ハウス別の特徴

西洋占星術における11ハウスの意味|ホロスコープの11室に天体が多い場合(ステリウム)、ない場合の読み方も解説

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ホロスコープを使用し、個人の性質や得意なこと、課題などを読んでいく西洋占星術、星座や天体と違って、「ハウスって少しわかりにくい」という方も多いと思います。

また、ホロスコープのある特定のハウスに天体が多い場合はどうなるの? 天体がない場合はどう読むの? と不安に思う方もいるでしょう。

Sumie
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西洋占星術における11ハウスの意味とは、以下の3つと考えています。

希望の部屋人生における最終的な願望を表す
集団の部屋個人が理想の未来を追求するための場所を表す
愛される部屋共通の楽しみや喜びを見出していく
西洋占星術における11ハウスの意味

また、ホロスコープの11ハウスに天体が多い場合とない場合は以下のように読んでいきます。

11ハウスに天体が多い場合「人生の希望、未来の理想、集団、コミュニティ、支援者」といったものに関してエネルギーをたくさん注ぐ
11ハウスに天体がない場合11ハウス的な領域は大きく悩んだり、特別に時間を注いだりするのではなく、そこまで重視しない
ホロスコープの11ハウスに天体が多い場合とない場合

このように、この記事では、西洋占星術における11ハウスの意味、ホロスコープの11ハウスに天体が多い場合や、ない場合の読み方について詳しく解説していきます。

11ハウスと12星座の関係、11ハウスと10天体の関係についても書いていますので、ぜひ最後までご覧ください。


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1.西洋占星術における11ハウスの意味は「希望の部屋」

西洋占星術では、以下のように5つの要素を解釈していくことがホロスコープの基本的な読み方となります。

  • 天体
    ⇒ 何が
  • 星座
    ⇒ どのように
  • ハウス
    ⇒ どの場面で
  • アスペクト
    ⇒ どうなる

例えば11ハウスに牡羊座の太陽がある場合、「太陽(なりたい自分像)が牡羊座(開拓精神がある)のように、11ハウス(未来の希望・コミュニティ・友人)の場面で〇〇になる」という形になります。

ハウスは、地平線と黄道の交点の東側であるAsc(アセンダント)を起点として黄道を12分割した区画です。また、その12分割したハウスを3つのグループに分け、以下のように解釈できます。

アンギュラーハウス・1ハウス
・4ハウス
・7ハウス
・10ハウス
Asc、MC、Dse、ICに位置するハウスで、最も重要
サクシーデントハウス・2ハウス
・5ハウス
・8ハウス
11ハウス
アンギュラーハウスの性質を深化、定着させる
カデントハウス・3ハウス
・6ハウス
・9ハウス
・12ハウス
サクシーデントハウスで定着させたものを進化させる
ハウスの分類と解釈

ここから、Ascから数えて11番目のハウスでサクシーデントハウスの一つである、11ハウスの意味を詳しく解説していきます。

希望の部屋

11ハウスは「人生の希望、未来の理想」を表すハウスです。

地位を築きあげた人や会社が、より大きな視野で未来を見据え、社会的な貢献をしようとするように、10ハウスで個人的な野心や肩書を得たあと、人生における最終的な願望を表す場所です。

11ハウスにある天体やサインを読むことで、人生における最終的な願望や希望の実現のためにその人がどう戦略を立てるのか、どう行動するのかがわかります

社会問題への取り組みや地域や福祉のボランティア活動を通して社会貢献をし、未来の理想を実現しようとする人もいるでしょう。コミュニティ運営などを通して自分の知識やスキルをいかして貢献する人もいるでしょう。

これまでの自分(個)の強みを生かして、集団全体の目標達成に貢献することで、個人だけでなく集団も共に成長していくことになります。

また、11ハウスは10ハウスから見て2番目のハウスなので、仕事の利益や収入、資源を表すこともあるようです。

集団の部屋

11ハウスは「友人の部屋」を表すハウスです。

11ハウスは、個人の利益や願望を超えた社会全体(グループ全体)の理想や希望、個人だけでは成しえないことを実現しようとする力を表します。そのためには、共に希望を共有し目指していく友人や集団が必要不可欠です。

11ハウスの友人とは、たまたま同じ地域で同じ年齢でおなじ学校で出会った友ではなく、同じ目的を共有する人や仲間のことを指します。

そのため、11ハウスは「友人、グループ、コミュニティ、サークル、ネットワーク、友好国」などのキーワードが与えられ、個人が理想の未来を追求するための場所を表すのでしょう。

11ハウスにある天体やサインによって、どのようなグループに所属し、その集団の中でどのような役割を担っていくのかがわかります

また、11ハウスにある天体の力を借りて、どのように人と繋がり、そこの関わりからどのような満足感や充実感を得ようとしているのか、ということを読み解くこともできます。

11ハウスは、アフターファイブの部屋とも言われているので、10ハウスの社会的な役割を終えたあとに、どのように私的な時間を過ごすのか、ということもわかるでしょう。

このハウスに天体がある人は、学生の頃も学校内のクラブ活動ではなく、地域のサッカーチームやダンスチームに所属していたという人も多く、大人になっても何らかの活動をするサークルや集団に入ることも多い傾向があります。

また、ここに天体がある人は、仕事でもチームやグループに所属する形態で能力を発揮している人が多い印象があります。

愛される部屋

11ハウスは「愛される、愛を受け取る」ハウスです。

反対側の5ハウスは、「自分が愛するもの」を表すハウスで、自分の好きなものや楽しみ、趣味などを読むことができます。反対側の11ハウスは、7ハウスの他者の部屋から5番目ということもあり、「他者の愛するもの」の部屋です。

5ハウスで、愛を示し、11ハウスでそのレスポンスがかえってくるので、他者からの愛を受けることになります。

11ハウスは、支援者や恩人、直接的または間接的に目的を助けてくれる人たちを表すため、11ハウスの天体を読むことで、仲間からどのように愛されるのか、どのような恩恵を受け取ることができるのか、どのような支援者に恵まれるのか、がわかります。

5ハウスのように自分が楽しむだけでなく、共通の楽しみや喜びを見出していくのが11ハウスとも言えるでしょう。


なかなか概念が理解しにくいハウスですが、まずはアセンダントから理解していくことが大切です。

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2.ホロスコープの11ハウスに天体が多い場合(ステリウム)、ない場合の読み方

ホロスコープ上のハウスは12区画ありますが、主要な天体は10天体しかありません。ホロスコープによっては、天体が多く固まるハウス、全く天体が入っていないハウスなど、偏りが出てくることもあります。

ここからは、天体が多くある人と、ない人の読み方・解釈の仕方を解説していきます。

11ハウスに天体が多い場合(ステリウム)

11ハウスに天体が集中している(天体が3つ以上ある)ということは、ハウスのステリウムとなります。今回の人生にとって11ハウスの領域がかなり重要であるということを示します。

どの天体が入り、どのようなアスペクトを形成しているかで変わりますが、今回の人生で良くも悪くも11ハウスが示す「人生の希望、未来の理想、集団、コミュニティ、支援者」といったものに関してエネルギーをたくさん注ぐことになります。

11ハウスが特徴的な人は、幼少期の頃から、何らかの目的を共有する集団(例:少年野球、ダンスグループなど)に属していることが多く、そこでの役割を知らず知らずのうちに担っていることがあります。

また、同じ目的をもつ人たちと未来の理想を目指して行動しているときに充実感や満足感を得ていくタイプとも言えます。

そのため、NPO法人などに所属し、社会活動をしたり、コミュニティを運営してノウハウを届けたりする活動がメインになる人もいるでしょう。11ハウスに天体が多いということは、「つなげる力」が強いので、その力を活かして自分の個性を発揮していくとよいでしょう。

愛され力が強い人なので、その愛され力をいかしながら、自分の愛する力も意識していくと、よりバランスがとれるようになるでしょう。

11ハウスに天体がない場合

11ハウスに天体がない場合は、「友人ができない、未来を見据えた社会活動をしない、他者に愛されない」ということではありません。

この人生において、11ハウス的な領域は大きく悩んだり、特別に時間を注いだりするのではなく、そこまで重視しない(当たり前に進む)ということです。

集団での活動や社会貢献活動に時間や人生を注ぐのではなく、別の場所を重視してエネルギーを注ぐ人生なのです。

それでも。自分がどのような団体に所属してどのような役割を担うのか、どのような支援者に恵まれやすいのかを知りたい場合は、以下のように読んでいきましょう。

  1. 11ハウスのカスプ(10ハウスと11ハウスの境界線)上の星座をチェックして、その星座の特徴を知る
    ⇒ その星座のエレメントや星座の特徴で、どのような集団と関わるのか、どのような人生の最終的な願望を実現しようとするのか、どのような仲間に愛されるのか、などの特徴が読める
  2. 11ハウスのカスプ上の星座のルーラーが11ハウスに入っているとみなして読む
    ※ 実際に天体が入っているよりも意味合いは弱くなります。
  3. 11ハウスのカスプ上の星座のルーラーが実際に入っているハウスや星座、アスペクトを読む
    ⇒ どのハウス(場面)に関する集団に所属しやすいのか、どこでその天体の能力を発揮してつながりを持つのか、などを読むことができる

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3.ホロスコープ上での11ハウスと各天体の関係

11ハウスにある天体を読むことで、「人生の希望、未来の理想、友人、集団、支援者、愛され力」に天体たちがどう影響しているのかが分かります。

11ハウス×月☽

月は「感情・習慣・無意識」を司る天体なので、月(感情や習慣)が11ハウス(人生の希望、未来の理想、友人、集団、支援者、愛され力)の場面で発揮されます。

月は癒しや心の安定を求める天体なので、11ハウスに月がある人は「集団の中に癒しや安定」を求めるということになります。プライベートでも何らかのサークルやコミュニティに所属し、お世話係のような役割を担うことが多くなるでしょう。

集団の中で素の自分を出していくため、愛され力は抜群で、周りに人が集まってきやすいタイプです。親しみやすいので相談されることも多く、それによって感謝されることで満足感を得やすいでしょう。特に子どもや女性からの支持や支援者に恵まれます

月は変化する天体なので、グループや人生の希望や未来の理想はコロコロと移り変わりやすいかもしれません。

11ハウス×水星☿

水星は「思考・知性・言語能力」を司る天体なので、水星(思考や知性)が11ハウス(人生の希望、未来の理想、友人、集団、支援者、愛され力)の場面で発揮されます。

知的な活動や情報交換が盛んにおこなわれるような集団に所属し、その中でメッセンジャー的な役割を担うことになるでしょう。

グループにすることで、学びを深めていくタイプなので、何かを学びたいときは、一人で黙々と進めるよりも、同じ目的をもったグループに所属することで有意義な時間を過ごせます。また、知的な人たちや著名人からの支持や支援者に恵まれやすいでしょう。

感情的なつながりよりも、情報のネットワーク的なつながりを好むので、浅く広くなりがちです。感情を介してのつながりを作っていくと、いざというときにサポートしてくれる人や協力してくれる人が現れやすくなるでしょう。

11ハウス×金星♀

金星は「価値観・美意識・愛・喜び・豊かさ・魅力」を司る天体なので、金星(価値観や喜び)が11ハウス(人生の希望、未来の理想、友人、集団、支援者、愛され力)の場面で発揮されます。

金星は喜びや幸福感を司るので、11ハウスに金星がある人はグループでの活動が楽しみや幸福につながりやすいタイプです。

金星にまつわる美意識が高い集団や芸術に関わるコミュニティ、穏やかで調和的なグループに所属しやすく、そこでグループの輪を円滑に回すような役割を担うことになるでしょう。

調和や礼儀を大事にするので、愛され力も高く、友人にプレゼントをして喜ばれることに幸福感や満足感を得るので、よい循環が回りやすく支援者にも恵まれやすくなります。

金星は嫌悪感を示す天体でもあるので、グループの輪を乱す人や自分勝手に振舞う人、自分の利益だけを考えている人に対して苦手意識があるかもしれません。

11ハウス×太陽☉

太陽は「なりたい自分像・人生の目的・意識的な行動」を司る天体なので、太陽(人生の目的や意識的な行動)が11ハウス(人生の希望、未来の理想、友人、集団、支援者、愛され力)の場面で発揮されます。

社会貢献をするような活動や同じ目的をもった人たちとの活動を通して、自我や自分らしさを発揮していくタイプです。

個人的な利益や名誉よりも、もっと大きなものへ意義を見出しやすく、常に人生の希望や未来の理想を掲げて活動をしていきます。

太陽が示す社長や権力者とのご縁も多く、それらの出会いを通して恩恵を受けることになるでしょう。

つながる力や人脈を培うことが、人生の目的を果たす大事な要素になるため、どのような人にも誠実に温かく関わっていく意識をもっておくことが大事です。

自分のもつ太陽の光で、他者を照らすことができるので、他者や集団、組織の未来に貢献する活動をするといきいきと過ごすことができるでしょう。

11ハウス×火星♂

火星は「行動・衝動・エネルギー・トラブル」を司る天体なので、火星(行動やトラブル)が11ハウス(人生の希望、未来の理想、友人、集団、支援者、愛され力)の場面で発揮されます。

火星が関わる、スポーツや競争、過激な思想や行動をするグループとの関わりを持つことが多くなるでしょう。その中で、リーダーシップを発揮したり、特攻隊長的な役割を果たしたりするかもしれません。

火星は行動やエネルギーを司るため、11ハウスに火星がある人はグループに所属することや社会貢献活動に参加することに、エネルギーを使うことになります。そのため、自分が考える最終的な願望を叶えるためなら、どのようなグループにも果敢に飛び込んでいくことができるタイプでしょう。

火星はトラブルや衝突とも関わるので、集団やコミュニティ内での口論やトラブルには注意が必要です。熱い思いや正義感だけで突っ走っていかないように、冷静に周りをみる術を身に着けておくとよいでしょう。

11ハウス×木星♃

木星は「拡大・発展・向上・誠実」を司る天体なので、木星(拡大や発展)が11ハウス(人生の希望、未来の理想、友人、集団、支援者、愛され力)の場面で発揮されます。

11ハウスは木星の定位置なので、ここにある木星はとてもよい働きをします。

集団での活動や社会貢献活動が、木星によって発展拡大していくため、たくさんの信頼できる仲間や人たちに恵まれやすく、その活動を通して信頼や幸運を手にしていくでしょう。

社会的に地位のある人や豊かな人、教養のある人、誠実な人とのご縁が多く、その人たちからのサポートも受けやすいので、目指したい未来の理想も叶えやすくなるでしょう。

また、木星の支援者を司るので、この配置がある本人がパトロンのような役割を担っていく可能性もあります。

たくさんのつながりを持っておくことが幸福の鍵なので、さまざまな人たちとの出会いを大切にし、どんどんつながりを広げていくような活動をしていくとよいでしょう。

11ハウス×土星♄

土星は「制限・抑圧・試練・安定・安心」を司る天体なので、土星(制限や試練)が11ハウス(人生の希望、未来の理想、友人、集団、支援者、愛され力)の場面で発揮されます。

土星は克服すべきテーマや努力の場所を示すので、11ハウスに土星がある人は集団に属することや社会的なグループに関わることが克服のテーマになります。

また、人生の最終的な願望を叶えるためには、土星の努力や忍耐が必要なので、社会的に意義のあることに参加していく中で継続力や忍耐力を培い、それが安定的な活動へとつながっていくことになります。

年配者や真面目な人とのご縁が多く、人とのつながりは多くはないものの、信頼のある固い関係を築くことができるタイプでしょう。目上の人にサポートされたり、引き立てられたりすることもあるので、そこで信頼や責任を得ていく活動をすることになるかもしれません。

時間はかかるかもしれませんが、社会や仲間とのつながりを絶やすことなく、実直に向き合う中で、本当に信頼できる仲間ができたり、グループが見つかったりするので、自ら少しずつ関わりをもつようにしていきましょう。

11ハウス×天王星♅

天王星は「革命・独立・オリジナリティ」を司る天体なので、天王星(革命や独創性)が11ハウス(人生の希望、未来の理想、友人、集団、支援者、愛され力)の場面で発揮されます。

少し変わったグループや個性的な仲間とのご縁ができやすいタイプです。年齢や性別、国籍や職業などにとらわれない自由なグループで、自分の目指す人生の希望や理念を達成していくことになるでしょう。

天王星は離反や反抗を司る天体でもあるので、急にグループのメンバーが変わったりご縁が急に切れたり、グループの解体に見舞われたりすることもあるかもしれません。

古いしきたりや考えにとらわれないようなグループやコミュニティに所属することで、人生観が大きく変わることもありそうです。

11ハウス×海王星♆

海王星は「夢や理想・曖昧さ・神秘的なもの・芸術」を司る天体なので、海王星(理想や曖昧さ)が11ハウス(人生の希望、未来の理想、友人、集団、支援者、愛され力)の場面で発揮されます。

海王星の芸術やアート、音楽、お酒、神秘的なものと関わるようなグループや仲間とのご縁ができやすいタイプです。

海王星の境界線をなくす作用が集団の中で発揮されるため、“みんなはひとりのために、ひとりはみんなのために”というような精神性を持ち、そのグループや社会活動に献身的に愛を注ぎすぎるあまり、自己犠牲的になる可能性もあります。

未来に理想的な世界を夢みるため、それを達成するためにグループやコミュニティに所属するものの、そこで幻滅や失望を味わうことも多くなるでしょう。

11ハウス×冥王星♇

冥王星は「破壊と再生・強制的な変化・深い力・支配」を司る天体なので、冥王星(破壊と再生、支配力)が11ハウス(人生の希望、未来の理想、友人、集団、支援者、愛され力)の場面で発揮されます。

社会の根底を覆そうとするようなグループに所属したり、濃厚な関係を築く仲間とのご縁を得たり、関係が急に激変して0になったり、11ハウスの場所で冥王星の0か100かの作用が発揮されます。

特殊な仕事に就く人、特殊な能力を持った人、大きな実権を持つ人、不思議な形で巡り合った人とのご縁もできやすく、一つのご縁やグループ活動で人生が180度変わることもあるかもしれません。

冥王星は支配と関係するので、グループや仲間と支配関係にならないように注意が必要です。冥王星によって深い癒しも得られるので、グループや仲間との関係が目に見えない大きな力になる可能性もあるでしょう。


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4.ホロスコープ上での11ハウスと12星座の関係

星座は、ハウスやそのハウスにある天体に、その星座の色付け(キャラクター付け)をします。

その色付けを見るには、11ハウスのカスプ(10ハウスと11ハウスの境界線)上にある星座を見ます。

11ハウスのカスプにある星座を読むことで、どのような集団や仲間と関わるのか、どのような願望を抱き行動するのか、が分かります。

11ハウス×牡羊座

牡羊座の開拓精神やチャレンジ力、性急性が11ハウスの場面で発揮されるため、活気のあるグループやチャレンジをモットーとするグループとの関わりが多くなる傾向があるでしょう。

グループに所属していても、足並みをそろえるよりも独自のスピード感で目的を達成しようとすることも多く、知らず知らずのうちに特攻隊長的な役割になっているかもしれません。

新しいことや誰もまだしていないことに興味が向くため、新しい試みの集団に参加して、積極的に行動を起こしていくことになるでしょう。

11ハウス×牡牛座

牡牛座の生活の安定や安心、着実さ、快楽、五感の発達が11ハウスの場面で発揮されるため、グループや仲間との関りは長期に及び、安定的な関係を目指して行動することになります。

芸術関係や創作関係のグループや集団に所属することで喜びを見出し、習い事なども楽しむタイプかもしれません。

最終的な願望を実現するためには、理想像だけでなく、現実的で具体的なアプローチを通してこそ実現できると考える傾向があるでしょう。

11ハウス×双子座

双子座の知的好奇心や二面性、情報収集、伝達能力が11ハウスの場面で発揮されるため、知的好奇心が満たされるようなグループや仲間とのご縁が多くなり、その中で浅く広く関わっていく傾向があります。

言葉や情報のやりとりができることが重要で、長期的な関係よりも短期的な軽い関係を好むでしょう。グループ内でメッセンジャー的な役割を果たし、つなぎ役になることもあるかもしれません。

関係性を変化させることにより、新しい情報や知識が入ってくるので、ある一定の距離を保ち、風通しのよいグループや仲間を望むタイプです。

11ハウス×蟹座

蟹座の心の安定や身内意識、共感力が11ハウスの場面で発揮されるため、心が安心できる身内的なグループや仲間との関わりの中で、人生の希望を見出していくタイプです。

仲間やグループの居心地のよさや、温かみのある関係性を重視するので、そこでお母さん的な役割(育てる、保護する、サポートする)を果たすことになるかもしれません。そのため、仲間に心を開き、本音で向き合えるような関係性を目指すことが大事です。


大きな集団や組織よりも、みんなの顔が見える小規模な集団や組織に所属する方が長く関係を保てますが、やや排他的になり視野が狭くなる懸念もあるでしょう。

11ハウス×獅子座

獅子座の創造力やプライドの高さ、カリスマ的表現力が11ハウスの場面で発揮されるため、クリエイティブなグループや遊び心のある集団に所属することで、個人個人が輝く理想の社会を達成しようとする傾向があるでしょう。

そのグループや仲間の中で、どしっと構えた親分的な役割や前に出て堂々と仕切るような役割を担うことになるでしょう。この配置がある人の存在が、グループに活気をもたらしたり、楽しさをもたらしたりする可能性があります。

仲間やグループの人たちの笑顔や喜びを見出すような活動をすると、それが最終的に社会的な貢献や人生の最終的な願望の実現へと繋がることになるかもしれません。

11ハウス×乙女座

乙女座の実務能力の高さや整理整頓能力、分析力や細かさが11ハウスの場面で発揮されるため、具体的に社会の役に立つようなグループや集団に所属し、実際的な支援をすることで、未来の理想を実現しようとする傾向があるでしょう。

グループや集団の秩序や規律を大切にするため、活動や理念が不透明な団体は避けるかもしれません。また、グループ内での細かい部分が気になり、改善をしようと行動を起こすことも多いでしょう。

その中で「役に立っているかどうか」が大事なため、無理をして集団に関わることもあるかもしれません。仲間に頼ることも覚えるとよりよい協力関係が築けるでしょう。

11ハウス×天秤座

天秤座の社交性や美意識、バランス力が11ハウスの場面で発揮されるため、社交的で大人なグループやコミュニティ、TPOがしっかりしていて争いのない団体に所属する傾向が強くなります。その中で、仲介役やバランスをとる役を担うことになるでしょう。

お互いに寄り添うような関係よりも大人の自立した関係性を望み、常に平等であることを望みます

社会に平和や公平さを促進する活動をし、そこで人とのつながりを多くもっていくことになるでしょう。また、グループとグループをつなげるパイプ役で活躍することもありそうです。

11ハウス×蠍座

蠍座の深く狭く関わる力や集中力、不屈の精神、支配欲が11ハウスの場面で発揮されるため、一つの集団やグループに深く関わっていく傾向があります。

仲間やグループの強い結びつきや信頼関係を大事にするため、そのグループや仲間、活動に絶大なエネルギーを注ぐことになるかもしれません。グループ内での嫉妬や束縛、支配欲には注意が必要です。

人生の最終的な願望の達成には、鋭い観察眼と水面下の戦略でアプローチしていくので、グループの中で参謀的な役割を担うことになるでしょう。

11ハウス×射手座

射手座の楽観主義、冒険心と大胆さ、負けず嫌いな向上心が11ハウスの分野で発揮されるため、人生の学びを深めてくれるようなコミュニティやグループ、共に高みを目指し合えるような団体に所属する傾向があります。

グループに所属することで、まだ見ぬ未知なものへの探求を得ようとするため、わくわくするような活動をしている団体に憧れをもち、その中で周りを鼓舞するような役割を担っていくかもしれません。

面白い人たちに惹かれ、自由に動き回る能力を発揮させることによって、どんどん関係性が広がっていくため、交友関係はかなり広い範囲に及ぶでしょう。

11ハウス×山羊座

山羊座の真面目さや、責任感の強さ、結果主義が11ハウスの場面で発揮されるため、計画を立てて真面目に取り組むグループや自分の目的が必ず達成できるような(メリットがある、使える)集団へ参加する傾向があります。

そのため、仲間やグループを見極める際も「役に立つか、立たないか」で判断しがちで、突飛推しもない仲間は作りにくいでしょう。損得勘定を持たずに関係性を構築すると、温かさや愛をもった関係性を築くことができ、それが後の自分を助けることになるかもしれません。

一度グループに所属すると、その中で長期的な目標を掲げ、一つ一つクリアしながら達成していくので、仲間からの信頼も得て、最終的にはグループの司令塔や重鎮になっているでしょう。

11ハウス×水瓶座

水瓶座の独自性や個性、共有する力が11ハウスの場面で発揮されるため、多様性や平等意識の強いグループや団体、独創的な集団に所属する傾向があります。

グループや仲間との適度な距離感を大事にし、どの人ともフラットな関係性を築こうとするでしょう。

既存の価値観の枠に収まらない自由な思想をもつ集団に憧れ、その中で自分の独自のアイデアや発想をいかしていくことで、人生の理想を実現しようとします。

理想の社会への理念が強いため、それによって偏りが生まれる可能性があります。仲間やグループ内の意見に耳を傾け、その思考を取り入れていくことも意識するとよいでしょう。

11ハウス×魚座

魚座の献身性や空想力、芸術性や溶け込む力が11ハウスの場面で発揮されるため、ユートピアを思い描く団体やあまり建設的ではない行き当たりばったりの仲間との関わりが多い傾向があるでしょう。

グループや集団に属することで、慈悲の心や献身愛を身に着けていくタイプなので、私生活とグループ活動の境界線があいまいになりがちかもしれません。

グループの人たちの心と一体化することで、相手に寄り添い無償の愛を提供する役割や癒しを与える役割を担うことになるでしょう。人が喜ぶ顔を見ることで充実感を得られますが、グループに依存的になりすぎないように注意が必要です。


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5.西洋占星術における11ハウスの意味まとめ

西洋占星術における11ハウスは、以下のように表せます。

  • 希望の部屋
  • 集団の部屋
  • 愛される部屋

また、11ハウスに天体が多い場合は、今回の人生において11ハウスの領域がかなり重要であり、良くも悪くも社会的な活動や集団にエネルギーを注ぐと読めます。11ハウスに天体がない場合は、11ハウスの領域はそこまで重視せず、他の分野にエネルギーを注ぐ人生と解釈できます。

11ハウスは、個人的な達成や利益を超えた、もう少し大きく広い範囲での人生の希望や未来の理想を表します。その達成のためには、その目的を共有する集団やグループ、コミュニティや友人が必要です。

ここにある天体は、社会貢献やグループ活動に全力を向け、その人の人生に大きな影響を与えることになるでしょう。

また、11ハウスは愛される部屋でもあるので、自分がどのように愛されるのか、どのように他者の愛を受け取るのかなどもこのハウスで確認できます。その天体らしさを発揮することで、より愛される力になるので、11ハウスに天体がある人はその天体を活かして他者と関わっていきましょう。



この記事は、Smjukのミッションステートメントメディアポリシーを基に、以下の担当で作成しております。

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