心の科学

誰かにお願いをしたいときに読む話 ~あなたは大丈夫?時間=命!?その態度気を付けて~

誰かにお願いをしたいときに読む話 ~あなたは大丈夫?時間=命!?その態度気を付けて~

あなたは、誰かにお願いごとやお手伝いを頼むときはどんな風に頼んでいますか?
取引先の人や目上の人にはきっと丁寧に言葉を紡いでお願いをしていると思います。

しかし、家族や身近にいるパートナー、後輩や子どもにはどうですか?
「○○してきて」「○○を頼む」って言っていませんか?
まさか「オイ」「アレ」「○○した方がいいんじゃない」「○○なんだけど…」なんて言い方していませんよね?
あなたが「○○をやってもらおう」と相手の時間を使おうとしていることは、相手の命を使っていることと同じだと気づいていますか?

よく、親しき中にも礼儀ありという言葉を耳にすることがあると思います。
身近にいる人や関係が深まったり、部下や後輩など自分よりも目下の相手に対して、気が緩んで横暴な態度をとったり遠慮がなくなったりすることを言います。
これをあなたも知らず知らずのうちにやってしまっているかもしれません。
特に、身近な相手に何かを頼むとき、あなたは丁寧な言葉と態度でお願いをしていますか?


時間は命そのもの

身近な相手ほど注意

人は、身近な相手ほどその人との時間を当たり前のように思う傾向があります

例えば夫婦間でよく見かけられるのが、
旦那さんが奥さんに何かを頼むときに「オイ」とか「○○だ」なんて当たり前のように声をかける。
もしくは奥さんが旦那さんに手伝いを頼むときに「○○してよ」「○○してきて」と顔を見ずに声をかける。
という場面です。

当たり前のように一緒に過ごしていて、当たり前のように自分のそばにいる。
その当たり前が行き過ぎると、自分の時間と相手の時間がごっちゃになって、相手の時間であるのにも関わらず、自分の時間のように使ってしまうことがあります。

時間は有限「命と同じ」

時間というものは、無限ではありません
あなたもあなたのパートナーも後輩も子どもも、それぞれの時間は別々で、しかも明日終わってしまうかもしれない有限なものです。

あなたにとっても相手にとっても、その一分一秒はとても大切なもので、誰にも奪う権利はありません。
言うなれば、時間は命です。
明日何かの拍子で命がなくなるのならば、その人の時間も無くなります。

しかし、何か頼みごとをするときやお手伝いをしてもらうときは、そのことを忘れがちになってしまいます。
あなたが相手に何かを頼み、あなたのために時間を使ってもらうとき、あなたは相手の時間(命)を奪っているということを知っていなければいけません。

相手があなたに使うその時間は、当たり前ではないし無限ではないのです。
あなたが頼みごとをするとき、あなたは相手の時間(命)を借りているのです。

謙虚さと感謝の心を大切に

だからこそ、いつでも丁寧な言葉や態度、謙虚さと感謝の心と感謝の言葉を忘れてはいけません

あなたが自分の時間(命)を当たり前のように奪われて、しかも感謝もされなかったらどうですか?
それで、有限であるあなたの時間(命)が削られ、あと少ししかその時間がないとしたら、相手に対してどんな気持ちになりますか?

人の時間は当たり前にあるのではありません。
もっとも尊く、もっとも繊細なものなのです。

相手の時間を借りて何かをしてもらうときには、何よりも丁寧な言葉と態度でお願いをしましょう。
・「一つお願いしてもいいですか?」
・「○○してもらえますか?」
・「頼みたいことがあるのだけれど良いですか?」
と相手に伺いを立てましょう。

そして、その時間をいただいたなら、必ず感謝の言葉を伝えましょう。
当たり前のようで、なかなか難しいことです。

相手の時間を大切に

今、相手もその人にとって大切な時間を過ごしているのです。
その時間を奪う自覚を持たなければいけません。

お母さんが子どもに、「早くお片付けしなさい」と声をかける時でも、子どもは子どもの今の大切な時間を過ごしています。
いくら親でもその時間を奪う権利はないのです。
お片付けがして欲しいのなら
・「お願いがあるけれどいい?」
・「あなたの○○の時間が終わったらお片付けしてくれる?」
と声をかけたり、子どもにお片付けの時間をいつにするか決めてもらったり、一緒に話し合うということをしなければなりません。

一方的に相手の時間の使い方を決めてしまうのは良くないのです。
そして、子どもがお片付けをしたならば、そのことに対して感謝する、褒める、という言葉を必ずかけてあげましょう。

あなたが大切にすれば、相手も大切にしてくれる

あなたが相手の時間を大切に扱うと、相手もあなたの時間を大切に扱ってくれるようになります。
逆を言えば、相手があなたの時間を大切にしていないなと感じる時は、あなたも相手の時間を大切にしていないのかもしれません。

夫だから○○して当り前
子どもだから○○して当たり前
後輩だから○○して当たり前
どこかでそんな風に思っているのかもしれません。

人は当たり前に思うことには感謝することが出来ないものです。
感謝できないということは、大切にしていない証拠です。
普段のあなたの一つ一つの言動が、あなた自身をそして、あなたのその世界を創り上げているのです。


いつもどんな時でも謙虚さを忘れずに過ごしましょう。
どんな相手の時間でも大切に扱いましょう。
特に、あなたの大切な人の時間は、あなたの大切な人の命そのものです。
大事な命を雑に扱わないように、いつも丁寧さを心がけていきましょう。

Sumie🌙.*·̩͙✩.*


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