西洋占星術では、ホロスコープ上にある、12星座、10天体、12ハウスを読んで、個人の資質や過去や現在、未来を読み解いていきます。
天体は、ホロスコープを読むうえで「何が」に該当し、人間の活動欲求を表します。
今回は、この10天体について解説していきます。
10個の天体は10人の登場人物とも例えられ、意識の向かう先を表しています。
人生のドラマを創り出すのが、この10天体の働きです。
“10人の役者”が星座(サイン)の演出方針で演じているドラマが私たちの人生なのです。
ネイタルチャートの惑星の位置は、一人ひとり違っていて、この10天体の位置の違いこそが、その人独自の個性や人生そのものを表します。
ホロスコープを読めるようになることで、あなたやあなたの周りの方の性格や才能を知って、良好な人間関係を築くきっかけにしてみませんか?
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1.ホロスコープにおける10天体の基礎知識
ホロスコープは読む対象が中心です。
西洋占星術では、地球を中心にして宇宙は回っているという考えの「天動説」に基づいてつくられたものです。
具体的に、西洋占星術における10天体とは【月・水星・金星・太陽・火星・木星・土星・天王星・海王星・冥王星】のことを言います。
(見慣れない順番かもしれせんが、地球からの近さで表しています。)
10天体の役割
10天体には、それぞれ役割が分担されています。
個人に影響する「個人天体」、社会の中で生かす「社会天体」、世代的な意識を表す「トランスサタニアン」の3つです。
該当する天体は、それぞれ以下のようになっています。
- 個人天体
月、水星、金星、太陽、火星
- 社会天体
木星、土星
- トランスサタニアン
天王星、海王星、冥王星
天体の逆行
西洋占星術は「天動説」で成り立っていますが、実際は地球は太陽のまわりを回っています。
ご存じの通り、太陽や月は、東から西にしか動きません。
しかし、その他の水星~冥王星の各天体は、地球から見て逆に動いているように見えるタイミングがあり、これを逆行と呼びます。
ネイタルチャートで逆行中の天体がある方は、その天体の影響が素直に出にくい傾向にあります。
詳しくは「天体の逆行について書いた記事」をご覧ください。
吉星と凶星
古典占星術では「吉星( ベネフィック)」と「凶星( マレフィック)」に分けられます。
(水星は吉凶なし)
しかし、吉星でもマイナスに作用する時もありますし、凶星でもプラスに作用することもあります。
吉凶にこだわらないというのが、現在占星術の考え方になるかなと思っています。
参考までに、それぞれ記載すると以下の通りです。
- 吉星
月・金星・太陽・木星
- 凶星
火星・土星・天王星・海王星・冥王星
※水星は吉凶なし
【ディグニティ】10天体と10星座の相性
12星座と10天体にはそれぞれ相性があり、の相性により天体が「居心地が良い星座」と「居心地が悪い星座」が決まっています。
- 居心地が良い場所(サイン)は天体のもつ力が発揮しやすい
- 居心地が悪い場所(サイン)は天体のもつ力が発揮しにくい
ホロスコープ上で、天体が良いとされるアスペクトをとっていたり、その事柄に良いとされるハウスに入っていても、品位が良くないと力を発揮するのが難しいとされているのです。
詳しくは、「ディグニティについて解説した記事」ご覧ください。
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2.ホロスコープにおける10天体の意味
月(moon)☽
- 公転周期
27.3日(約2.5日でひとつの星座を通過)
- 年齢域
0歳から7歳
- 支配星
蟹座♋
- 逆行
なし
- キーワード
母性・人気・不安・無意識の人格・癖・幼少期の環境・習慣・基本的パターン・リンパ液
月は人の感情や個人の感受性を司る天体で、「どの方向にどのようにして感情を出すのか」を読むことができます。
また、無意識に働いてしまう感情や癖など変えられないパターンを表します。
天体の中でも一番速度が速い月は、そのまま日常の変化に直結するので、毎日の運勢や日運は月の運行から予想することが出来ます。
水星(mercury)☿
- 公転周期
88日(約19日でひとつの星座を通過)
- 年齢域
7歳から15歳
- 支配星
双子座♊・乙女座♍
- 逆行
約1年間に3回
- キーワード
知性・知識・思考・言語能力・実務能力・声帯・言語機能・兄弟・親戚
水星は知性や言語能力を司る天体です。
考え方や興味の対象、コミュニケーションの取り方に影響を与えます。
また、言葉や文章によって、自分を表現していくときに力を発揮します。
「話し方」「ジェスチャー」「物事の進め方」「表現やコミュニケーションの様式」「対人運」「勉強運・仕事運」などを紐解く際に水星が重要なヒントを与えてくれます。
Sumie的愛称:学生時代に出てくる天体さんなので「水星☿氏」
金星(Venus)♀
- 公転周期
224.7日(約25日でひとつの星座を通過)
- 年齢域
15歳から25歳
- 支配星
牡牛座♉・天秤座♎
- 逆行
約1年半に1回
- キーワード
愛・美・芸術・平和・金銭・魅力・レジャー・喜び・甲状腺・腎臓・恋人・婚約者・美男美女
金星は愛や豊かさ、喜びを司る天体です。
金星で「恋愛運」「金運」を読み取っていきます。
「何かを見て、何かに触れた時に、いいな!素敵だな!と思うか」「遊び」や「趣味」「美意識」「恋愛対象となる異性」を知る手掛かりになります。
その人がどれだけ人生を楽しんでいるかは、金星から読むことが出来ます。
Sumie的愛称:若い女性を象意にもつので「金星♀ちゃん」
太陽(sun)☉
- 公転周期
365.3日(約30日でひとつの星座を通過)
- 年齢域
25歳から35歳
- 支配星
獅子座♌
- 逆行
なし
- キーワード
自我・自主性・意欲・意識的な行動・主観・基本的な性格・心臓・自分・雇用主
太陽は生命力、人生の目的・エネルギーを司る天体です。
人生の目的を果たしているときの「自分自身」「外に対して見せるオモテの顔」「意識的にとっている行動」を表しています。
自我が目覚めた後の青年期以降の個人を司るので、社会になってしばらくたってから、太陽星座の特徴が出てくることが多いです。
「どのような人でありたいのか」「どのように生きたいのか」というキャラクターの根幹を読み解く時に使います。
その人がどのような個性や才能を活かし、どのような目的を達成するのかなど、基本的な性格や行動パターンを表します。
火星(Mars)♂
- 公転周期
687日(約43日でひとつの星座を通過)
- 年齢域
35歳から45歳
- 支配星
牡羊座♈(蠍座♏)
- 逆行
約2年に1回
- キーワード
情熱・勝利・冒険・緊張・攻撃性・勇気・自主性・活動性・暴力・セックス・筋肉・若い男性
火星は行動力やモチベーションを司る天体です。
闘争本能、勇気、やる気、性的エネルギーといった活力はここから生み出されます。
「性急性」や「攻撃性」も表すので、事故やトラブルの引き金になることもありますが、「困難や試練を乗り越えていく時は、大きな味方」になる天体です。
毎月の健康運や恋愛運、勝負のタイミング、決断のタイミングを読み解く時に使います。
Sumie的愛称:若い男性を象意にもつので「火星♂くん」
木星(Jupiter)♃
- 公転周期
11.9年(約1年でひとつの星座を通過)
- 年齢域
45歳から56歳
- 支配星
射手座♐(魚座♓)
- 逆行
約1年に1回(4か月間ほど)
- キーワード
拡大・発展・宗教・哲学・海外・幸運・思想・リラックス・贅沢・血液・肝臓・壮年期の男性
木星は拡大と成功を司る天体です。
関わる対象を、良い悪い関係なく増やし、広げ、守り、楽観的にしていく天体です。
ホロスコープ上では、おおむねいい意味を持ち、幸運をもたらす「ラッキースター」「幸運の使者」と例えられることもあります。
その人がどのような価値観に重きを置き、それがどのように受け入れられていくのかが読み解けます。
幸運の方向性を定めるのに大きな影響力をもつ天体です。
木星の働きが良からぬ方向へ向けば、すべてが過剰になり、贅沢をしすぎたり太り過ぎたりも考えられます。
その年の全体運を読み解く時に重要な役目を持ちます。
Sumie的愛称:壮年期の男性を表し、哲学や思想に関係するので「木星♃さん」
土星(Saturn)♄
- 公転周期
29.5年(約2.4年でひとつの星座を通過)
- 年齢域
56歳から70歳
- 支配星
山羊座♑(水瓶座♒)
- 逆行
約1年に1回(4.5か月間ほど)
- キーワード
忍耐・抑圧・伝統・時間・孤独・野心・ルール・安定性・持久力・契約・責任感・現実性・骨・高齢者・教師
土星は忍耐や努力、制限を司る天体です。
「試練の星」とも言われています。
凶星と言われることが多い土星ですが、克服がテーマで、「課題」や「試練」を与え、「努力をして得られるもの」を与えてくれます。
生きる上で大切な事柄を教えてくれるような存在で、土星の課題には苦手意識を持たずに、しっかりと向き合うことが大切です。
Sumie的愛称:大切なことを厳しく教えてくれる「土星♄先生」
天王星(Uranus)♅
- 公転周期
84年(約7年でひとつの星座を通過)
- 年齢域
70歳から84歳
- 支配星
水瓶座♒
- 逆行
約1年に1回(5か月間ほど)
- キーワード
発明・変化・未来・分裂・平等・理論的・オリジナリティ・離婚・転職・独創性・個人主義・風変り・神経・発明家・占星学・フリーランス
天王星は革命、独創性を司る天体です。
人生に起こる突発的な事柄やハプニングなどを示します。
人生において訪れる突然の変化、自分の力では到底抗えないもの、予想すらできなかったものを読み取ることが出来ます。
天王星は宇宙と地上を繋ぐ霊的なエネルギーを司る天体で、特異さが際立つ天体でもあります。
「標準的なものから外れた自己主張」という特性を持ち、これが「革命」「革新」「分離」などを引き起こします。
Sumie的愛称:変わり者の発明家「天王星♅博士」
海王星(Neptune)♆
- 公転周期
165年(約14年でひとつの星座を通過)
- 年齢域
84歳から99歳(死を迎えるまで)
- 支配星
魚座♓
- 逆行
約1年に1回(5か月間ほど)
- キーワード
インスピレーション・曖昧さ・神秘・無意識・幻想・共感性・霊性・音楽・芸術・迷信・精神世界・夢・薬物・感染・嘘・アルコール・占い師・芸術家・アイドル
海王星は神秘的なものや見えないものを司る天体です。
海や水に関わることを示すので、水難事故や津波などを見るのにも使うことがあります。
「芸術性」「不透明な事象」「霊的なこと」「あいまいでわかりにくいこと」「隠されていること」などを意味します。
トラウマや嗜癖など本人が無意識化に抱える問題や精神性の傾向を示します。
この天体に関りが深い人は、オカルトやスピリチュアルに縁が強いタイプになります。
海王星のあるハウスがぼけら~、ぼんやりとする。
Sumie的愛称:夢を見させるふわふわアイドル「海王星♆たん」
冥王星(Pluto)♇
- 公転周期
247.8年(約14~26年でひとつの星座を通過)
- 年齢域
死後
- 支配星
蠍座♏
- 逆行
約1年に1回(5か月間ほど)
- キーワード
死と再生・0か100か・因縁・大変動・強制・衝突・生殖・無・深い力・性的興味・支配・閉鎖的・恐怖・深層心理・先祖・黒幕
冥王星は死と再生を司る天体です。
極限を超える。関わった対象を強制的に変化させます。
現状を根本的に変えたい!限界を突破したい時に使える力です。
「目には見えないモノ」を示唆します。「カルマ」「前世に関わること」「破壊と再生」「生と死」「性的な事柄」を読み解く時に使います。
ホロスコープにおいても大きな影響を与える天体ではないものの、一旦、冥王星の持つ力を発揮すると、物事の事態が大きく変化するので、占断の際は冥王星の影響力の有無を先に見ることが重要になります。
Sumie的愛称:逆らえないドン「冥王星♇様」
今回はかなりザクっとご紹介しました!!
天体たちにそれぞれの特徴があり、私は名前の後ろに「さん」「ちゃん」などをつけて、それぞれの特徴をキャラクターにして、覚えやすくしています(=゚ω゚)ノ
あと、親近感が湧いてきて、厳しめの土星♄先生や実は厄介な海王星♆たんも、なんだか可愛くて受け入れやすくなります(私だけかも…)
毎日の星読みや個人鑑定では、この天体たちの特徴を踏まえて、キーワードを繋いで読んでいます。
それぞれの特徴を自分なりにキャラクターつけすると覚えやすいので、自分だけのチーム10天体を作って覚えてみてください。
この記事は、Smjukのミッションステートメント、メディアポリシーを基に、以下の担当で作成しております。
星読みを学ぶ
【西洋占星術】ホロスコープにおける10天体の意味とは【人生劇の10人の登場人物】
西洋占星術では、ホロスコープ上にある、12星座、10天体、12ハウスを読んで、個人の資質や過去や現在、未来を読み解いていきます。
天体は、ホロスコープを読むうえで「何が」に該当し、人間の活動欲求を表します。
今回は、この10天体について解説していきます。
もくじ
- 月☽
- 水星☿
- 金星♀
- 太陽☉
- 火星♂
- 木星♃
- 土星♄
- 天王星♅
- 海王星♆
- 冥王星♇
10個の天体は10人の登場人物とも例えられ、意識の向かう先を表しています。
人生のドラマを創り出すのが、この10天体の働きです。
“10人の役者”が星座(サイン)の演出方針で演じているドラマが私たちの人生なのです。
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1.ホロスコープにおける10天体の基礎知識
ホロスコープは読む対象が中心です。
西洋占星術では、地球を中心にして宇宙は回っているという考えの「天動説」に基づいてつくられたものです。
具体的に、西洋占星術における10天体とは【月・水星・金星・太陽・火星・木星・土星・天王星・海王星・冥王星】のことを言います。
(見慣れない順番かもしれせんが、地球からの近さで表しています。)
10天体の役割
10天体には、それぞれ役割が分担されています。
個人に影響する「個人天体」、社会の中で生かす「社会天体」、世代的な意識を表す「トランスサタニアン」の3つです。
該当する天体は、それぞれ以下のようになっています。
月、水星、金星、太陽、火星
木星、土星
天王星、海王星、冥王星
天体の逆行
西洋占星術は「天動説」で成り立っていますが、実際は地球は太陽のまわりを回っています。
ご存じの通り、太陽や月は、東から西にしか動きません。
しかし、その他の水星~冥王星の各天体は、地球から見て逆に動いているように見えるタイミングがあり、これを逆行と呼びます。
ネイタルチャートで逆行中の天体がある方は、その天体の影響が素直に出にくい傾向にあります。
詳しくは「天体の逆行について書いた記事」をご覧ください。
吉星と凶星
古典占星術では「吉星( ベネフィック)」と「凶星( マレフィック)」に分けられます。
(水星は吉凶なし)
しかし、吉星でもマイナスに作用する時もありますし、凶星でもプラスに作用することもあります。
吉凶にこだわらないというのが、現在占星術の考え方になるかなと思っています。
参考までに、それぞれ記載すると以下の通りです。
月・金星・太陽・木星
火星・土星・天王星・海王星・冥王星
※水星は吉凶なし
【ディグニティ】10天体と10星座の相性
12星座と10天体にはそれぞれ相性があり、の相性により天体が「居心地が良い星座」と「居心地が悪い星座」が決まっています。
ホロスコープ上で、天体が良いとされるアスペクトをとっていたり、その事柄に良いとされるハウスに入っていても、品位が良くないと力を発揮するのが難しいとされているのです。
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2.ホロスコープにおける10天体の意味
月(moon)☽
27.3日(約2.5日でひとつの星座を通過)
0歳から7歳
蟹座♋
なし
母性・人気・不安・無意識の人格・癖・幼少期の環境・習慣・基本的パターン・リンパ液
月は人の感情や個人の感受性を司る天体で、「どの方向にどのようにして感情を出すのか」を読むことができます。
また、無意識に働いてしまう感情や癖など変えられないパターンを表します。
天体の中でも一番速度が速い月は、そのまま日常の変化に直結するので、毎日の運勢や日運は月の運行から予想することが出来ます。
水星(mercury)☿
88日(約19日でひとつの星座を通過)
7歳から15歳
双子座♊・乙女座♍
約1年間に3回
知性・知識・思考・言語能力・実務能力・声帯・言語機能・兄弟・親戚
水星は知性や言語能力を司る天体です。
考え方や興味の対象、コミュニケーションの取り方に影響を与えます。
また、言葉や文章によって、自分を表現していくときに力を発揮します。
「話し方」「ジェスチャー」「物事の進め方」「表現やコミュニケーションの様式」「対人運」「勉強運・仕事運」などを紐解く際に水星が重要なヒントを与えてくれます。
Sumie的愛称:学生時代に出てくる天体さんなので「水星☿氏」
金星(Venus)♀
224.7日(約25日でひとつの星座を通過)
15歳から25歳
牡牛座♉・天秤座♎
約1年半に1回
愛・美・芸術・平和・金銭・魅力・レジャー・喜び・甲状腺・腎臓・恋人・婚約者・美男美女
金星は愛や豊かさ、喜びを司る天体です。
金星で「恋愛運」「金運」を読み取っていきます。
「何かを見て、何かに触れた時に、いいな!素敵だな!と思うか」「遊び」や「趣味」「美意識」「恋愛対象となる異性」を知る手掛かりになります。
その人がどれだけ人生を楽しんでいるかは、金星から読むことが出来ます。
Sumie的愛称:若い女性を象意にもつので「金星♀ちゃん」
太陽(sun)☉
365.3日(約30日でひとつの星座を通過)
25歳から35歳
獅子座♌
なし
自我・自主性・意欲・意識的な行動・主観・基本的な性格・心臓・自分・雇用主
太陽は生命力、人生の目的・エネルギーを司る天体です。
人生の目的を果たしているときの「自分自身」「外に対して見せるオモテの顔」「意識的にとっている行動」を表しています。
自我が目覚めた後の青年期以降の個人を司るので、社会になってしばらくたってから、太陽星座の特徴が出てくることが多いです。
「どのような人でありたいのか」「どのように生きたいのか」というキャラクターの根幹を読み解く時に使います。
その人がどのような個性や才能を活かし、どのような目的を達成するのかなど、基本的な性格や行動パターンを表します。
火星(Mars)♂
687日(約43日でひとつの星座を通過)
35歳から45歳
牡羊座♈(蠍座♏)
約2年に1回
情熱・勝利・冒険・緊張・攻撃性・勇気・自主性・活動性・暴力・セックス・筋肉・若い男性
火星は行動力やモチベーションを司る天体です。
闘争本能、勇気、やる気、性的エネルギーといった活力はここから生み出されます。
「性急性」や「攻撃性」も表すので、事故やトラブルの引き金になることもありますが、「困難や試練を乗り越えていく時は、大きな味方」になる天体です。
毎月の健康運や恋愛運、勝負のタイミング、決断のタイミングを読み解く時に使います。
Sumie的愛称:若い男性を象意にもつので「火星♂くん」
木星(Jupiter)♃
11.9年(約1年でひとつの星座を通過)
45歳から56歳
射手座♐(魚座♓)
約1年に1回(4か月間ほど)
拡大・発展・宗教・哲学・海外・幸運・思想・リラックス・贅沢・血液・肝臓・壮年期の男性
木星は拡大と成功を司る天体です。
関わる対象を、良い悪い関係なく増やし、広げ、守り、楽観的にしていく天体です。
ホロスコープ上では、おおむねいい意味を持ち、幸運をもたらす「ラッキースター」「幸運の使者」と例えられることもあります。
その人がどのような価値観に重きを置き、それがどのように受け入れられていくのかが読み解けます。
幸運の方向性を定めるのに大きな影響力をもつ天体です。
木星の働きが良からぬ方向へ向けば、すべてが過剰になり、贅沢をしすぎたり太り過ぎたりも考えられます。
その年の全体運を読み解く時に重要な役目を持ちます。
Sumie的愛称:壮年期の男性を表し、哲学や思想に関係するので「木星♃さん」
土星(Saturn)♄
29.5年(約2.4年でひとつの星座を通過)
56歳から70歳
山羊座♑(水瓶座♒)
約1年に1回(4.5か月間ほど)
忍耐・抑圧・伝統・時間・孤独・野心・ルール・安定性・持久力・契約・責任感・現実性・骨・高齢者・教師
土星は忍耐や努力、制限を司る天体です。
「試練の星」とも言われています。
凶星と言われることが多い土星ですが、克服がテーマで、「課題」や「試練」を与え、「努力をして得られるもの」を与えてくれます。
生きる上で大切な事柄を教えてくれるような存在で、土星の課題には苦手意識を持たずに、しっかりと向き合うことが大切です。
Sumie的愛称:大切なことを厳しく教えてくれる「土星♄先生」
天王星(Uranus)♅
84年(約7年でひとつの星座を通過)
70歳から84歳
水瓶座♒
約1年に1回(5か月間ほど)
発明・変化・未来・分裂・平等・理論的・オリジナリティ・離婚・転職・独創性・個人主義・風変り・神経・発明家・占星学・フリーランス
天王星は革命、独創性を司る天体です。
人生に起こる突発的な事柄やハプニングなどを示します。
人生において訪れる突然の変化、自分の力では到底抗えないもの、予想すらできなかったものを読み取ることが出来ます。
天王星は宇宙と地上を繋ぐ霊的なエネルギーを司る天体で、特異さが際立つ天体でもあります。
「標準的なものから外れた自己主張」という特性を持ち、これが「革命」「革新」「分離」などを引き起こします。
Sumie的愛称:変わり者の発明家「天王星♅博士」
海王星(Neptune)♆
165年(約14年でひとつの星座を通過)
84歳から99歳(死を迎えるまで)
魚座♓
約1年に1回(5か月間ほど)
インスピレーション・曖昧さ・神秘・無意識・幻想・共感性・霊性・音楽・芸術・迷信・精神世界・夢・薬物・感染・嘘・アルコール・占い師・芸術家・アイドル
海王星は神秘的なものや見えないものを司る天体です。
海や水に関わることを示すので、水難事故や津波などを見るのにも使うことがあります。
「芸術性」「不透明な事象」「霊的なこと」「あいまいでわかりにくいこと」「隠されていること」などを意味します。
トラウマや嗜癖など本人が無意識化に抱える問題や精神性の傾向を示します。
この天体に関りが深い人は、オカルトやスピリチュアルに縁が強いタイプになります。
海王星のあるハウスがぼけら~、ぼんやりとする。
Sumie的愛称:夢を見させるふわふわアイドル「海王星♆たん」
冥王星(Pluto)♇
247.8年(約14~26年でひとつの星座を通過)
死後
蠍座♏
約1年に1回(5か月間ほど)
死と再生・0か100か・因縁・大変動・強制・衝突・生殖・無・深い力・性的興味・支配・閉鎖的・恐怖・深層心理・先祖・黒幕
冥王星は死と再生を司る天体です。
極限を超える。関わった対象を強制的に変化させます。
現状を根本的に変えたい!限界を突破したい時に使える力です。
「目には見えないモノ」を示唆します。「カルマ」「前世に関わること」「破壊と再生」「生と死」「性的な事柄」を読み解く時に使います。
ホロスコープにおいても大きな影響を与える天体ではないものの、一旦、冥王星の持つ力を発揮すると、物事の事態が大きく変化するので、占断の際は冥王星の影響力の有無を先に見ることが重要になります。
Sumie的愛称:逆らえないドン「冥王星♇様」
今回はかなりザクっとご紹介しました!!
天体たちにそれぞれの特徴があり、私は名前の後ろに「さん」「ちゃん」などをつけて、それぞれの特徴をキャラクターにして、覚えやすくしています(=゚ω゚)ノ
あと、親近感が湧いてきて、厳しめの土星♄先生や実は厄介な海王星♆たんも、なんだか可愛くて受け入れやすくなります(私だけかも…)
毎日の星読みや個人鑑定では、この天体たちの特徴を踏まえて、キーワードを繋いで読んでいます。
それぞれの特徴を自分なりにキャラクターつけすると覚えやすいので、自分だけのチーム10天体を作って覚えてみてください。
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