
2025年11月20日 15:47頃
蠍座(天蠍宮)で新月を迎えます。
今回の蠍座新月は、葛藤と決断がテーマです。過去を乗り越え、手放したその先にある未来へ、誰かと共に、心を携えて進んでいく。そんな新しいスタートを切るタイミングとなりそうです。
ここからは、新月図を読み解きながら、この時期を心穏やかに過ごすために、どんなことを始めるとよいのかを、解説していきます。
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今回の蠍座新月のポイントは以下の4つです。
| 涙を拭いて | 涙をひとりで抱え込まず、信頼できる人や心を許せる友人に気持ちを話してみましょう |
| 怖くないよ | 今の自分を信じて、あなたの内なる声にそっと耳を傾けてあげましょう |
| 新しいビジョンを掲げて | 「情」に縛られるのではなく目の前の事実を見つめて、あなたが笑顔で過ごせる未来を選び取ってください。 |
| 鏡に映る、ほんとうの私 | 自分自身を癒やし、労わり、今の状況やこれからの方向性を、静かに見つめ直す時間にするのがおすすめ |
この記事では、2025年の蠍座新月の新月図から、4週間の影響を解説していきます。
この記事の内容は動画でも解説しています。
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1.2025年の蠍座新月の影響や意味
月の満ちが始まるときの月が新月です。西洋占星術では、浄化・はじまり・可能性・夢を意味します。
また、新月になる時のホロスコープが新月図です。新月図では世相を読むマンデン占星術を使って、その日から4週間の社会の動きやテーマを読み解いていきます。ここでは、日本の首都である「東京」で、プラシーダス法を用いてホロスコープを出しています。
今回の新月は、2025年11月20日 15:47頃に起こります。以下が今回の新月図です。

今回の新月図の特徴は以下の通りです。
涙を拭いて
今回の新月図を見た瞬間、ふと心に浮かんだのは「涙を拭いて」という言葉でした。
新月は、蠍座28度、サビアンシンボル29度。涙の度数とも呼ばれるこの位置に、逆行中の水星がぴたりと寄り添っています。過去の思い出や、心の奥にそっとしまってきた感情が、静かにあふれ出すような、そんな新月になりそうです。
しかし、悲しみに沈む太陽と月のそばには、木星、海王星、そして土星が、やさしく寄り添ってくれています。まるで「ひとりじゃないよ」と、そっと肩に手を置いてくれるようです。
この新月では、涙をひとりで抱え込まず、信頼できる人や、心を許せる友人に、気持ちを話してみましょう。
「こんなこと話しても迷惑かも」「恥ずかしいことかも」
そんなふうに思わなくて大丈夫。
あなたを大切に思ってくれている人たちは、きっと、やさしく耳を傾け、心の穴をそっと埋めてくれるはずです。
まずは、涙を拭いて。そして、ほんの少し勇気を出して、誰かに話してみることから始めてみてください。
怖くないよ
この新月の前後、ふとしたきっかけで誰かとの関係が急に変化する。そんな出来事が起こる人がいるかもしれません。それは、今目の前にいる相手かもしれないし、ずっと心の奥にあった過去の思い出かもしれません。
別の視点が差し込んだり、何かが物理的に壊れたりすることで、これまで執着していたものから、ふっと気持ちが離れるような体験をする人もいるでしょう。
最初は、その切り替えに不安を感じるかもしれません。
でも、大丈夫です。
今回の新月には、やさしく見守り、包み込むようなエネルギーが満ちています。
悲しみも、不安も、ゆっくりと癒してくれる“何か”が、きっとそばにいます。
もしこの新月の期間に、心や体がついていけないと感じたら、こんなことを試してみてください。
- 身近な人に話を聞いてもらう
- 友人と未来の夢を語り合う
- 信頼できる人にアドバイスをもらう
- ポエムや詩を読む、書く
- 映画や音楽に浸る
- 動植物のお世話やDIYを楽しむ
その他にも、本を読んだり、自己ジャーナルを書いたりすることで、難しく考えすぎていた頭がほぐれ、新しい可能性を素直に受け入れることができるようになるかもしれません。
外側の出来事に心が揺れたときは、内側に意識を向けてみてください。
今の自分を信じて、あなたの内なる声にそっと耳を傾けてあげましょう。今の自分を信じることができたとき、“過去”の自分の選択も、やさしく受け入れられるようになりますよ。
新しいビジョンを掲げて
今回の新月のサビアンシンボルは、蠍座29度「首長に我が子の命ごいをするインディアンの女性」です。
このシンボルが語るのは、古い価値観や人間関係にしがみついてしまう葛藤、そしてその葛藤を乗り越えた先に広がる、新しい可能性とチャンスです。
新月は、人間関係やパートナーシップを象徴する7ハウスで起こります。これまでの関係性に、勇気をもって決断を下すことで、新たなスタートへとつながっていく。そんな新月の期間となるでしょう。
蠍座は、他者との深い結びつきを通して、自分自身を変容させるサインです。その濃密な糸をほどくには、時に大きな勇気が必要です。
しかし、世界も人の心も、常に移り変わっていくもの。変化は、自然な流れの中にあります。
新月や水星に対し、天王星が、新しい視点をそっと差し出してくれています。「情」に縛られるのではなく、目の前の事実を見つめて、あなたが笑顔で過ごせる未来を選び取ってください。
蠍座は、強く、しなやかな力を秘めたサイン。弱気な心も、この新月のエネルギーが、ぐっと前へと押し出してくれるはずです。
大切なのは、新しいビジョンを持つこと。もし、ひとりでは未来のイメージが描けないときは、誰かの言葉や、占いのメッセージに耳を傾けてみてください。
そこに、あなたの心を照らす新しい光が見えてくるかもしれません。
鏡に映る、ほんとうの私
この新月の前は、水のエレメントに天体が多く、感情が揺さぶられたり、なんとなく気分が沈みがちだったり、そんな状態が続いている方もいるかもしれません。
火星は射手座に位置していますが、他の天体とつながっていないため、「やる気はあるのに空回りしてしまう」「体だけがせわしなく動いて、心がついてこない」、そんな感覚に陥っている方もいるでしょう。
水星も逆行しているので、この新月の前後は、無理に動こうとせず、自分自身を癒やし、労わり、今の状況やこれからの方向性を、静かに見つめ直す時間にするのがおすすめです。
また、この新月では、「相手は鏡」というような、出来事に遭遇する人もいるかもしれません。
今、目の前で起こっていることは、自分自身の内面(潜在意識)や態度が映し出したものかもしれない。そのような目線で、相手の態度や行動を観察してみましょう。
そうすることで、自分の中に隠されていた本当の想いに気づくことができるかもしれません。
もし、憧れの人がいるなら、その人の振る舞いや言葉、生き方をよく観察して、「心地よい」と感じる部分を、少しずつ取り入れてみるスタートにするのもおすすめです。世界の見え方が変わるとき、あなた自身も、自然と変わっていくきっかけが訪れるかもしれませんよ。
まとめに入る前にもう一度お知らせです。
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2.2025年の蠍座新月のまとめ
今回の蠍座新月のポイントは以下の4つでした。
- 涙を拭いて
- 怖くないよ
- 新しいビジョンを掲げて
- 鏡に映る、ほんとうの私
今回の新月図は、天王星とのオポジションがあるものの、それをやさしく調停する天体たちも多く、衝撃や変化の中にも、どこか“やさしさ”が感じられる配置となっています。
天体が多く集まるのは、パートナーシップや人間関係を象徴する7ハウスです。この新月期間、日本でも外交関係や条約、合意事項の見直しなどがテーマになるかもしれません。
チャートルーラーである金星がDsc(ディセンダント)に重なっていることから、経済や金銭に関する取引や契約にも注目が集まりそうです。
また、水星は逆行しながら蠍座へ戻り、新月と重なります。そのため、個人レベルでも「過去の〇〇」がふとよみがえり、それについて物思いにふけるような時間が訪れるかもしれません。
そんな中、天王星は「思い込み」から目を覚まさせるように、私たちに電撃のような気づきを与えてくれています。これまでの捉われからそっと離れ、新しい可能性の光を見出す。そんな新月期間になりそうです。
この記事は、Smjukのミッションステートメント、メディアポリシーを基に、以下の担当で作成しております。
- 執筆:Sumie
- 編集:Sumieのマネージャー