2025年10月14日
2025年5月5日から逆行していた冥王星が順行に戻ります。
冥王星逆行中は、「これが、冥王星逆行の影響だ」と明確に分かることはできなかったかもしれませんが、自分の中に隠されていた想いや不安に向き合ったり、自分自身に集中できる何かを見つけたりした方もいるかもしれません。
ここから冥王星は、次に逆行する2026年5月7日まで、水瓶座を運行していきます。

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今回の冥王星順行のポイントは3つです。
深い解放のプロセス再び | 新しい時代へ進むためには「今まで、しがみついていたもの」を手放す必要がある |
自立して空を舞う | 時代や人との関係性が“追い風”となって、それぞれの背中を押してくれるような流れ |
感じとる力が世界の根をゆらす | 感じとる力は、世界を多角的に捉える力になり、社会の根を揺らし、根本から変える力になる |
この記事では、2025年の冥王星が順行に戻るとき、社会がどのような動きになるのか、我々に起こる影響や過ごし方について解説していきます。
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1.2025年の冥王星順行の影響や意味
今回の冥王星の順行期間は2025年10月14日(水瓶座1度)~2026年5月7日(水瓶座5度)です。
冥王星は2024年11月20日に本格的に水瓶座に移動し、ここから約20年は水瓶座で順行と逆行を繰り返しながら少しずつ進んでいきます。
サイン | 順行/逆行 | |
---|---|---|
2024年 11月20日 | 水瓶座入り | 順行 |
2025年 5月5日 | 逆行開始 | 水瓶座3度 |
2025年 10月14日 | 順行に戻る | 水瓶座1度 |
2026年 5月7日 | 逆行開始 | 水瓶座5度 |
2026年 10月16日 | 順行に戻る | 水瓶座3度 |
深い解放のプロセス再び
冥王星は、私たちの深いところである潜在意識に働きかけ、今の価値観を根こそぎ変えてしまう天体です。その変容は、雷のように一瞬で訪れるものではありません。静かに、しかし確実に、地下で動き始め、気づいたときには、あなたが立っている場所そのものが変わっている。そんな力を秘めています。
そして今、冥王星が順行に戻り、再び社会全体に「変容」という名の波を押し進めていきます。
現在「ホームタウン問題」が出てきていますが、2025年の春分図でも示されていたように、外交や条約の見直し、外国人労働者の受け入れ、インバウンド消費の強化。すべてが“つながり”を再構築する動きです。
また、日本の政府は、都道府県域を超えた産業や観光などの復興に向けた取り組みに向け、新たな制度を創設する方針を固めましたが、ホームタウン問題も地域創生も、これらはすべて、水瓶座のキーワード「横のつながり」を象徴しています。
冥王星が滞在する水瓶座は、ローカルを超え、すべてを平等に扱うサインです。グローバル化、テクノロジー、ネットワーク、AI、分散型社会、個人の自由と集合意識。これらのテーマが、これからますます前面に押し出されていくでしょう。そして同時に、古い権力構造や制度は、根本から揺さぶられます。
今、社会で起きているさまざまな問題は、古い価値観や縛られた生き方からの「解放」のために現れているのかもしれません。それは、私たちが慣れ親しんできた日常を手放し、新しい理想の社会や時代へと向かうためのステップでもあります。
特に日本は「この30年、変わらなかった」と言われています。だからこそ、新しい時代へ進むためには「今まで、しがみついていたもの」を手放す必要があるのです。
理想の社会をつくるために。
大きなものに縛られずに生きるために。
本当の自由を手にするために。
依存しない生き方を模索するために。
冥王星は、そんなメッセージを現在の社会問題を通して、私たちの潜在意識にじわじわと語りかけているのかもしれませんね。
自立して空を舞う
冥王星が順行に戻るタイミングのチャートでは、金星を軸に、風と火のエレメントによるカイトが形成されています。この配置は、金星が象徴する「価値観」「美的感受性」「対人関係」「芸術および音楽」「経済的側面」などの領域において、その在り方や概念が本質的に“再定義”されることを示唆しています。
社会全体では、新しい価値の定義や、より自由で平等な人とのつながり、新しい芸術や音楽の芽吹き、経済の仕組みの変容などが起こる可能性があります。
そして個人の世界でも、これまで出会わなかった人とのつながりや、わくわくするような新しい趣味に出会う人が増えていくでしょう。新しい選択肢が次々とやってきて、時代や人との関係性が“追い風”となって、それぞれの背中を押してくれるような流れです。
この時期に大切なのは、どんな風が吹いているのかを感じ取り、その風にしなやかに乗ること。大きな風、小さな風、予想外の風も吹くかもしれません。どのような風に吹かれても、心地よく空を舞い続けられるように、丈夫な「凧の芯」を持っておくことが大切です。
たとえば、
・私はこれが好きだ
・こんな人間関係を築きたい
・私の心地よさや楽しさはこれ
というような「自分の芯」を、しっかり持っておきましょう。
ときには、淡い妄想や空想、幻想に踊らされてしまうこともあるかもしれません。
しかし、これから先は「つながり合い」がピンチを救ってくれます。人とのつながりが、人生の風向きを大きく変えてくれることもあるでしょう。
ただし、つながるときに忘れてはいけないのは、「自立していること」です。冥王星は、依存や執着を破壊していくこともあれば、逆にそれらを通して気づきをもたらすこともあります。そして水瓶座は、自立した関係性を望むサインです。国も個人も、“おんぶにだっこ”ではなく、自分の足で立つ力が冥王星から求められているのです。
冥王星が逆行していた期間には、 「自分や社会の執着・依存・支配欲・因縁」に気づいた人もいたかもしれません。その気づきを通して、外側ではなく“自分の内側”に意識を向けられた人。自分に心を戻す方法を探してきた人は、ここから「自立してつながる関係性」へと、一歩踏み出していけるでしょう。
感じとる力が世界の根をゆらす
冥王星が滞在する水瓶座は、風のエレメントなので「知性・客観性・論理」を大切にするサインです。けれどその風は、ただ冷静なだけではありません。水瓶座は、目に見える情報やデータだけでなく、“なんだかおかしいな”という空気を感じとる力も、とても大切にしているのです。
その違和感は問を生み出し、「なぜだろう」「そもそもは…」と、多角的に物事を捉え、物事の根本にある理由や根源に向かうことにつながります。
冥王星が順行に戻ることにより、さらに“なんだかおかしいな”と我々の内側のマグマが、ふつふつと音を立て始めるかもしれません。それは新たな問題を浮かび上がらせることもあれば、深い気づきや発見をもたらすこともあるでしょう。
水瓶座は、ネットワークを張り巡らすサインでもあります。
その網は、光だけでなく、影を拾うこともあるでしょう。
「この人、なんだかおかしい気がする」「この情報、胡散臭いな」など、感じとる力を最大限に養いましょう。
その感じとる力は、世界を多角的に捉える力になり、社会の根を揺らし、根本から変える力になります。また、その力は、自分らしく生きる道を嗅ぎ分ける力にもなるでしょう。
冥王星は、破壊と再生の星と言われていますが、ここから数年は、天王星や海王星とやさしく手を取り合いながら、社会全体を根本から治療し、修復するフェーズに入ります。社会も個人も、しっかり“感じとり”、それを無視しないように行動を起こしていきたいですね。
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2.2025年の冥王星順行まとめ
2025年の冥王星順行のポイントは以下の3つでした。
- 深い解放のプロセス再び
- 自立して空を舞う
- 感じとる力が世界の根をゆらす
冥王星は逆行中に緩めていた「刷新」の手を再び始動させます。
個人の影響を見たい方は、水瓶座が何ハウスにあるのかで、変容するテーマを見極めていきましょう。また、水瓶座、獅子座、牡牛座、蠍座の0度~5度に天体やアングルがある人は、冥王星の変容を経験することになります。
トランスサタニアンの影響はちっぽけな我々にはどうすることもできません。もし、あなたの周りで「変容」が起こっているのだとしたら、それに抵抗せず自然の流れに身を任せることも大切です。
変わりたかった!という人はここからしっかりと変わっていけるでしょう。冥王星の力を借りて、大きく変身していきましょう。
この記事は、Smjukのミッションステートメント、メディアポリシーを基に、以下の担当で作成しております。
- 執筆:Sumie
- 編集:Sumieのマネージャー