ホロスコープを読むうえで難関となるアスペクト
以下のような悩みをお持ちの方も多いのではないでしょうか。
- 解釈や意味がわからない
- 勉強してきたが、アスペクトで挫折しちゃいそう
- これから学ぶんだけど、複雑で難しそう
実際に難しく、「アスペクトで挫折した」という声も多く聞きます。
Sumie
こんな経験から、アスペクトを学ぶのには、まずは「区分」をしっかり理解してから学ぶことをオススメしています。
また、アスペクトについて一言で表すと「複数の天体などの間にできる関係性」のことで、意味は「10天体、12星座、12ハウスが連動した心理や活動欲求」です。
今回は、そんなアスペクトの解釈・意味、見方、種類について解説していきます。
「ホロスコープの読み方を勉強していると、アスペクトで挫折する」という声も多く聞きます。
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1.西洋占星術におけるアスペクトは「複数の天体などの間にできる関係性」を表す
ホロスコープにおけるアスペクトは、複数の天体などの間にできる関係性のことです。私は、天体同士の繋がりと呼んでいます。
「天体など」と記載しましたが、これはアセンダントやMC、小惑星や感受点などとの繋がりも見ていくためです。
最初は、10天体+アセンダントを読んでおけばOKでしょう。
アスペクトの解釈は、10天体、12星座、12ハウスが連動した心理や活動欲求
アスペクトは解釈が難しいところではありますが、以下のように捉えるとわかりやすいでしょう。
- 何が ⇒ 10天体
- どんなふうに ⇒ 12星座
- どの場面で ⇒ 12ハウス
- どうなる ⇒ アスペクト
「どうなる」がアスペクトですが、これは「誰が」「どんなふうに」「どの場面で」ということが全て関わってきます。
このことからもわかるように、アスペクトは、10天体、12星座、12ハウスが連動した心理や活動欲求を表します。
公転周期が遅い天体から早い天体へ影響する
意味はわかったけど、具体的にどのように影響するかわからない
という疑問もあるかと思います。
ポイントは、天体は、公転周期が遅い天体から早い天体に影響する。ということです。
(※ 公転周期が遅い=地球から遠い)
天体を公転周期が遅い順に並べると、以下のようになります。
また、アセンダントやMCなどは常に受ける側となります。
例えば、以下のようになります。
- 冥王星♇と月☽がアスペクト
⇒ 冥王星♇が月☽に影響を及ぼす
- 木星♃と水星☿がアスペクト
⇒ 木星♃が水星☿に影響を及ぼす
- 土星♄とアセンダントがアスペクト
⇒ 土星がアセンダントに影響を及ぼす
各天体の中では、やはり太陽と月は一番重要となってきます。
また、個人のホロスコープを読む場合は、個人天体を中心に読むといいでしょう。
ただし、社会天体やトランスサタニアン同士のアスペクトも、ハウスなどに関わってきますので、慣れてきたら読んでいくようにしましょう。
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2.【一覧表あり】アスペクトの種類は大きく分けて4つ【アスペクトに良い/悪いはない】
ホロスコープにおけるアスペクトの種類は、大きく分けて4つです。
メジャーアスペクトとマイナーアスペクト、そのそれぞれにソフトアスペクトとハードアスペクトがあります。
文章で書くとわかりにくいので、図で表すと以下のようになります。
そして、これらにはコンジャンクション(0度)、オポジション(180度)などといった角度に応じた名前が付けられています。
これらの関係性を一覧表にすると以下のようになります。このイメージをもって読み進めてください。
| メジャーアスペクト | マイナーアスペクト |
---|
どちらでもない | ・コンジャンクション(0度) | ・クインデチレ(165度) |
ソフトアスペクト | ・トライン(120度) ・セクスタイル(60度) | ・セミセクスタイル(30度) ・クインタイル’(72度) ・バイクインタイル(144度) |
ハードアスペクト | ・オポジション(180度) ・スクエア(90度) ・インコンジャンクト(150度) | ・セミスクエア(45度) ・セスキコードレート(135度)
|
影響が強い「メジャーアスペクト」
メジャーアスペクトとは、「そのホロスコープにおいて影響力が強くでるアスペクト」のことです。
紀元前4世紀~前1世紀までの約300年間のヘレニズム時代から使われていたアスペクトで、古代ローマの学者であるプトレマイオスさんが5つ(0度、60度、90度、120度、180度)を定めたとされています。
この時代にはアスペクトは「星座と星座の関係性において成立するもの」とされていました。先ほどもご説明した通り、現代では天体と天体の関係性を表しているものです。
メジャーアスペクトには以下の6つが該当します。
- コンジャンクション(0度)
- オポジション(180度)
- トライン(120度)
- スクエア(90度)
- セクスタイル(60度)
- インコンジャンクト(150度)
インコンジャンクトは、ホロスコープを読む人によってマイナーアスペクトに入れる人もいます。
私は中間くらいの捉え方ですが、150度が効いているホロスコープに出会うこともあるので、メジャーアスペクトとして使用しています。
それぞれについて、詳しくは「メジャーアスペクトの種類と意味を解説した記事」をご覧ください。
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メジャーアスペクトの種類と意味を解説した記事
続きを見る
メジャーより影響が弱い「マイナーアスペクト」
マイナーアスペクトとは、「そのホロスコープにおいてメジャーアスペクトよりも影響力が弱いアスペクト」のことです。
しかし、天体の種類やオーブによってはメジャーアスペクトよりも重要になるときもあります。
16世紀以降、天文学者であり占星術師のケプラーによって、新たに考案されたようです。ケプラーはアスペクトの考え方を改革し、サイン(星座)とサインの関係性において成立するものから「天体同士の角度に基づいたもの」としました。
マイナーアスペクトは以下の5つが該当します。
- セミセクスタイル(30度)
- セミスクエア(45度)
- セスキコードレート(135度)
- クインタイル(72度)
- バイクインタイル(144度)
- クインデチレ(165度)
細かく見るとマイナーアスペクトは他にもありますが、西洋占星術の研究をするわけでなければ、この5つを理解しておけばOKと思います。
詳しくは「マイナーアスペクトの種類と意味を解説した記事」をご覧ください。
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マイナーアスペクトの種類と意味を解説した記事
続きを見る
調和の「ソフトアスペクト」
ソフトアスペクトは、天体間の連携が快適でスムーズに働き、調和や安定の関係を表します。
具体的には、無意識に安易な方向に流れていきやすい傾向にあるといえます。
自ら動くという認識があまりありません。
ソフトアスペクトは、以下の5つが該当します。
- トライン(120度)
- セクスタイル(60度)
- セミセクスタイル(30度)
- クインタイル(72度)
- バイクインタイル(144度)
緊張の「ハードアスペクト」
ハードアスペクトは、天体の連携がぎこちなく、困難さの関係を表します。
意識的に取り組むことになり、その困難さを克服した時に大きな成果を得られるといえます。
ハードアスペクトは、以下の6つが該当します。
- オポジション(180度)
- スクエア(90度)
- インコンジャンクト(150度)
- セミスクエア(45度)
- セスキコードレート(135度)
アスペクトに良い/悪いはない
こんな人をよく見かけます。
ハードアスペクトは悪いアスペクトで、たくさんあると良くないんでしょ?
確かに、古典的な占星術では、以下のように捉えられていました。
- ソフトアスペクト
吉・良い・幸運
- ハードアスペクト
凶・悪い・不運
このイメージがまだ根付いている傾向も見受けられ、「ソフトアスペクトは良い」「ハードアスペクトは悪い」というイメージを持っている人も多いです。
しかし、現代では、解釈の仕方が以下のように変わってきています。
- ソフトアスペクト
安定、維持、惰性、変化を嫌う、無難さ
- ハードアスペクト
困難さ、課題、過剰で極端、チャレンジ、変革のエネルギー
つまり、ホロスコープには良い悪いがないので、そのアスペクトをどう使うか、その影響をどのように捉えるかが大事です。
例えば、このように読んでいくと良いでしょう。
- ハードアスペクトが極端に多いホロスコープ
困難さは多いかもしれないがチャレンジする力があり、それによって成長してビッグになる可能性がある人と捉えると良い。
- ソフトアスペクトが極端に多いホロスコープ
ずっとぬるま湯に浸かっている状態で、チャレンジしていくことを意識していくと良い。
のんびり生きることが幸せな人もいれば、チャレンジ続けることが幸せな人もいます。
柔軟に読んでいくことを意識しましょう。
3つ以上の天体で構成される「複合アスペクト」
複合アスペクトとは、3つ以上の天体などによって三角形や四角形の形が構成されるアスペクトです。
複合アスペクトは以下の7つがあります。
- ステリウム
- Tスクエア
- グランドクロス
- グランドトライン
- カイト
- 小三角
- ヨッド
- メディエーション
- ミスティックレクタングル
- ノーアスペクト
細かく見ると他にもありますが、研究などでない限りはこの7つを意識しておけばいいでしょう。
複合アスペクトは、2つの天体などの繋がりを見るアスペクトよりもさらに複雑になってきます。アスペクトを理解してから学び始めるといいでしょう。
詳しくは「複合アスペクトの種類や意味について解説した記事」をご覧ください。
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複合アスペクトの種類や意味について解説した記事
続きを見る
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3.【図解あり】ホロスコープを読む際のアスペクトの見方のコツを掴む4つのポイント
まずは、ホロスコープを見てみましょう。
これは、Free Horoscope Chartsというページで出したホロスコープ(左側)と、アスペクトの表(右側)です。
※Free Horoscope Chartsを使用
このホロスコープでは、アスペクトは赤や青の線で表わされています。
線の真ん中にある□や△はそのアスペクトの種類(角度)を表します。
ホロスコープによって、表示方法は変わってきます。
それでは、アスペクトを読む際の4つのコツについて解説していきます。
区分を理解する
ご存じの方も多いと思いますが、12星座を以下の3つに分類したのが区分です。
- ポラリティ(2区分)
- クオリティ(3区分)
- エレメント(4区分)
区分については「区分について解説した記事」をご覧ください。
と思った方も多いかと思います。
アスペクトや複合アスペクトを理解するうえで、この区分(特にクオリティとエレメント)はとても重要なのです。
アスペクトと区分は、例えば以下のような関係性が出てきます。
- オポジション(180度)
天体が属している星座は「同じクオリティ」
- トライン(120度)
天体が属している星座は「同じエレメント」
例えば「活動宮のオポジションだと、活発や活動的な傾向が強く出る」「水の星座のトラインだと直感や閃きなどが強く出る」などです。
複合アスペクトになると、この関係性が更に重要となってきます。
このため、区分を理解することが重要なのです。
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また、アスペクトの理解で重要なクオリティとエレメントの関係も表を使って解説しており、この表を使うととても理解しやすいです。
(このクオリティとエレメントの関係の表は、他では見たことがありません。おそらく、この講座だけです。)
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主要な天体などから読む
アスペクトを読むときに、どれもこれも読もうとするとパニックになります。
最初は太陽星座、月星座、アセンダントのアスペクトを読めば良いでしょう。
慣れてきたら、他の天体も読んでいくと挫折せずに読めるようになります。
メジャーアスペクトから読む
最初は主要なアスペクトであるメジャーアスペクトだけで十分です。
慣れてきたらマイナーアスペクトも入れていくと良いでしょう。
私は基本、メジャーアスペクトしか使いません。
それでもしっくりこない時に、マイナーアスペクトも読む感じです。
オーブ(角度の許容範囲)を理解する
ここまでご覧になって、このように思った方もいるのではないでしょうか。
角度ってピッタリじゃないとダメなの?
±○○度までOKとかあるの?
天体同士の角度は、ピッタリでなくてもアスペクトとして捉えることができます。
しかし、何度でもOKということではなく、定められた角度があり、オーブ呼ばれています。
例えば、二つの天体が180度のアスペクトを形成しているとして、オーブを±6度で捉えるなら174度~186度までは許容範囲なので、影響ありと読みます。
また、ピッタリの角度から近い/遠いで以下のような呼ばれ方をしています。
- タイト
ピッタリの角度に近い
その効果や影響が強い
- ワイド
ピッタリの角度から遠い
離れるほど効果や影響が弱まる
オーブは天体やアスペクトによって定める許容範囲が違ったり、占星術師でも許容範囲が分かれています。
参考までに、私は以下のように読んでいます。
| メジャーアスペクト 太陽と月 | メジャーアスペクト 太陽と月以外 | マイナーアスペクト |
---|
オーブ | ±10度 | ±8度 | ±1度 |
タイト | ±3度 | ±3度 | ±1度 |
ワイド | ±8~10度 | ±6~8度 | ±1度 |
ただし、メジャーアスペクトの中でも、セクスタイル(60度)とインコンジャンクト(150度)は±4~±5度(月と太陽は±6~±7度)でとるのが一般的なようです。私もこの範囲で読んでいます。
詳しくは「アスペクトのオーブについて解説した記事(タイトやワイドも解説)」をご覧ください。
-
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アスペクトのオーブについて解説した記事
続きを見る
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4.西洋占星術におけるアスペクトの解釈・見方まとめ
アスペクトは複数の天体の間にできる関係性のことで、天体などの角度で表わされます。アスペクトの種類について、一覧表を再度記載します。
| メジャーアスペクト | マイナーアスペクト |
---|
どちらでもない | ・コンジャンクション(0度) | ・クインデチレ(165度) |
ソフトアスペクト | ・トライン(120度) ・セクスタイル(60度) | ・セミセクスタイル(30度) ・クインタイル’(72度) ・バイクインタイル(144度) |
ハードアスペクト | ・オポジション(180度) ・スクエア(90度) ・インコンジャンクト(150度) | ・セミスクエア(45度) ・セスキコードレート(135度)
|
天体は公転周期が遅い天体から早い天体に影響し、アセンダントやMCなどは受ける側となります。他にも以下の4つのポイントを意識すると読みやすいでしょう。
- 区分(特に、クオリティとエレメント)を理解する
- 主要な天体などから読む
- メジャーアスペクトから読む
- オーブを理解する
[/st-mybox]
アスペクトに良い/悪いはなく、そのアスペクトをどう使うか、その影響をどのように捉えるかが大事となります。
アスペクトとはラテン語で「aspectus=見る」という意味です。遅い天体が速い天体を「見る」「観察する」「目を向ける」と捉えると良く、ハードアスペクトやソフトアスペクトはそれをどんな風に見てるの?という感じです。
アスペクトは占星術を学ぶ上で一番難しい箇所です。嫌にならないように、楽しんで学んでいきましょう!!
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星読みを学ぶ
【一覧表&図解あり】ホロスコープ・西洋占星術におけるのアスペクトの解釈と見方をわかりやすく解説
ホロスコープを読むうえで難関となるアスペクト
以下のような悩みをお持ちの方も多いのではないでしょうか。
実際に難しく、「アスペクトで挫折した」という声も多く聞きます。
こんな経験から、アスペクトを学ぶのには、まずは「区分」をしっかり理解してから学ぶことをオススメしています。
また、アスペクトについて一言で表すと「複数の天体などの間にできる関係性」のことで、意味は「10天体、12星座、12ハウスが連動した心理や活動欲求」です。
今回は、そんなアスペクトの解釈・意味、見方、種類について解説していきます。
もくじ
- アスペクトの解釈は、10天体、12星座、12ハウスが連動した心理や活動欲求
- 公転周期が遅い天体から早い天体へ影響する
- 挫折する影響が強い「メジャーアスペクト」
- ハードより影響が弱い「マイナーアスペクト」
- 調和の「ソフトアスペクト」
- 緊張の「ハードアスペクト」
- アスペクトに良い/悪いはない
- 3つ以上の天体で構成される「複合アスペクト」
- 区分を理解する
- 主要な天体などから読む
- メジャーアスペクトから読む
- オーブ(角度の許容範囲)を理解する
「ホロスコープの読み方を勉強していると、アスペクトで挫折する」という声も多く聞きます。
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1.西洋占星術におけるアスペクトは「複数の天体などの間にできる関係性」を表す
ホロスコープにおけるアスペクトは、複数の天体などの間にできる関係性のことです。私は、天体同士の繋がりと呼んでいます。
「天体など」と記載しましたが、これはアセンダントやMC、小惑星や感受点などとの繋がりも見ていくためです。
最初は、10天体+アセンダントを読んでおけばOKでしょう。
アスペクトの解釈は、10天体、12星座、12ハウスが連動した心理や活動欲求
アスペクトは解釈が難しいところではありますが、以下のように捉えるとわかりやすいでしょう。
「どうなる」がアスペクトですが、これは「誰が」「どんなふうに」「どの場面で」ということが全て関わってきます。
このことからもわかるように、アスペクトは、10天体、12星座、12ハウスが連動した心理や活動欲求を表します。
公転周期が遅い天体から早い天体へ影響する
という疑問もあるかと思います。
ポイントは、天体は、公転周期が遅い天体から早い天体に影響する。ということです。
(※ 公転周期が遅い=地球から遠い)
天体を公転周期が遅い順に並べると、以下のようになります。
また、アセンダントやMCなどは常に受ける側となります。
例えば、以下のようになります。
⇒ 冥王星♇が月☽に影響を及ぼす
⇒ 木星♃が水星☿に影響を及ぼす
⇒ 土星がアセンダントに影響を及ぼす
各天体の中では、やはり太陽と月は一番重要となってきます。
また、個人のホロスコープを読む場合は、個人天体を中心に読むといいでしょう。
ただし、社会天体やトランスサタニアン同士のアスペクトも、ハウスなどに関わってきますので、慣れてきたら読んでいくようにしましょう。
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2.【一覧表あり】アスペクトの種類は大きく分けて4つ【アスペクトに良い/悪いはない】
ホロスコープにおけるアスペクトの種類は、大きく分けて4つです。
メジャーアスペクトとマイナーアスペクト、そのそれぞれにソフトアスペクトとハードアスペクトがあります。
文章で書くとわかりにくいので、図で表すと以下のようになります。
そして、これらにはコンジャンクション(0度)、オポジション(180度)などといった角度に応じた名前が付けられています。
これらの関係性を一覧表にすると以下のようになります。このイメージをもって読み進めてください。
・セクスタイル(60度)
・クインタイル’(72度)
・バイクインタイル(144度)
・スクエア(90度)
・インコンジャンクト(150度)
・セスキコードレート(135度)
影響が強い「メジャーアスペクト」
メジャーアスペクトとは、「そのホロスコープにおいて影響力が強くでるアスペクト」のことです。
紀元前4世紀~前1世紀までの約300年間のヘレニズム時代から使われていたアスペクトで、古代ローマの学者であるプトレマイオスさんが5つ(0度、60度、90度、120度、180度)を定めたとされています。
この時代にはアスペクトは「星座と星座の関係性において成立するもの」とされていました。先ほどもご説明した通り、現代では天体と天体の関係性を表しているものです。
メジャーアスペクトには以下の6つが該当します。
インコンジャンクトは、ホロスコープを読む人によってマイナーアスペクトに入れる人もいます。
私は中間くらいの捉え方ですが、150度が効いているホロスコープに出会うこともあるので、メジャーアスペクトとして使用しています。
それぞれについて、詳しくは「メジャーアスペクトの種類と意味を解説した記事」をご覧ください。
メジャーアスペクトの種類と意味を解説した記事
続きを見る
メジャーより影響が弱い「マイナーアスペクト」
マイナーアスペクトとは、「そのホロスコープにおいてメジャーアスペクトよりも影響力が弱いアスペクト」のことです。
しかし、天体の種類やオーブによってはメジャーアスペクトよりも重要になるときもあります。
16世紀以降、天文学者であり占星術師のケプラーによって、新たに考案されたようです。ケプラーはアスペクトの考え方を改革し、サイン(星座)とサインの関係性において成立するものから「天体同士の角度に基づいたもの」としました。
マイナーアスペクトは以下の5つが該当します。
細かく見るとマイナーアスペクトは他にもありますが、西洋占星術の研究をするわけでなければ、この5つを理解しておけばOKと思います。
詳しくは「マイナーアスペクトの種類と意味を解説した記事」をご覧ください。
マイナーアスペクトの種類と意味を解説した記事
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調和の「ソフトアスペクト」
ソフトアスペクトは、天体間の連携が快適でスムーズに働き、調和や安定の関係を表します。
具体的には、無意識に安易な方向に流れていきやすい傾向にあるといえます。
自ら動くという認識があまりありません。
ソフトアスペクトは、以下の5つが該当します。
緊張の「ハードアスペクト」
ハードアスペクトは、天体の連携がぎこちなく、困難さの関係を表します。
意識的に取り組むことになり、その困難さを克服した時に大きな成果を得られるといえます。
ハードアスペクトは、以下の6つが該当します。
アスペクトに良い/悪いはない
こんな人をよく見かけます。
確かに、古典的な占星術では、以下のように捉えられていました。
吉・良い・幸運
凶・悪い・不運
このイメージがまだ根付いている傾向も見受けられ、「ソフトアスペクトは良い」「ハードアスペクトは悪い」というイメージを持っている人も多いです。
しかし、現代では、解釈の仕方が以下のように変わってきています。
安定、維持、惰性、変化を嫌う、無難さ
困難さ、課題、過剰で極端、チャレンジ、変革のエネルギー
つまり、ホロスコープには良い悪いがないので、そのアスペクトをどう使うか、その影響をどのように捉えるかが大事です。
例えば、このように読んでいくと良いでしょう。
困難さは多いかもしれないがチャレンジする力があり、それによって成長してビッグになる可能性がある人と捉えると良い。
ずっとぬるま湯に浸かっている状態で、チャレンジしていくことを意識していくと良い。
のんびり生きることが幸せな人もいれば、チャレンジ続けることが幸せな人もいます。
柔軟に読んでいくことを意識しましょう。
3つ以上の天体で構成される「複合アスペクト」
複合アスペクトとは、3つ以上の天体などによって三角形や四角形の形が構成されるアスペクトです。
複合アスペクトは以下の7つがあります。
細かく見ると他にもありますが、研究などでない限りはこの7つを意識しておけばいいでしょう。
複合アスペクトは、2つの天体などの繋がりを見るアスペクトよりもさらに複雑になってきます。アスペクトを理解してから学び始めるといいでしょう。
詳しくは「複合アスペクトの種類や意味について解説した記事」をご覧ください。
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3.【図解あり】ホロスコープを読む際のアスペクトの見方のコツを掴む4つのポイント
まずは、ホロスコープを見てみましょう。
これは、Free Horoscope Chartsというページで出したホロスコープ(左側)と、アスペクトの表(右側)です。
※Free Horoscope Chartsを使用
このホロスコープでは、アスペクトは赤や青の線で表わされています。
線の真ん中にある□や△はそのアスペクトの種類(角度)を表します。
ホロスコープによって、表示方法は変わってきます。
それでは、アスペクトを読む際の4つのコツについて解説していきます。
区分を理解する
ご存じの方も多いと思いますが、12星座を以下の3つに分類したのが区分です。
区分については「区分について解説した記事」をご覧ください。
と思った方も多いかと思います。
アスペクトや複合アスペクトを理解するうえで、この区分(特にクオリティとエレメント)はとても重要なのです。
アスペクトと区分は、例えば以下のような関係性が出てきます。
天体が属している星座は「同じクオリティ」
天体が属している星座は「同じエレメント」
例えば「活動宮のオポジションだと、活発や活動的な傾向が強く出る」「水の星座のトラインだと直感や閃きなどが強く出る」などです。
複合アスペクトになると、この関係性が更に重要となってきます。
このため、区分を理解することが重要なのです。
ここでは全てのアスペクトについて解説できませんが、私が製作した「クラゲでもわかる星読み講座」では、全てのメジャーアスペクトと一部の複合アスペクトについて、図解付きでクオリティとエレメントとの関係について解説しています。
また、アスペクトの理解で重要なクオリティとエレメントの関係も表を使って解説しており、この表を使うととても理解しやすいです。
(このクオリティとエレメントの関係の表は、他では見たことがありません。おそらく、この講座だけです。)
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主要な天体などから読む
アスペクトを読むときに、どれもこれも読もうとするとパニックになります。
最初は太陽星座、月星座、アセンダントのアスペクトを読めば良いでしょう。
慣れてきたら、他の天体も読んでいくと挫折せずに読めるようになります。
メジャーアスペクトから読む
最初は主要なアスペクトであるメジャーアスペクトだけで十分です。
慣れてきたらマイナーアスペクトも入れていくと良いでしょう。
私は基本、メジャーアスペクトしか使いません。
それでもしっくりこない時に、マイナーアスペクトも読む感じです。
オーブ(角度の許容範囲)を理解する
ここまでご覧になって、このように思った方もいるのではないでしょうか。
±○○度までOKとかあるの?
天体同士の角度は、ピッタリでなくてもアスペクトとして捉えることができます。
しかし、何度でもOKということではなく、定められた角度があり、オーブ呼ばれています。
例えば、二つの天体が180度のアスペクトを形成しているとして、オーブを±6度で捉えるなら174度~186度までは許容範囲なので、影響ありと読みます。
また、ピッタリの角度から近い/遠いで以下のような呼ばれ方をしています。
ピッタリの角度に近い
その効果や影響が強い
ピッタリの角度から遠い
離れるほど効果や影響が弱まる
オーブは天体やアスペクトによって定める許容範囲が違ったり、占星術師でも許容範囲が分かれています。
参考までに、私は以下のように読んでいます。
太陽と月
太陽と月以外
ただし、メジャーアスペクトの中でも、セクスタイル(60度)とインコンジャンクト(150度)は±4~±5度(月と太陽は±6~±7度)でとるのが一般的なようです。私もこの範囲で読んでいます。
詳しくは「アスペクトのオーブについて解説した記事(タイトやワイドも解説)」をご覧ください。
アスペクトのオーブについて解説した記事
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4.西洋占星術におけるアスペクトの解釈・見方まとめ
アスペクトは複数の天体の間にできる関係性のことで、天体などの角度で表わされます。アスペクトの種類について、一覧表を再度記載します。
・セクスタイル(60度)
・クインタイル’(72度)
・バイクインタイル(144度)
・スクエア(90度)
・インコンジャンクト(150度)
・セスキコードレート(135度)
天体は公転周期が遅い天体から早い天体に影響し、アセンダントやMCなどは受ける側となります。他にも以下の4つのポイントを意識すると読みやすいでしょう。
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アスペクトに良い/悪いはなく、そのアスペクトをどう使うか、その影響をどのように捉えるかが大事となります。
アスペクトとはラテン語で「aspectus=見る」という意味です。遅い天体が速い天体を「見る」「観察する」「目を向ける」と捉えると良く、ハードアスペクトやソフトアスペクトはそれをどんな風に見てるの?という感じです。
アスペクトは占星術を学ぶ上で一番難しい箇所です。嫌にならないように、楽しんで学んでいきましょう!!
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