外の世界よりも、内側の人間関係に意識が向きやすく、気づけば“身近な誰か”とのやりとりに心を費やしているかもしれません。
バランスを取ろうとしても、片方の秤が重くなってしまうような感覚。新月前は、そんな“傾き”に疲れを感じる人もいるでしょう。
だからこそ、この新月は、傾いた秤をそっと戻してあげることが大切です。
例えば、
・少しだけ、自分の気持ちを言葉にしてみる
・そばにいる人の声に、もう少し耳を澄ませてみる
・主観と客観、どちらの視点も大切にしてみる
自分と相手の“今”を見つめながら、お互いが心地よくいられる場所を探していく。そんな“対話のはじまり”を、この新月がそっと後押ししてくれる予感です。
さらに今回は、水星と火星が重なり、水のエレメントでグランドトラインが形成される時期。察する力や共感力が高まる一方で、主観の世界に深く入り込みすぎて、事実を見落としてしまうこともあるかもしれません。
新月が起こるのは、比較と調和をテーマに持つ天秤座です。だからこそ、「私はこう思う」だけでなく、「相手はどう感じているのだろう?」という視点を持つことが、この新月のギフトを受け取る鍵になるでしょう。
知ろうとすることが心の架け橋
今回の新月のサビアンシンボルは、天秤座29度「互いの知識の範囲に橋を架ける方法を模索する人類」です。
このシンボルは、時代や文化、環境や歴史の違いを越えて、人と人との間に“理解”という橋を架けようとする、人類の静かな願いを映し出すようなシンボルです。
今、日本では移民問題で揺れていますが、日本に歴史や文化、日本人の想いがあるように、他の国で生きる人たちにも、守りたい大切な価値観や想いがあります。
その違いを否定するのではなく、そこから共通点を見つけていくこと。
互いに敬意を払いながら、美しい生き方を実践していくこと。
この新月は、そんなはじまりをそっと促してくれているのかもしれません。
そしてこのメッセージは、国と国の話だけでなく、あなたと私の間にも、静かに響いています。同じ家にいても、同じオフィスにいても、その人が歩んできた道や、心のルーツは違います。
「合わない」と切り離すことは、簡単なことです。
しかし、それでは共に歩むことはできません。大切なことは、“相手を知ろうとする心”であることを、この新月をきっかけに思い出す人もいるでしょう。
相手の背景を知ることで、「合わない」と感じていた人とも、実は深い共通点があることに気づくかもしれません。そしてその気づきが、あなたと誰かの間に、新しい絆を生み出していくのです。
今回の新月図では、天秤座のサインがインターセプトになっているため、その気づきまでには時間がかかるかもしれません。それでも、ここでの気づきは確実に未来へ繋がっていくはずです。
「つながり」が深い知恵となる
今回の新月図は、蠍座で重なる水星と火星を含んだ、水のエレメントによる優しい大きな三角形(グランドトライン)が特徴です。
さらにAscも水のエレメントである蟹座に位置しているので、この新月では天秤座の「バランス・客観性」のテーマに加え、水のエレメントが象徴する「心のつながり・集団性」も、この新月の大切な鍵となっていきます。
蠍座にある水星と火星は、“知りたい”という気持ちを深く掘り下げる力や、過去の記憶に集中する力を静かに表しているのかもしれません。
そこに、魚座の土星や蟹座の木星が、特別なことをしなくても、そっと寄り添ってくれる。まるで、静かな湖面に浮かぶ小舟のように、自然な流れの中で、心や知性が導かれていくような配置です。
もしかすると、
これまで知りたかったことが、誰かの助けでスムーズに進むかもしれません。
胸の奥にしまっていた想いが、ふとした瞬間に言葉になるかもしれません。
水のエレメントは、水玉と水玉がやさしく結びついて、大きなひとつになるように、“結合”と“つながり”を象徴するサインたちです。
この新月の期間は、誰かとのつながりが自然と生まれるでしょう。それは、実際の人間関係かもしれませんし、目には見えない“心のつながり”という形かもしれません。
興味のあるグループに参加してみる。
尊敬する人の話に耳を傾けてみる。
精神性や心の学びを始めてみる。
そんな行動が、あなたの世界をやさしく広げてくれるでしょう。
ただし、心地よさの中に閉じこもりすぎないことがです。心地よさだけでなく、“学びたい”という姿勢を持つことで、この新月は、あなたにとって大きなサポートとなるはずです。
内側の美しさを育てる
今回の新月図では、新月が起こる天秤座のサインがインターセプトされています。
本来なら、新月が位置する4ハウスは“天秤座風の家”になるはずですが、その“天秤座風”が隠れていて見えないのです。それはまるで、外観はごく普通の家なのに、扉を開けると、内装が洗練されていて美しく整えられている家のようです。
だからこそ、この新月では、外側の美しさを取り繕うよりも、内側の美しさを、そっと育てていくことが大切なのかもしれません。
たとえば、
・日々の行動や言葉遣いを丁寧にしてみる
・部屋に花を飾っ」、空間に彩を添えてみる
・スケジュールに余白を持たせて、優雅に過ごしてみる
・自分や相手の素敵なところに、そっと目を向けてみる
このような小さな育みを、はじめてみましょう。
外を磨くよりも、時間はかかるかもしれません。けれど、その内側の美しさは、半年後の満月の頃には、自然と周囲の目を引く輝きとなって、あなたの存在をそっと照らしてくれるかもしれませんね。
まとめに入る前にもう一度お知らせです。
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2.2025年の天秤座新月のまとめ
今回の天秤座新月のポイントは以下の4つでした。
- 心の秤をそっと整える
- 知ろうとすることが心の架け橋
- 「つながり」が深い知恵となる
- 内側の美しさを育てる
今回の新月図は、ただの始まりではありません。国家権力を象徴するMCに、逆行中の土星がピタリと重なっています。まるで「ここで最後のけじめをつけろ」と告げるかのように、日本という国に重たい責任と試練を課しているのです。
しかも、この土星は木星・水星・火星とともに、水のグランドトラインを描いています。一見、調和とスムーズさをもたらす配置。しかし、その裏には「惰性」や「ぬるま湯の安心感」という落とし穴も潜んでいます。
水のエレメントは感情や仲間意識を象徴します。仲間とのつながりが希望を生むこともあれば、同調圧力となって流れを止めることもある。その両面が、今まさに試されているのかもしれません。
これからの4週間、焦点は4ハウスです。国土、治安、天候、災害、農業、そして野党。私たちの足元を支えるテーマが、強くクローズアップされるでしょう。
さらに、新月を過ぎて太陽が蠍座に入ると、冥王星とのスクエアが待っています。コントロール不能な出来事が押し寄せるかもしれません。
しかし、それは「違う視点を学べ」という宇宙からのメッセージです。抗うのではなく、受け止める勇気が必要です。
そして、海王星と天王星が逆行しながら前のサインへ戻ります。これは「最後の膿出し」のサインです。個人も社会も、隠してきたものをさらけ出す時。痛みを伴うかもしれません。
しかし、その痛みは解放へのプロセスです。無理にこじ開けるのではなく、ゆっくり、自分をいたわりながら手放していきましょう。
この記事は、Smjukのミッションステートメント、メディアポリシーを基に、以下の担当で作成しております。
- 執筆:Sumie
- 編集:Sumieのマネージャー