2024年の大雪は【12月7日】です。
二十四節気の大雪(たいせつ)は大雪が降る季節という名称です。雪がまだ降らない地域でも、風が冷たくなり暖房が手放せない季節となってきます。ここから一気に夜が一番長い冬至に向かっていきます。
この時期は腎が衰えやすく、冷え性やむくみはもちろんのこと、関連している膀胱経も弱ると膀胱系の疾患や婦人科系、頭痛や腰痛、肩こりなど症状が多岐にわたるようになります。不眠などもこの時期に多い症状の一つです。
今回は、そんな時期の過ごし方や改善方法を知って、心地よく過ごせるように過ごし方から食べ物、オススメのストレッチやヨガのポーズまでお伝えしていきます。
この時期の過ごし方や旬の食材を上手に取り入れて、快適に過ごしていきましょう!
1.大雪の期間の過ごし方やポイント
ここでは大雪の期間(大雪~冬至まで)【2024年12月7日~12月20日】についてお伝えしていきます。
抜け毛が多くなる時期!?
この時期は、腎の気(エネルギー)が弱ることによって、髪の毛の本数が減ってくる。つまり抜け毛本格化シーズンとなります!
腎はアンチエイジングとも関係ある場所で、この時期の養生の仕方で老化にも関わってくるのです。
髪の毛の手入れとともに、腎を冷やさないように心がけましょう。
冷え性改善必須!
腎は特に冷えに弱い臓器だと言われています。
大雪となり寒さがさらに増してきますが、足首や手首などを出していたり、シャワーだけですませたりしていませんか?
脚にはレッグウォーマーをしたり、湯船にしっかりと浸かって体を温めたりして、日ごろから冷え対策を行っていきましょう。
冷え性改善には動画の腰回し(骨盤回し)もオススメです。骨盤周りの血行をよくし、日常生活で歪んだ骨盤を整えることができます。
日常生活で簡単にできる骨盤回し
※冷え性のタイプや改善方法については「冷え性改善について書いた記事」を併せてご覧ください。
免疫力アップをする
本格的な冬に入る前に、肺を強化しておきましょう。風邪などのウイルス対策にもなります。
胃腸や肺の働きをよくする食材や運動法など自分の出来る範囲でおこないましょう。
(例)
・肩甲骨まわりをほぐす
・胸を開く
・体を温める食材をとり入れる(しょうが、ゆず、にんにくなど)
・肺や呼吸器を潤す食材をとり入れる(大根、かぶ、れんこん、栗など)
※肩回りをほぐすには「肩こり解消について書いた記事」も併せてご覧ください。
2.大雪の期間にオススメの食材・オススメメニュー
冬には腎の働きが衰えやすくなります。
腎が弱ると生命エネルギーが衰えて、気力、体力、活動量も低下し、元気もやる気もなくなります。腎は膀胱や骨、骨髄、耳とも密接な関係にあるので、尿の出が悪くなったり、冷えやむくみ、貧血や膀胱炎、腰痛、足腰の衰え、耳鳴りなどの症状も出てきます。
腎の低下を避けるためにも、腎を補う鹹味(かんみ)の食材をとっていきましょう。
腎は冷えるとその働きが弱まるため、体を温める旬の食材も忘れないように心がけると良いでしょう。
今は、冬の暦がはじまったばかりなので、前回の秋の養生や食材も共に取り入れることで、肺や大腸へのアプローチもしていくと良いでしょう。
オススメの食材
- 鯖 ~甘味で温性~
体を温め血の巡りを良くする。便秘を改善する効果もある。
胃腸の働きも高め、消化不良にも良い。 - 牡蠣 ~甘味で寒性
精力をつけ、不眠に良い。亜鉛不足の現代人にオススメの食材。
イライラや不安の解消にも良い。 - ねぎ ~辛味で温性
気や血の流れをよくする。ストレスやうつ症状の改善。
慢性の便秘にも良い。風邪予防にオススメの食材 - ごぼう ~苦味で寒性~
熱を冷まし、炎症を鎮め、解毒し、余分な水分を排出する。
むくみ、めまい、咳や痰にも良い。 - みかん ~酸味で温性(実)苦味で温性(筋・袋・外皮)
風邪を予防する。
口の渇きを癒し、熱による咳や痰を止めるにも良い。
オススメのメニュー
※作り方は、それぞれのご家庭の味もしくは調べてください😁
- サバ缶ときのこの味噌バター炒め
冷える夜にはサバがピッタリ!サバ缶を使うと簡単に調理もできます。
しめじやしいたけと一緒に炒めれば、風邪の予防やお肌トラブルにもおすすめです。
また、味噌は体を温め、体内の毒を排出する効果もあります。冷え性や冷えからくる肩こりや腰痛の方にはピッタリのメニューです。 - 牡蠣いりキムチ鍋
牡蠣は寒性で体を冷やす食材でもあるので、キムチ鍋で体を温めながら食すと良いでしょう。
ここに今が旬の白菜やネギなどたくさんの野菜をいれると、栄養価も高くなりますね。 - 酢ごぼう(たたきごぼう)
お正月にも良く出てくる酢ごぼう。腎を労わる食材なので、老化防止にもオススメです。
体を冷やす食材なので、冷え性の方は温める食材と一緒に食べましょう。 - カブとみかんのサラダ
カブは葉っぱも使いましょう。消化力がアップします。
牡蠣
酢ごぼう
カブとみかんのサラダ
上手にこの時期の過ごし方や旬の食材を取り入れて、快適に過ごしていきましょう!
時期の変わり目には、前後の時期の過ごし方も取り入れながら体調を整えていきましょう。
以下の記事も参考にしてみてください。
- 冬全体の過ごし方について書いた「冬の養生ついて書いた記事」
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冬の養生について書いた記事
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- 大雪の次「冬至の期間について書いた記事」
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冬至の期間について書いた記事
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- 大雪の前「小雪の期間について書いた記事」
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小雪の期間について書いた記事
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- 二十四節気がまとまっている記事
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二十四節気がまとまっている記事
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- 執筆:Sumie
- 編集:Sumieのマネージャー