アスペクトを読むときにポイントとなるオーブ
アスペクトを読む中で、「このスクエアはタイト」「このトラインはワイド」などの記述を見たことや聞いたことがありつつも、以下のような疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
- オーブとはそもそもどんな意味?
- オーブは何度までとればいいの?
- タイト/ワイドの範囲は?
オーブをしっかり理解しておかないと、必要なアスペクトを読めなかったり、逆に無限に余計なアスペクトを読むことになったりしてしまいます。
Sumie
この記事は私が書いています!プロフィール・実績はコチラです。
この記事では、「アスペクトの角度の許容範囲であるオーブ」について、オーブの意味や私が実際に採用しているオーブの具体的な許容範囲をお伝えしていきます。
※オーブには様々な解釈があり、占星術師や扱う占星術によっても考え方が違うので、今回説明するオーブは、私の経験に基づくある一つの考え方だということを予めご理解ください。
アスペクトの概念や解釈などについては「アスペクトの基礎をまとめた記事」をご覧ください。
「ホロスコープの読み方を勉強していると、アスペクトで挫折する」という声も多く聞きます。
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1.西洋占星術のアスペクトにおけるオーブとは角度の許容範囲
アスペクトのオーブ(orb)とは「角度の許容範囲」のことです。
これは、「アスペクトがこれだけズレていても、ホロスコープ上で影響がある」ということを見るためのものです。
例えば、二つの天体が180度のアスペクトを形成しているとして、以下のように読みます。
例:オーブを±8度で読む
⇒ 172度~188度までは許容範囲なので、影響あり
オーブの考え方は様々で、占星術師によっても違いますし、どの占星術を使用しているかによっても違います。
主に、以下の2種類のオーブの取り方があり、書籍によっても違うので混乱するかもしれません。
- 天体そのものが持っている幅
- アスペクトによって定められている幅
私は、アスペクトによって定める方法を採用していますので、今回はこちらを解説していきます。
ご自身が使用する占星術や使用してみた感覚で、許容度をどのくらいとるのか最終的にはそれぞれの自己判断になります。
タイトとワイド
オーブは、ピッタリの角度から近いとタイト、遠いとワイドという呼ばれ方をしています。
アスペクトは、ピッタリの角度に近いほど影響が強くなり、遠くなるにつれて影響が弱くなります。
まとめると、以下のようになります。
- タイト
ピッタリの角度に近い
その効果や影響が強い
- ワイド
ピッタリの角度から遠い
離れるほど効果や影響が弱まる
ワイドの図の角度の取り方がわかりにくいかもしれませんが、読み進めていただくとご理解いただけると思います。
接近と離反
天体の移動によって、同じ角度でも「接近」と「離反」の2種類の捉え方があり、これによってオーブやアスペクトを変える占星術師もいます。
- 接近
対象とするアスペクトに近づいている状態
- 離反
正確なアスペクトから遠ざかっている状態
私は、この2種類は採用していませんので、今回は参考までと捉えておいてください。
また、ホラリー占星術などでは離反のアスペクトは取り上げないようです。
ネイタルチャート以外のオーブ
ここからは、ネイタルチャートにおけるオーブについて解説していきます。
トランジットやプログレスチャートにおけるオーブは、私は以下の範囲を採用しています。
- トランジットチャート
ネイタル図と同じ
(マイナーアスペクトは全て±1度)
- プログレスチャート
全て±1度
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2.ホロスコープを読む際のオーブ設定は±6~±8度が多い(最大10度)
ネイタル図(出生図)では、基本的に±6~±8度の範囲で設定している占星術師が多いようです。
許容範囲は狭いほど影響が天体同士の影響が強くでるので、正確な判断はしやすいです。
しかし、実際に私の鑑定でも±10度前後のアスペクト形成でも影響があるな、と感じる人はいました。これは、その都度の判断になってくるかもしれません。
「太陽と月」はオーブを広げる
また、太陽☉と月☽は重要という観点から、オーブを広げて読む人もいます。
私は、メジャーアスペクトのみ、これを採用しています。
一般的には±10~±12度で読むようですが、私は以下の範囲で読んでいます。
- 太陽と月以外
タイト:±3度
ワイド:±6~±8度
- 太陽と月
タイト:±3度
ワイド:±8~±10度
メジャーアスペクトとマイナーアスペクトで許容範囲を変える
アスペクトでオーブを決める場合、メジャーアスペクトとマイナーアスペクトで「タイト」と「ワイド」の許容範囲を変えます。
例えば、メジャーアスペクトでワイドなスクエア(90度)が形成されていたとしても、マイナーアスペクトでタイトなセミスクエア(45度)などがあれば、そちらの方が強く影響していることもあります。
私は、以下のように読んでいます。
- メジャーアスペクト
・タイト:±3度
・ワイド:±6~±8度
- マイナーアスペクト
・タイト:±1度
・ワイド:±1度
ただし、セクスタイル(60度)とインコンジャンクト(150度)は±4~±5度(月と太陽は±6~±7度)でとるのが一般的なようです。私もこの範囲で読んでいます。
メジャーアスペクト、マイナーアスペクトの詳細は、「メジャーアスペクトの種類と意味をまとめた記事」「マイナーアスペクトの種類と意味をまとめた記事」をご覧ください。
ここまで、アスペクトのオーブについて解説してきましたが、やはり文字や静止画で伝えられる情報には限界があります。
私が製作した「クラゲでもわかる星読み講座」では、アニメーションを使いながら、更に詳しく例題を交えて解説しています。
オーブだけでなく、アスペクトの基礎からメジャー、マイナーアスペクトまで学べる、カリキュラム6「アスペクトを学ぶ」編だけの単独購入もできます。
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3.西洋占星術におけるアスペクトのオーブまとめ
アスペクトにおけるオーブは、角度の許容範囲のことで、その近さに応じて「タイト」「ワイド」と呼ばれています。
また、「太陽と月」や「メジャーアスペクト」「マイナーアスペクト」で許容範囲を変えています。
オーブの考え方は様々なので、それぞれの設定で良いと思います。
私の場合は、以下のように読んでいます。
- アスペクトでオーブを決める
- メジャーアスペクトは基本的に±8度(太陽・月のみ±10度)
- マイナーアスペクトは±1度
- トランジットは天体によるが基本ネイタルと同じか少し狭める
- プログレスは±1度
私がネイタルチャートを読む際のオーブについて、以下にまとめます。
| オーブ | タイト | ワイド |
---|
メジャーアスペクト (太陽と月以外) | ±8度 | ±3度 | ±6~8度 |
メジャーアスペクト (太陽と月) | ±10度 | ±3度 | ±8~10度 |
セクスタイル(60度)と インコンジャンクト(150度) (太陽と月以外) | ±5度 | ±2度 | ±4~5度 |
セクスタイル(60度)と インコンジャンクト(150度) (太陽と月) | ±7度 | ±2度 | ±5~7度 |
マイナーアスペクト | ±1度 | ±1度 | ±1度 |
対面での鑑定では、お話を聞き一つ一つ確認しながら影響度合いを読んでいくので細かく決めることはありません。
個人で強く使用している天体も違うので、それによってアスペクトの影響の仕方も違ってきます。
オーブは参考までに捉えておき、柔軟に読んでいくといいでしょう。
最後にもう一度お知らせです。
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星読みを学ぶ
【アスペクトのオーブ設定は最大10度】西洋占星術におけるオーブの意味やホロスコープを読む際の許容範囲は何度までかを解説【タイト・ワイドも解説】
アスペクトを読むときにポイントとなるオーブ
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もくじ
- タイトとワイド
- 接近と離反
- ネイタルチャート以外のオーブ
- 「太陽と月」はオーブを広げる
- メジャーアスペクトとマイナーアスペクトで許容範囲を変える
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1.西洋占星術のアスペクトにおけるオーブとは角度の許容範囲
アスペクトのオーブ(orb)とは「角度の許容範囲」のことです。
これは、「アスペクトがこれだけズレていても、ホロスコープ上で影響がある」ということを見るためのものです。
例えば、二つの天体が180度のアスペクトを形成しているとして、以下のように読みます。
例:オーブを±8度で読む
⇒ 172度~188度までは許容範囲なので、影響あり
オーブの考え方は様々で、占星術師によっても違いますし、どの占星術を使用しているかによっても違います。
主に、以下の2種類のオーブの取り方があり、書籍によっても違うので混乱するかもしれません。
私は、アスペクトによって定める方法を採用していますので、今回はこちらを解説していきます。
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タイトとワイド
オーブは、ピッタリの角度から近いとタイト、遠いとワイドという呼ばれ方をしています。
アスペクトは、ピッタリの角度に近いほど影響が強くなり、遠くなるにつれて影響が弱くなります。
まとめると、以下のようになります。
ピッタリの角度に近い
その効果や影響が強い
ピッタリの角度から遠い
離れるほど効果や影響が弱まる
ワイドの図の角度の取り方がわかりにくいかもしれませんが、読み進めていただくとご理解いただけると思います。
接近と離反
天体の移動によって、同じ角度でも「接近」と「離反」の2種類の捉え方があり、これによってオーブやアスペクトを変える占星術師もいます。
対象とするアスペクトに近づいている状態
正確なアスペクトから遠ざかっている状態
私は、この2種類は採用していませんので、今回は参考までと捉えておいてください。
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ネイタルチャート以外のオーブ
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ネイタル図と同じ
(マイナーアスペクトは全て±1度)
全て±1度
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2.ホロスコープを読む際のオーブ設定は±6~±8度が多い(最大10度)
ネイタル図(出生図)では、基本的に±6~±8度の範囲で設定している占星術師が多いようです。
許容範囲は狭いほど影響が天体同士の影響が強くでるので、正確な判断はしやすいです。
しかし、実際に私の鑑定でも±10度前後のアスペクト形成でも影響があるな、と感じる人はいました。これは、その都度の判断になってくるかもしれません。
「太陽と月」はオーブを広げる
また、太陽☉と月☽は重要という観点から、オーブを広げて読む人もいます。
私は、メジャーアスペクトのみ、これを採用しています。
一般的には±10~±12度で読むようですが、私は以下の範囲で読んでいます。
タイト:±3度
ワイド:±6~±8度
タイト:±3度
ワイド:±8~±10度
メジャーアスペクトとマイナーアスペクトで許容範囲を変える
アスペクトでオーブを決める場合、メジャーアスペクトとマイナーアスペクトで「タイト」と「ワイド」の許容範囲を変えます。
例えば、メジャーアスペクトでワイドなスクエア(90度)が形成されていたとしても、マイナーアスペクトでタイトなセミスクエア(45度)などがあれば、そちらの方が強く影響していることもあります。
私は、以下のように読んでいます。
・タイト:±3度
・ワイド:±6~±8度
・タイト:±1度
・ワイド:±1度
ただし、セクスタイル(60度)とインコンジャンクト(150度)は±4~±5度(月と太陽は±6~±7度)でとるのが一般的なようです。私もこの範囲で読んでいます。
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3.西洋占星術におけるアスペクトのオーブまとめ
アスペクトにおけるオーブは、角度の許容範囲のことで、その近さに応じて「タイト」「ワイド」と呼ばれています。
また、「太陽と月」や「メジャーアスペクト」「マイナーアスペクト」で許容範囲を変えています。
オーブの考え方は様々なので、それぞれの設定で良いと思います。
私の場合は、以下のように読んでいます。
私がネイタルチャートを読む際のオーブについて、以下にまとめます。
(太陽と月以外)
(太陽と月)
インコンジャンクト(150度)
(太陽と月以外)
インコンジャンクト(150度)
(太陽と月)
対面での鑑定では、お話を聞き一つ一つ確認しながら影響度合いを読んでいくので細かく決めることはありません。
個人で強く使用している天体も違うので、それによってアスペクトの影響の仕方も違ってきます。
オーブは参考までに捉えておき、柔軟に読んでいくといいでしょう。
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