2025年7月7日 16:50頃
革命や独立の星、天王星が双子座へ移動します。
天王星は2018年から牡牛座を滞在し、牡牛座の「生活の安全や安心、五感、美意識、物質、所有すること」などに改革のメスを入れてきました。
この期間は、キャッシュレス決済や個人の投資の普及、サブスクリプションの普及、昆虫食や代替肉などもこの7年でよく耳にするようになりました。その他に、田舎暮らし、ミニマリスト、DIYなど快適な暮らしの価値観も変わった部分がありますね。
ここから天王星は、順行と逆行を繰り返しながら双子座と牡牛座を行き来し、2026年4月26日に本格的に双子座へ入り、次は双子座の領域で天王星の「変化、革命、独立」を促していきます。

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今回の天王星双子座時代のポイントは以下の6つです。
軽い気持ちが転機になる | 軽いノリがいつの間にか、自分の生活や価値観に大きな転機をもたらしてくれることになる |
大きな改革はノリで取り組む | 滞った状態から一発逆転の変化を起こしたいときは、「ノリ」を大事にすることが鍵 |
言葉の創意工夫をせよ | 変わった表現方法を目指すことや独自の方法を模索することが促されていく |
頭でっかちになるな | どれだけ「有言実行」できるかがポイント |
デジタル格差が加速する | 孤立せずに情報共有できる場をつくることも大事 |
独立した者同士が繋がる社会 | 繋がることやグループでの活動は個人で自立しているからこそ成り立つという社会に進んでいく |
この記事では、過去の天王星双子座時代にも触れながら、これからの天王星双子座時代がどのようなものになっていくのか、どのような社会的変化があるのか、我々はどうすればいいのかを解説していきます。
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1.歴史から見る天王星双子座時代
天王星は1781年3月13日にウィリアム・ハーシェルにて発見されました。(発見時、天王星は双子座を運行していたと見られています)
公転周期は約84年で、一つのサインを約7年で通過します。
天王星はトランスサタニアンと呼ばれ、冥王星や海王星と同じく「世代・世相」を担う天体です。「改革、独創性、発明、オリジナリティ、変革、変化、金融、放送、電波、電気、通信、科学、テクノロジー、分離、離反、反抗」などの意味を持つ天体で、関わるサインやハウス、天体の一部を変化させていくのが特徴で、古い価値観やルール、囚われから目覚めさせ、ブレイクスルーを起こすとされています。
天王星双子座時代は、双子座の「交流、言語活動、情報、教育、交通、物流、旅行、知的好奇心、肺、肩から指先」に関することに変化を起こしていくことになります。
ここから、過去の天王星双子座時代の出来事について振り返ってみましょう。(※天王星と双子座に関わるであろう出来事のみをピックアップしています。)
1774年6月~1782年4月
この時代で最も大事な出来事は、天王星が発見されたことです。1781年3月13日の天王星が双子座にあったときにウィリアム・ハーシェルによって発見されています。
教育の分野では、ヨーロッパではルソーなどの啓蒙思想が広まることで、教育の重要性が再確認され、日本では、杉田玄白らがオランダ語の医学書を翻訳し、日本初の本格的な医学書である「解体新書」を出版し、蘭学の発展に大きな影響を与えています。
他に日本では、五街道が整備されたことにより、参勤交代や商人の往来が活発になり、宿場町で宿泊や物資の流通がおこなわれたり、河川や海運を利用した物流が盛んになったりしたことで、庶民の旅も一般化してきたところが、天王星が双子座の領域で変化を及ぼした事柄と言えるかもしれません。
1858年6月~1866年3月
この期間は、逆行の影響で前後のサインに入る時期があります。
この時代は、1858年に江戸幕府とアメリカの間で「日米修好通商条約」が締結され、5つの港が開港されたことで、日本は経済の変革、教育機関や教材の変化を迫られた時代です。西洋知識の導入で教育内容が多様化、寺子屋や私塾の増加が、庶民の教育に重要な役割を果たしたとされています。
その他に、のろしや太鼓、旗などの視覚や聴覚での通信から、1858年から1866年の間に現在のインターネットでも欠かせない海底電信ケーブルの敷設に成功し、世界的な電信ネットワークが現実となり、モールス通信ができるようになったことが、この時代の双子座的な変化と言えそうです。
1942年5月~1949年6月
この時代は第二次世界大戦中で、技術開発や航空技術の進展も急加速し、アメリカで原爆開発計画(マンハッタン計画)が始動。そして、その3年後に終戦を迎えました。
戦争の影響で教育は、英米語禁止され、野球用語なども全面日本語化、学徒戦時動員体制が確立され、中等学校以上の生徒や学生が軍需工場や農作業に動員されていました。戦後に教育基本法、学校教育法公布され、現在の6・3・3・4制男女共学が規定されました。双子座の教育だけでなく、言語活動の変化も戦後大きくなり、当用漢字、現代かなづかいの使用開始もこの頃からです。
天王星は発明とも関わりますが、1948年にベル研究所でトランジスタが発明され、通信機器の小型化・高性能化を可能にし、デジタル通信時代の幕開けでもあります。また、無線通信の発展、海底ケーブル通信の進展により、国際長距離通信の向上、アメリカで本格的な商業テレビ放送が開始されるなど、通信と放送の融合も進んだ時代となっています。双子座は情報収集と伝達を担うサインなので、それらのことに天王星が大きなインパクトを与えたと言えるでしょう。
2.2025年からの天王星双子座時代の影響や意味
天王星は2018年から牡牛座を運行していました。そして、ここから天王星は2025年7月7日~2033年5月22日まで双子座を運行します。
逆行の影響で、牡牛座へ戻る期間、蟹座へ入って双子座へ戻る期間があります。
年月日 | サイン | 順行/逆行 |
---|---|---|
2025年7月7日 | 双子座入り | 順行 |
2025年9月6日 | 双子座 | 逆行開始 |
2025年11月8日 | 牡牛座に戻る | 逆行 |
2026年2月4日 | 牡牛座 | 順行に戻る |
2026年4月26日 | 双子座入り | 順行 |
年月日 | サイン | 順行/逆行 |
---|---|---|
2032年8月4日 | 蟹座入り | 順行 |
2032年10月8日 | 蟹座 | 逆行開始 |
2032年12月12日 | 双子座に戻る | 逆行 |
2033年3月6日 | 双子座 | 順行に戻る |
2033年5月22日 | 蟹座入り | 順行 |
軽い気持ちが転機になる
天王星は「革命、変化、ブレイクスルー」を起こす天体であり、知的好奇心旺盛にフットワーク軽く飛び回る双子座に入ると、世の中の流れも日々目まぐるしく変わることになります。
現在のAI技術だけでなく、2030年頃には量子コンピューター、6Gなどが我々の日常に大きな変化をもたらすことは間違いないと言われていますが、それらの技術がここから約7年間で双子座の領域である「教育、交通、通信、言語活動、移動、旅」の価値観やあり方に大きな変化をもたらしていくことになりそうです。
その中でも、天王星双子座の歴史を振り返ってわかるように、天王星が双子座にあるときの「通信」の分野での発明や改革は、今後の世界を担っていくことになります。
そのため、ここから約7年の間、我々が意識しておきたいことは、「軽い気持ちではじめてみる」ことです。
デジタルやAIはわからないから、最近の人のものでしょ、と遠ざけるのではなく、「とりあえず使ってみよ」という軽い感覚を持つことが大事なのです。
天王星は、古い価値観をぶっ壊してブレイクスルーを起こす天体なので、その軽いノリがいつの間にか、自分の生活や価値観に大きな転機をもたらしてくれることになるでしょう。
大きな改革はノリで取り組む
天王星がサイン移動すると、それぞれの人生に大きな変化や転機が訪れます。特に、双子座、射手座、乙女座、魚座に主要な天体やアングルがある人は、ここから天王星により人生の転機を迎えることになるでしょう。
それらのサイン以外でも、滞った状態から一発逆転の変化を起こしたいときは、「ノリ」を大事にすることがこれから7年間の鍵になります。転職、独立、引っ越し、結婚、離婚など、大きな決断がいるものも、軽いノリで取り組む方がスムーズな流れに乗ることができるようになります。
これがダメだったら、次はこれもあり!このやり方も面白そう!そんな軽いノリと人生を楽しむ姿勢がここからは大事なのです。
双子座は柔軟宮なので、季節の変わり目にその日の天気や温度に合わせて服をコロコロ変えるように、今の状況ややるべきことを「これ」と決めつけすぎずに向かう姿勢をもっておくと天王星の素早い変化にも対応できるでしょう。
これは、これからの社会との向き合い方とも関わります。これからは、双子座の天王星、牡羊座の海王星、水瓶座の冥王星が担っています。今までの地と水のエレメントの冷やし固める作用ではなく、どんどん上昇し拡散する火と風のエレメントの性質がこれからの社会の動きです。
じっと立ち止まっているよりもどんどん動き回ること、一人で頑張るよりも繋がりあって共有すること、自分の理想や夢を楽しみながら追いかけることができる時代になります。
ときどき地に降りてくる必要はありますが、羽の生えたサンダルを履きスイーっと飛び回るイメージで社会や人生を動かしていきましょう。
言葉の創意工夫をせよ
双子座は情報収集と伝達、言語活動がテーマのサインです。天王星は、それらの双子座のテーマを一部変化させていくことになります。
今のSNSの在り方やプラットフォームが変わるかもしれませんし、AIとの会話が増えるかもしれません。話すこと、文字を打つこと、読むこと、翻訳することなど言語活動に関することが変わると、雑誌、本、テレビなど、マスメディアの在り方も変わることになるでしょう。
冥王星水瓶座の力も相まって、今よりも言語の垣根なく世界中の情報が簡単に手に入り、どこにいても誰とでも言語や距離の壁なく気軽に繋がることができる時代になるかもしれません。
自分の言葉や考えを発信するときも、今まで通りではなくAIを使う、バーチャル空間を使うなど創意工夫がどれだけできるかがポイントになるでしょう。
天王星は物事を斜めから見ることで独自の世界観をもつ天体です。自己表現方法やコミュニケーション方法も、今までの型にはめるのではなく、変わった表現方法を目指すことや独自の方法を模索することが促されていくかもしれません。
頭でっかちになるな
天王星が双子座に入ると、牡羊座にある海王星や土星、水瓶座にある冥王星とのアスペクトもでき、新しい社会やルールができるようになるでしょう。
未来の理想や夢も思い描きやすく、最新テクノロジーや同志と繋がり合いながら、やりたいことが今まで以上にやりやすい社会へと進んでいくかもしれません。
しかし、この配置は、「思想先行型」になりやすいのも特徴で、たくさんの可能性や在り方を心に思い浮かべること、考えること、哲学することが先行しやすいので、それが実際の形として伴わないということも多々あるでしょう。
もしくは、現実は見ずに思想だけで突っ走ってしまうことや社会がそのような雰囲気になることもあるかもしれません。それは、その個人や社会が頭でっかちになっている状態です。
自分の人生や社会に考えを持つことは大事ですが、それを現実世界で実現するためには、やはり「行動力、実行力、継続力、計画性、対応力」が必要なのです。
頭でっかちになって自慢気に語るのではなく、まずは自ら実行すること、現実社会で少しでも理想を実現することを心がけましょう。ここからの社会のキーワードはどれだけ「有言実行」できるか、なのかもしれませんね。
デジタル格差が加速する
天王星は技術開発や発明と関わり、双子座はスピード感をモットーとするサインなので、技術開発や発明のスピード、社会の移り変わりは今までの比ではないくらい加速することになるでしょう。
それが、交通の分野、流通の分野、教育の分野、コミュニケーションの分野、医療の分野で近未来的な方向へ進んでいくことになります。天王星が双子座に滞在する期間に、すべての技術が実感できないかもしれませんが、これから先の未来を担う技術開発やイノベーションが、この天王星双子座時代で起こることは間違いないでしょう。
そうなると、懸念されるのが「デジタル格差・情報格差」です。今、スマホアプリを通じて複数の公共交通や他の移動サービスを最適に組み合わせて検索、予約、決済を一括で行えるサービスであるMaaSも注目されていますが、これからの社会はもっとデジタルで便利に快適になっていきます。しかし、それは“デジタル環境がある人は”という条件付きになっていくでしょう。
これから出てくる新しい技術に対して、どれだけ対応していけるかで住む社会が変わってくるのかもしれません。また、家庭でのオンラインや仮想空間での学習なども増えてくると、家庭の環境、地域の環境なども大きくなり、教育や情報の格差も広がっていきます。
現在でも、デジタル格差の問題は取り上げられていて、情報通信技術を十分に活用できない人々は、就職、買い物、行政手続き、災害時や緊急時など様々な場面で不利益な状況に置かれるとされています。
これから天王星が双子座を運行する間に、どれだけの最新技術や発明がなされるのかわかりませんが、少子高齢化や人口減少の社会では、少ない人で高い生産性を維持しなければならないため、デジタル技術の活用は不可欠になります。
普段の生活から少しずつデジタルになれる、インフラを整える、ITリテラシーを高めるために学ぶ、デジタル機器購入の補助金制度を調べるなど、年齢関係なく個人でも家庭でも会社でも取り組んでいきたいですね。
また、これからのデジタル技術の加速は、今まで以上になるので1年で大きく変わることもあります。一人では情報が追えなくても誰かと繋がっていれば情報が共有されやすくなるので、孤立せずに情報共有できる場をつくることも大事になってきそうです。
独立した者同士が繋がる社会
天王星が双子座にプレイングレスする2025年7月7日のチャートでも、本格的にイングレスする2026年4月26日のチャートでも、天王星は双子座2度にある金星とコンジャンクションしています。
これは、金星の「経済、金銭、生産、女性、芸術、娯楽、音楽、ファッション、美」などの在り方が変化することを表しているのかもしれません。
これまでとは違う女性の在り方、自由な恋愛観、最新の技術を使った芸術や文芸作品、独特なファッションの流行、金融の波の変化、経済の変化、性別など関係ない愛や結婚、AIとの結婚、バーチャル空間での結婚や関係など新しい愛のカタチも当たり前になるのかもしれませんね。流行や最先端〇〇もすぐに変化していくことになるでしょう。
金星と天王星のアスペクトは自由な関係やベタベタしない関係を示すので、個人も国や社会も独立的な自由な関係のスタートがはじまるということも考えられます。水瓶座の冥王星、牡羊座の海王星や土星とのソフトアスペクトもあるので、相手におんぶにだっこの関係では成り立たなくなるのでしょう。
繋がることやグループでの活動は重要だが、それは個人で自立しているからこそ成り立つという社会に進んでいくのかもしれません。
まとめに入る前にもう一度お知らせです。
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3.2025年からの天王星双子座時代のまとめ
これからの天王星双子座時代のポイントは以下の6つでした。
- 軽い気持ちが転機になる
- 大きな改革はノリで取り組む
- 言葉の創意工夫をせよ
- 頭でっかちになるな
- デジタル格差が加速する
- 独立した者同士が繋がる社会
天王星は、古い価値観やルールを壊し、イノベーションしていく天体です。ここから、社会の立ち位置や人生での転換期を迎える人もいるでしょう。特に、柔軟宮の人たち(双子座、射手座、乙女座、魚座)は天王星の変化の波にさらされるので、迷うことも増えるかもしれませんが、迷うよりも行動する!がこれから大事なので、上手に波に乗っていってくださいね。
双子座は最新の〇〇が好きなサインでもあるので、どんどん最新の〇〇を取り入れて変化を楽しむことも大事です。そうやって変化になれることで、テンポよく変わっていく社会を臨機応変に楽しむことができるようになるでしょう。
2026年~2027年くらいまではここから水瓶座にある冥王星、牡羊座にある海王星、双子座にある天王星が小三角を形成する時期が数年続くので、トランスサタニアンの規格外の影響で新しい時代も自然と構築されていきます。
このトランスサタニアンが小三角を組むのはサビアンシンボルでは5度の「冒険と刺激」の度数です。現状維持ではなく面白いものをプラスしてよいもの(社会)を作り出すという方向へ進んでいくのだろうと予測ができそうです。社会も個人もダイナミックに世界を楽しむ方向へ進んでいきたいですね。
この記事は、Smjukのミッションステートメント、メディアポリシーを基に、以下の担当で作成しております。
- 執筆:Sumie
- 編集:Sumieのマネージャー