2023.02.20 16:05
魚座で新月を迎えます。
新月頃に始めたことは、半年後の同じ星座の満月が起こる頃に、なんらかの形になっています。
今回の新月をきっかけに、何かを始めようと思っている方もいるのではないでしょうか。
小さなことでもいいので、半年後の魚座満月に向けて新しいことにチャレンジしてみるものいいかもしれません。
最近では、西洋占星術の基礎講座も製作してきました。
こんな経験から、今回の魚座新月から4週間のテーマは「何色の絵の具で心のキャンパスを埋める？心の用心棒も忘れずに！」だと考えています。
この記事では、今回の新月図を読んで、次の新月までの4週間の影響をお伝えしていきます。
新月や新月図については「新月についてまとめた記事」を、魚座については「西洋占星術における12星座についてまとめた記事」をご覧ください。
今回の内容は、動画でも解説しています。
本題に入る前にお知らせです。
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１．2023年の魚座新月の意味や影響
Sumie的 2023年魚座新月のテーマ
【何色の絵の具で心のキャンパスを埋める？心の用心棒忘れずに！】
～今回の新月の特徴～
- 天体が南側（社会軸）と西側（他者軸）に傾いている
- 魚座1度（サビアンシンボル2度「ハンターから隠れているリス」）
- 7ハウス（人間関係、パートナーシップ、ライバル、契約、外交関係）
- アセンダント（獅子座）、水星（水瓶座・7ハウス）、天王星（牡牛座・10ハウス）がTスクエアを形成
- チャートル―ラーは7ハウスの太陽
※チャートルーラー：アセンダントにある星座（今回は獅子座）のルーラー
あなたのキャンパスを「何色の絵の具で染めるか」が大事
この新月図は、他者軸と社会軸に傾いており、新月も7ハウスの人間関係を表すお部屋で起こります。
魚座はすべてのものと同化する性質があるため、この新月期間では「誰と繋がるのか」がとても大事なテーマとなるでしょう。
何色にでも染まることができるサインだからこそ、何色に染まりたいのかの見極めは大事だと思っています。
今回の魚座新月の次の牡羊座新月は、春分の次の日です。占星術の世界での「新しい一年のスタート」、その前に起こる最後の新月が今回の魚座の新月です。
コロナ禍の社会で、考え方や生き方が合う人と合わない人など、それぞれ出てきているのではないでしょうか。
次の一年、あなたのキャンパスに誰と何色を塗っていきたいのか、この新月で見極めていく期間にすると良いでしょう。
自分自身を許すことで、心が満たされる
「相手は自分の鏡である」という言葉は聞いたことがある人が多いでしょう。
この新月図では、その鏡が大きな役割を果たしてくれます。
あなたを批判する人やネガティブな要素を持ち込んでくる人は、あなたの心が映し出したものかもしれません。あなたの心が、目の前の誰かを通してブレーキをかけているのです。
そんなときには、まずは「許す」ことです。
それは相手の言葉や態度かもしれません。
相手を許すことで、自分自身を許すことに繋がるでしょう。
そして、次はどんな姿をその鏡に映したいのか考えてみてください。
自分の心がクリアになればきっと、関わる相手もおのずと変わっていくでしょう。
他者との良好な関係において、本当に大事なことは「あなたの心が常に満たされている」ことなのです。
心の用心棒を雇う
この新月図では、水瓶座の土星とコンジャンクションした太陽と月が、水瓶座の次のサインである魚座で新月を迎える形です。また、太陽・月と共に土星も7ハウスです。
他者との関係において試練がある、メンテナンスが必要と読めるでしょう。
2023年3月7日に土星が魚座入りします。その前に、この新月が魚座土星期間の在り方を少し示すような形かもしれません。
それは、「心の用心棒を雇う」ことです。
何でも吸収してしまう柔軟性の高い魚座。そこに、制限し固定化する土星が入ります。
何でもかんでも受け入れるのではなく、制限することも大事だと土星が教えてくれるのです。
この新月期間はとくに、周りの声や動きが気になり、ネガティブな要素も吸収しやすくなります。
全体意識が黒なら黒に染まってしまうのです。黒から別の色を染めるのは難しいですよね。
だからこそ、黒に染まり切ってしまう前に、距離を置くことが大事になってくるでしょう。
距離を置くことで、相手や状況をしっかり観察してリスクを回避することができます。
この新月期間では、一人になることを怖がらず、心の距離の置き方も意識してみると良さそうです。
もっと自由でいい
この新月期間では、良くも悪くも「他者」に意識が向きやすくなります。集合意識に染まりやすく、流されてしまうこともあるでしょう。
「〇〇すべきだ」という考えに囚われすぎると、相手への判断も間違えてしまうこともあります。
絶対こうなのだ！と頑なにならずに、多くの仲間と交流をもち情報交換し、ワクワクするような、まだ知らない未知の世界とも繋がってみることが大事になります。
そうやってたくさんの交流と冒険をすることで、視野も広くなり、落ち着いて自分のすべきことや居場所を見極めることができるでしょう。
外交関係のニュースが多くなる
この時期のニュースは、外交関係のニュースを見聞きする機会が多くなるかもしれません。
7ハウスは敵対国のお部屋でもあるので、そこに土星があり苦戦を強いられそうですが、Dsc付近にある水瓶座水星を使って、交渉を合理的に行っていくことになるのかもしれません。
しかし、急なトラブルや予定の変更などで、進みにくさを感じられるか、日本の置かれる環境が変化する可能性があります。
この時期に目にする交渉事は、長期的な計画と根気がいるかもしれませんね。
5月には広島でG7サミットも開催され、2023年日本は議長国なので、海外のお部屋である9ハウスの牡羊座木星、議会や友好国を表す11ハウス双子座火星がその後押しをしてくれそうですね。
日常に関わるような支援に期待
この新月で何らかの支援や社会保障に対しての決定や決断があるかもしれません。
6ハウス山羊座の冥王星が次のサインへ移る直前であり、その冥王星は8ハウスの魚座の金星にタイトな60度のアスペクトをとり、支援する形です。
6ハウスは医療や衛生などの健康や生活習慣、軍隊など防衛の部屋でもあります。
8ハウスは税金や社会保障、財源、海外の経済などを表すので、海外支援としての救済へとベクトルが向く可能性も高いのです。
児童手当の制限についても議論されていますが、我々の日常に関わるような支援や大きな後押しがあるのではないかと期待したいですね。
２．2023年の魚座新月のまとめ
ここまで解説してきた今回の魚座新月の個人への影響についてまとめていきます。
| あなたのキャンパスを「何色の絵の具で染めるか」が大事 | 「誰と繋がるのか」がとても大事。この新月で見極めていく期間にすると良い |
| 自分自身を許すことで、心が満たされる | 相手を許すことで、自分自身を許すことに繋がる |
| 心の用心棒を雇う | 何でもかんでも受け入れるのではなく、制限することも大事 |
| もっと自由でいい | 多くの仲間と交流をもち、まだ知らない未知の世界とも繋がってみることが大事 |
社会情勢も含めるてまとめると、今回の新月図では他者や外交関係にスポットが当たる期間となりそうですね。3月に入ると天体たちの移動もあり、社会的にも大きく舵取りをせざるを得ない段階に入ると思います。
そんな次のフェーズへ向かう過渡期に、誰と一緒にいたいのか。実際的なメリット・デメリットにこだわりすぎず、自分の心が一番心地よいと思う人や仲間たちとの関係を大事にしていきたいですね。
次の新月前には春分を迎え、新しい一年のはじまりです。もう一度、自分のキャンパスに塗りたい色、描きたい絵を想像して新しい出会いや人間関係のスタートを切りましょう！
【おまけ】今回の魚座新月の願い事
新月の願いごとを書いている人は参考にしてみてください。
- 他者との関係について
- パートナーシップについて
- 直感力について
- 怖さを乗り越えることについて
- 手放しや浄化について
（例）
・半年後には、心穏やかに過ごせるパートナーと一緒に過ごしています
・今の〇〇を手放して、次のステップへ進む準備をします
・一人になることを怖がらずに自分の心を一番に大切できる自分になる
など
魚座は12星座最後のサインです。
全てを受容し、溶かしなくしていく。だからこそ、次の新しい牡羊座へと進めるのです。
こだわりや執着は手放し、体も心も軽い状態で進んでいけるように、この新月に願いを込めると良いでしょう。
素敵な新月をお過ごしくださいね♡
最後にもう一度、お知らせです。
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- 執筆：Sumie
- 編集：Sumieのマネージャー