2023年12月6日
2023年7月1日から逆行していた海王星が順行に戻ります。
海王星は「夢や曖昧さ、神秘的なもの、目に見えないものや、海、液体」を司る天体です。海王星があるハウスやその星座の性質を「ぼけら~」とぼやかすとも言われています。
海王星が逆行している期間は、その曖昧さやぼけら~とした状態が少し解消され、良くも悪くも現実が露になっていました。見失っていた夢を取り戻す人もいたかもしれませんね。
私は、このWebサイトやSNSで主な天体の動きの影響を3年以上発信しています。他にも、以下のような経験があります。
- 西洋占星術を用いた鑑定を3年以上実施
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今回の海王星順行期間のポイントは以下の5つです。
妄想や幻想から目覚めよ | 見たくない現実が見えたとしても、そこで現実逃避するのではなく、そこで学んだことを繰り返さないことが大事 |
夢を現実に落とし込もう | しっかり現実に落とし込んでいくチャンス |
目に見えないものを大切にする | 音楽や芸術、映像の力で理想の世界へ近づいていくような事柄や人が出てくる |
見て見ぬふりをしてきたものの救済 | 現実に目を背けることなく、しっかりと向き合うことができれば、法整備や救済へと向かっていく |
税金の曖昧さや経済の混乱が出てくる | 理想主義的なアイデアばかりで現実とはかけ離れていると感じる対策も多くなりそう |
この記事では、海王星が順行に戻ると私たちや社会にどんな影響があるのか解説していきます。
この記事の内容は動画でも解説しています。
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1.2023年~2024年の海王星順行の影響や意味
海王星は2023年7月1日に魚座27度で逆行を開始し、2023年12月6日に魚座の24度で順行に戻ります。ここから、次に逆行する2024年7月2日(魚座29度)まで進んでいきます。
順行/逆行 | 星座 | |
---|---|---|
2023年7月1日 | 逆行開始 | 魚座27度 |
2023年12月6日 | 順行に戻る | 魚座24度 |
2024年7月2日 | 逆行開始 | 魚座29度 |
今回の海王星順行期間について詳しく解説していきます。
妄想や幻想から目覚めよ
海王星が逆行中は、現実逃避をしやすかったり、妄想癖が出てきたりと、現実からどんどん離れていき濃い霧から抜け出せなくなっていた人もいたかもしれません。
ほとんどの悩みは「現実」ではなく「妄想や幻想」です。
7月からの5か月間で、妄想や幻想と共に生きていた人は、海王星が順行に戻ることで目覚めるかもしれません。
なぜこんなことで悩んでいたのか、なぜこの人に貢いでいたのかなど、海王星の霧から抜け出し、現実世界を見るきっかけが訪れる人もいるでしょう。
海王星に関わる事象は、理想的な結果をもたらすか、幻滅や失望に終わるかどちらかだと言われています。見たくない現実が見えたとしても、そこで現実逃避するのではなく、そこで学んだことを繰り返さないことが大事なのです。
夢を現実に落とし込もう
海王星が逆行しているときには、海王星の司る「ゆめ・想像力・理想」の見直しが入っていました。
海王星は、個人レベルよりも人類の集合無意識に働きかける天体ではありますが、これまでの逆行中に「ゆめ・理想」について見直した人やイマジネーションが湧いて来たけれど、なんだか形にできなかった人は、ここからしっかり現実に落とし込んでいくチャンスになります。
海王星が滞在する魚座には、2023年3月から土星も入っているため、よりイマジネーションや夢を現実化しやすい状態になっています。頭の中に湧いてきた閃きを形にするために動くこと、それは一瞬で達成できるものではないかもしれませんが、時間や努力を司る土星の力も借りて、うまく現実に落とし込んでいきたいですね。
目に見えないものを大切にする
海王星は「目に見えないもの、神秘的なもの」を司る天体です。それは、夢や理想かもしれませんし、自分や相手の心かもしれません。また、スピリチュアル関係やオカルト関係も海王星の司る分野です。
この世界は目に見えるものだけで創られているわけではありません。目に見えない世界があることも現実なのです。
魚座の海王星は、その目に見えない世界をも大切にし、それを手掛かりに創造力を湧き立たせ、芸術や音楽、映像や写真などの分野を活性化させる手がかりにもなります。
海王星が順行に戻ることにより、それらのブームが訪れることや、音楽や芸術、映像の力で理想の世界へ近づいていくような事柄や人が出てくるかもしれませんね。
見て見ぬふりをしてきたものの救済
海王星が逆行中は「ぼや~」とぼやかしていた事柄が、少し見えていた時期でもありました。
日本ではトー横キッズが話題になりましたが、あそこに集まる若い子たちは、同じ境遇の人、自分を否定しない居場所を求めて集まるそうです。しかし、海王星が逆行中には、その若者の思い描く居場所が現実的には、悲惨な事件や違法薬物、売春や薬のオーバードーズなどが行われている場所であると現れてきました。
また、2023年11月5日には、歌舞伎町での事件もありました。海王星はお酒に関わる仕事とも関連しています。海王星が逆行しており、魚座の土星が順行に戻った直後の事件ということもあり、見て見ぬふりしてきた世界の現実が見えた事件でもありました。
その目を覆い隠したくなるような現実(海王星に隠されていた現実)が見えたとき、子どもたちにとっての理想の社会なるために、自己犠牲的な人間関係から抜け出せなくなる前に何をすべきなのか考えなければなりません。
逆行期間中に見えた現実に目を背けることなく、しっかりと向き合うことができれば、魚座の土星の力も借りて法整備や救済へと向かっていくでしょう。
税金の曖昧さや経済の混乱が出てくる
海王星が順行に戻るときのチャートでは、8ハウスに海王星が入っています。8ハウスは「相続・死・海外経済・財源・税金・社会保障」などの部屋です。そこに海王星があることから、そのハウスの事柄が曖昧になる、見えにくくなると読めます。
不透明に使われる税金、我々には分かりづらい増税だけでなく、海王星は溶かす天体でもあるので、海外経済が混乱するなんてこともあるのかもしれません。
政府は何かしら改革をしようとしますが、それは理想主義的なアイデアばかりで現実とはかけ離れていると感じる対策も多くなりそうです。
もしくは、最初は「いいな」と感じるような政策も海王星のベールが剥がれたときに「失望する」なんてこともあるかもしれません。
現実にそった救済や対策が出てくることを期待したいですね。
2.2023年~2024年の海王星順行まとめ
今回の海王星順行のポイントは以下の5つでした。
- 妄想や幻想から目覚めよ
- 夢を現実に落とし込もう
- 目に見えないものを大切にする
- 見て見ぬふりをしてきたものの救済
- 税金の曖昧さや経済の混乱が出てくる
海王星は2025年3月末には、一度牡羊座へと移動していきます。ここから海王星は、魚座の最後の領域を進み、魚座の「受容・共感・許し・癒し・悟り・平和主義」の理想や夢を集合無意識下でぼや~と境界をなくしていきます。
それは、音楽や芸術の分野での大きなムーブメントに繋がるかもしれませんし、世界平和への足掛かりになるかもしれません。
魚座の最後の領域は、次の新しい12星座のはじまりである牡羊座までに「終わり」を間近に控える領域です。
ここから世の中に対して、幻滅や失望することも多くなるかもしれませんが、平和な世界の理想や優しい世界への夢は受け継がれ、次の新規開拓のサインである牡羊座で引き継がれ、新しい理想の世界に繋がっていくのかもしれません。
この記事は、Smjukのミッションステートメント、メディアポリシーを基に、以下の担当で作成しております。
- 執筆:Sumie
- 編集:Sumieのマネージャー