占星術と関わっていなければ、知らないであろうドラゴンヘッド(ノースノード)とドラゴンテイル(サウスノード)。
私もはじめて見た時は「ヘッドフォンか?」「龍の頭、尻尾とは?」となりました(笑)
そんなドラゴンヘッドとドラゴンテイルがこの度、星座を移動します。
今回は、ドラゴンヘッド・ドラゴンテイルとはそもそも何か?
星座移動するとどうなるのか?
などお伝えしていきます。
目次
1.ドラゴンヘッド、ドラゴンテイルとは
2.ドラゴンヘッドが牡牛座に、ドラゴンテイルが蠍座に移動するとどうなるの?
3.12星座の別影響は?
4.まとめ
1.ドラゴンヘッド、ドラゴンテイルとは
ドラゴンヘッドとドラゴンテイルとは、月の軌道(白道)と太陽の通り道(黄道)の交点で、180度向き合っています。
このため、ドラゴンヘッドとドラゴンテイルは同時に移動し、他の天体と逆に移動しているためホロスコープ上で見るといつも(R)表示されています。
一つの星座に約1年半滞在します
ドラゴンヘッド☊
- 別の呼ばれ方
ノースノード、昇交点 - ホロスコープ上の表記
☊ - 意味
悪しき習慣を打ち砕き、新しいパターンへと移行するヒントを与えてくれる「未来」を表します。
他にも、今世で成し遂げる課題、前世でやり残した課題や一族のカルマを癒す場所とも言われています。
ドラゴンテイル☋
- 別の呼ばれ方
サウスノード、降交点 - ホロスコープ上の表記
☋ - 意味
これまでに習得してきたこと、無意識の執着や習慣、とても手慣れているものなど「過去」を表します。
ご縁を繋げる場所とも言われています。
また、ドラゴンヘッドとテイルは日食や月食と関りがあります。
ヨーロッパでは日食や月食は、空飛ぶ竜が太陽と月を食らうためだとイメージし、星が姿を消す二つのポイントを竜の「頭(ヘッド)」と「尻尾(テイル)」になぞらえたと言われています。
※日食・月食については「西洋占星術における日食・月食の意味について書いた記事」をご覧ください。
※ドラゴンヘッドやテイルについては鏡リュウジ先生の著書を少し参考にさせてもらっています。
ドラゴンヘッドのこと以外に28日で満ち欠けする月の相(ルネーション)について詳しく書かれています。
ルナーシンボルなど出すことができ、また違った占星術が楽しめる一冊です。
2.ドラゴンヘッド牡牛座に移動するとどうなるの?
今までのドラゴンヘッドのテーマ
双子座♊に滞在していました。(2020.05.05~2022.01.18)
・色々な考え方の人がいる
・どんなに親しくても考えは違うことを認める
・自分の信念や本音をどう効果的に伝えていくか
という課題やテーマがありました。
今後のテーマ
2022.01.19に牡牛座♉へ移動します。
期間は2022.01.19~2023.7.17
テーマは、【お金の考え方や豊かさ】
- 物質的な価値観の変化が起こる
自分に対してお金を使うことを大切にすることで、体や心の豊かさを体験します。
自分が心地よいと思える体験を優先させるのが鍵です。
お金を得る時も使う時も、感謝を忘れないようにすることも、このドラゴンヘッド牡牛座のテーマとなります。 - 自分のペースを大切にする
自分とじっくり向き合う期間となりそうです。
自分の世界に没頭することで心を休ませることができるので、自分の「好き」を大切にしましょう。
また、自分のペースを大切にするということは、相手のペースも大切にしてあげることです。
相手のやり方やペースを批判するのではなく、受け止め認めていきましょう。 - 現状維持に執着しない
滞在している天王星♅がドラゴンヘッドと重なっていく影響もあり、少しずつ変化の方向へと進んでいきます。
その中で、変化と頑固さで葛藤することもあるでしょう。
破壊衝動に惑わされず、地に足をつけることを意識し、その変化に粘り強く対応していきましょう。 - 趣味や好きなモノなどからご縁が繋がりやすい
滞在している天王星♅とも重なるので、急にご縁が現れます。
インターネットなどでの縁が繋がるチャンスもめぐってきそうです。
3.12星座別影響は?
牡羊座♈
「自分の価値」がテーマです。
自分の世界を批判されることを恐れる傾向が出てきます。
「自分には価値がある」「私はこれが好き」という明確な基準を作る期間となりそう。
誰かに頼るのではなく、自分で収入を得ることや自分の価値を高めていくとよいでしょう。
牡牛座♉
「自分自身」がテーマです。
自分にエネルギーを注ぐことが求められます。
人の顔色が気になるようになかもしれませんが、マイペースでいいのです。
人がどう思うかよりも「自分がどう思うか」「どうしたいのか」を模索していく期間になりそう。
双子座♊
「混沌とした世界をあるがままに受け止めること」がテーマとなりそうです。
色々なものをカテゴライズしたり、整理整頓しようとせずに全てをあるがままに受け止めることが大事になります。
自分にも他者にも厳しい目を向けがちになるので、「完璧でなくていい」「失敗しても良い」とゆったりと構えていきましょう。
蟹座♋
「平等」がテーマとなる期間です。
自分や自分の大切な人だけとなりやすいかもしれません。
しかし、外にいる人たちに目を向けることや家族以外の社会へ貢献することを学ぶ期間なのです。
そうすることで、その社会や集まった仲間から刺激をもらえ、閃き力や気づきが多く得られるようになるでしょう。
獅子座♌
「内側から外側へと意識を向けること」がテーマとなりそうです。
家庭や家族に縛られるとこから脱却し、自分の足で歩いていく。自立が課題となるでしょう。
自立心を鍛えることで自分への自信へと繋がり、それがさらに獅子座さんを社会へと押し上げてくれるようになります。
地道な作業など諦めずにコツコツとやることも学ぶ期間なので、時間はかかるかもしれませんが、確実に一つずつ課題をこなしていきましょう。
乙女座♍
「自分の頭で考える」ことがテーマとなるでしょう。
人の意見を聞いて流されたり、一喜一憂しないことが課題です。
自分の頭で考えること、いろいろ冒険をして答えを模索していくことを大事にしましょう。
哲学や宗教学などを学ぶ機会を持つのも良いでしょう。
天秤座♎
「変容」が大きなテーマとなるでしょう。
もともと人に合わせるのが上手な天秤座さんですが、この期間が合わせるだけでなく、人との関わりの中で自分を変化させていくことがテーマとなります。
新しい経験をとり入れたり、誰かと深く関わることで相手に心を開くなど、物事や人間関係をサラリと流さないことがポイントとなるでしょう。
蠍座♏
「誰とでも調和的な関係を築くこと」がテーマです。
この人だけ、この分野だけと執着したり固執するのではなく、多くの物事や人に興味関心を持ち、たくさんの人と関わっていくことが鍵となるでしょう。
射手座♐
「日常」がテーマです。
この期間は宇宙に飛んで行かない射手座さんを創り上げるときとなりそうです。
地に足をつけて、自分の体の自己管理をしっかりする。
整理整頓を心がけるなど、日常を丁寧にきっちりとこなすことが課題となるでしょう。
まずは目の前の現実を見るところから始めてください。
山羊座♑
「自分をアピールしていくこと」がテーマとなります。
“今の自分のこと”はあまり話さない山羊座さんですが、この期間は“今の自分”を自己開示していくことがテーマとなります。
そして、趣味や娯楽などの時間をしっかりととり、満喫することを大切にすると充実した生活が送れるでしょう。
「好き」なものに目を向けて楽しんでください。
水瓶座♒
「自分の感情と向き合うこと」がテーマとなりそうです。
今、自分自身が何を感じているのか、どういう感情なのか、立ち止まり心の声に耳を傾けてあげましょう。
周りがあなたといてホッとできる場所を作ることもテーマです。
仲間や家族との関係、特に母親との関係で課題を乗り越えることとなるかもしれません。
魚座♓
「理想だけでなく、現実をしっかり見て具体的に行動すること」がテーマとなるでしょう。
周りとコミュニケーションをしっかりとることが鍵となります。
言っても伝わらない、理解されないと諦めるのではなく、自分の言葉で思いを伝えるように心がけていきましょう。
4.まとめ
ドラゴンヘッドの移動は、それぞれの課題やテーマ、ご縁の在り方が切り替わるときです。
1年半じっくりと時間をかけて、それぞれのテーマをこなしていきましょう。
社会全体では、価値観や所有物に対しての切り替わりがやってきそうです。
今は牡牛座に天王星も滞在し、緊張した角度の水瓶座の土星も滞在しています。
大きく社会が変わろうとしているタイミングです。
それぞれの「今」を大切にし、地に足をつけてやるべきことをやっていきましょう。
Sumie☽.*·̩͙✩.*