2024年の小雪は【11月22日】です。
そろそろコタツや毛布などを出して冬支度している人もいるかもしれませんね。
季節は小雪に入ります。小雪は寒い地方では、わずかに雪が降り始める頃という意味です。
わずかに雪といっても日本の平地ではこの時期はまだ、陽ざしもポカポカとしていて、雪は降りそうにないですよね。この二十四節気の考え方は中国の北側の気候から名づけられているので、日本とは少しずれた感じになるようです。
そうは言っても朝晩は寒さも増してきました。
この時期は気圧の影響で自律神経が乱れ、疲れやめまい、頭痛、倦怠感、気持ちの落ち込みなどの症状も出ます。今の時期の過ごし方や改善方法を知って、心地よい日々を過ごしていけるようにしていきましょう。
この時期の過ごし方や旬の食材を上手に取り入れて、快適に過ごしていきましょう!
1.小雪の期間の過ごし方やポイント
ここでは小雪の期間(小雪~大雪まで)
【2024年11月22日~2023年12月6日】
についてお伝えしていきます。
学びを深めよう
この時期は、外側に出すよりも自分の中にため込んでいく時期です。本を読む時間や、サークルやセミナーなどで学ぶ機会を多くとっていきましょう。
この時期にしっかりと知識を蓄えておくことで、次の外に出る時期(春)に芽を出して、花を咲かせることが出来ます。
芽を出すための知識の栄養をしっかりと吸収するように心がけていきましょう。
足腰の強化をする
寒くなってくると腎の衰えから、骨や骨格そして、足腰が弱りやすくなります。
足腰の筋肉が少なくなると、循環が悪くなり冷え性やその他の体調不良が出てきてしまいます。
骨を丈夫にするようなカルシウムの多い食材を取り入れると共に、適度な運動を取り入れて、足腰が弱らないようにケアしていきましょう。
足腰を強化するオススメのヨガ動画
- 足腰を強化して、冷え性改善にも!
- 足腰に加え、全身もしっかり動かしたいとき
黒色がラッキーカラー
この時期は黒!と覚えると良いかもしれません。この時期の不調を整えるのは黒い食材がオススメです(わかめ・ひじき・黒豆・黒ゴマ・牡蠣など)
また、太陽の陽ざしが少ないこの時期には自律神経も乱れやすいです。
黒い服装は太陽の光の吸収を促進してくれる効果もあります。春に出すエネルギーを温存するために、内側にため込む黒色を取り入れてみてはいかがでしょうか。
耳マッサージが大事!
この時期は、腎が衰えることで耳鳴りや難聴といった耳の不調が現れやすくなります。気圧の変化なので、体調が優れないときも実は耳が関係していることもあるのです。
時間のあるときや湯船の中などできる時に、耳を引っ張ったりモミモミとマッサージをしてみましょう。
東洋医学には耳は体全体と繋がっているという考え方があります(部分即全体)。耳をマッサージすることで肩こりや頭痛、婦人科の不調を整えることもでき、冷え性や老化防止にも良いのです。
とても簡単にできるので、日々のルーティンに入れてみてください。
※気圧の変化で対象が優れないときには「梅雨・台風・低気圧による頭痛やめまい、だるさなどの対策について書いた記事」もご覧ください。
むくみケア必須
腎と共に弱るのが膀胱です。この時期には、膀胱の経絡の流れが悪くなることにより、むくみや寝汗、膀胱炎なども頻発します。
ふくらはぎや足の付け根のマッサージを行い、血行をよくするように心がけましょう。
利尿作用のある食材(冬瓜、小豆、黒豆など)を取り入れるようにすると良いでしょう。
※むくみの改善について詳しく知りたい方は「むくみの原因と解消法について書いた記事」も併せてご覧ください。
2.小雪の期間にオススメの食材・オススメメニュー
冬には腎の働きが衰えやすくなります。腎が弱ると生命エネルギーが衰えて、気力、体力、活動量も低下し、元気もやる気もなくなります。
腎は膀胱や骨、骨髄、耳とも密接な関係にあるので、尿の出が悪くなったり、冷えやむくみ、貧血や膀胱炎、腰痛、足腰の衰え、耳鳴りなどの症状も出てきます。
腎の低下を避けるためにも、腎を補う鹹味(かんみ)の食材をとっていきましょう。腎は冷えるとその働きが弱まるため、体を温める旬の食材も忘れないように心がけると良いでしょう。
今は、冬の暦がはじまったばかりなので、前回の秋の養生や食材も共に取り入れることで、肺や大腸へのアプローチもしていくと良いでしょう。
オススメの食材
- 鱈 ~甘味で平性~
肝や腎を力づけ、エネルギーを補う働きがある。
気を巡らせて血行を促す作用もあるので、打ち身やねんざ、痣の改善にも良い。 - 白菜 ~甘味で寒性~
胃腸に滞った熱を取り除き、ムカムカや便秘を改善する。
二日酔いにも良い。 - キャベツ ~甘味で寒性~
胃潰瘍や十二指腸潰瘍、胃炎、胃もたれを改善する。
腎機能を補って、体の余分な水分も排出する。 - ほうれん草 ~甘味で涼性~
血を作り出し、血行を良くする作用がある。ビタミンや葉酸も豊富で風邪の予防にもオススメ - りんご ~酸味で温性~
胃腸が弱っている時や風邪の時に最適の食材。
食物繊維も豊富で整腸作用に優れている。
オススメメニュー
※作り方は、それぞれのご家庭の味もしくは調べてください😁
- 鱈の野菜あんかけ
白菜や人参などさまざまな野菜と共に、生姜たっぷりのあんかけでいただきます。 - ロール白菜
白菜は寒性で体を冷やすので、スープや鍋などで火を通すと良いです。 - ほうれん草の黒ゴマあえ
腎の衰えやすいこの時期には、白ゴマではなく黒ゴマを使うと良い。 - りんごとシナモンのコンポート
冷え性や生理痛、冷えからくる腹痛に良い。足が冷えて痛い時には積極的に取り入れよう。
鱈の野菜あんかけ
ロール白菜
上手にこの時期の過ごし方や旬の食材を取り入れて、快適に過ごしていきましょう!
時期の変わり目には、前後の時期の過ごし方も取り入れながら体調を整えていきましょう。
以下の記事も参考にしてみてください。
- 冬全体の過ごし方について書いた「冬の養生ついて書いた記事」
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冬の養生について書いた記事
続きを見る
- 小雪の次「大雪の期間について書いた記事」
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大雪の期間について書いた記事
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- 小雪の前「立冬の期間について書いた記事」
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立冬の期間について書いた記事
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- 二十四節気がまとまっている記事
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二十四節気がまとまっている記事
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- 執筆:Sumie
- 編集:Sumieのマネージャー