2024年6月30日
課題や試練の天体、土星が逆行を開始します。
土星は毎年5か月ほど逆行します。土星は凶星と呼ばれる「試練」の天体なので、逆行中はその影響力が弱くなるとも言われています。
土星が逆行すると、実直にやってきたことが停滞する感覚を得る人もいるでしょう。
しかし、逆行期間中は「復習・点検」の時期でもあります。土星が逆行している間に、自分自身の課題や責任の見直し、修正をおこなっていきましょう。
私は、このWebサイトやSNSで主な天体の動きの影響を4年以上発信しています。他にも、以下のような経験があります。
- 西洋占星術を用いた鑑定を4年以上実施
- 西洋占星術の講座を製作
- 西洋占星術の勉強会を実施
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今回の土星逆行のポイントは以下の4つです。
風の時代の見直し | 今の風潮に対して、本当にそれでいいのか?と問われるような出来事が社会的に起こり、考えを見直すきっかけがやってくる |
許容することを学ぶ | 他者に対してはもちろんのこと、自分自身に対して「許容する」ということを学ぶ機会になる人もいる |
自己管理を修正しよう | 浮足立った状態に対してストップがかけられる |
現実化するための立ち止まり期間 | ただがむしゃらに前に進むだけでなく、考えることが大事 |
この記事では、2024年の土星逆行の期間、影響や意味・過ごし方について解説していきます。
この記事の内容は動画でも解説しています。
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1.2024年の土星逆行の影響や意味
今回の土星逆行期間は、2024年6月30日(魚座19度)~2024年11月15日(魚座12度)です。
土星は、2023年3月7日魚座に移動してから、2度目の逆行となります。
順行/逆行 | 星座 | |
---|---|---|
2023年3月7日 | 順行 | 魚座入り |
2023年6月18日 | 逆行開始 | 魚座7度 |
2023年11月4日 | 順行に戻る | 魚座0度 |
2024年6月30日 | 逆行開始 | 魚座19度 |
2024年11月15日 | 順行に戻る | 魚座12度 |
風の時代の見直し
今回の、土星逆行期間中である2024年8月20日前後には、双子座に滞在している木星とスクエアを形成します。これは、約20年に1度起こる木星と土星の接近であるグレートコンジャンクションが、上弦の月の状態になったことを示し、修正や見直しの時期とも言えます。
グレートコンジャンクションは、2020年12月22日に水瓶座で起こり、そこから風の時代と言われるようになりましたが、その頃はコロナ禍であり、そこからリモートワークやキャッシュレス決済など、社会的にも大きく変化していきました。
この土星逆行期間を含め、2024年~2025年は、土星と木星がスクエアを取ることで、社会的に発展するための清掃作業的な意味があります。
特に、現在木星は、情報収集を得意とする双子座にあるため、たくさんの目新しい情報を収集し増やしていく作用がありますが、土星がスクエアになることで、増やし過ぎた雑草を抜き、必要なものを残す作業というのが求められるでしょう。
風の時代の特徴は、知性やコミュニケーション、自由さや身軽さで、LGBTQ問題や結婚の問題、フリーランスや副業に関して、お金の価値観に関してなどは風の時代の特徴と言えます。
それらの問題で決まったことや今の風潮に対して、本当にそれでいいのか?と問われるような出来事が社会的に起こり、考えを見直すきっかけがやってくるかもしれません。
許容することを学ぶ
土星は感情を示す水のエレメントである魚座を運行しています。魚座は「受容、許し、癒し、浄化、悟り」などをキーワードにもつサインです。
この土星逆行期間中は、他者に対してはもちろんのこと、自分自身に対して「許容する」ということを学ぶ機会になる人もいるでしょう。
いままで見て見ぬふりしていた自分の心、相手の気持ちと向き合う時間を土星が与えてくれるのです。忙しさで誤魔化していたけれど、もう誤魔化しきれないという出来事が起こるかもしれませんし、一人になって気づくなんて場面も出てくるでしょう。
この逆行期間中に、じっくりと「見えない心」と向き合い、最終的には「まぁいいか」「もういいか」という境地に辿りつくと、土星が心を強く確かなものにしてくれるでしょう。
自己管理を修正しよう
現在木星は、双子座で羽の生えたサンダルを履くようにフットワークが軽い状態です。
あれもこれもと知りたいこと、やってみたいことに手を出すことが木星双子座シーズンに発展していくポイントでもありますが、サンダルに羽が生えているように、浮足立ったり、地に足がつかない状態になったりすることが多くなるのもこの時期の特徴であることを忘れてはいけません。
好奇心が赴くままに忙しくしていると、日々の生活や睡眠のバランスを崩すこともあるかもしれませんし、たくさんの情報にまみれ、自分の考えを置き去りにしてしまうことも多くなるかもしれません。
この土星逆行期間は、そんな浮足立った状態に対してストップをかけてきます。
体調を崩すかもしれませんし、心が疲弊してしまうかもしれません。
情報の海に流されて、本質が見えなくなることもあるかもしれません。
もし、そのような状態になったときには、土星からの「少し立ち止まって己を整えなさい」という合図です。
自分自身の体や心はもちろんのこと、考え方や価値観も一度見直し、本当は何をしたかったのか、何を考えていたのか、どんな気持ちだったのか、どのくらいの情熱だったのか、時間の使い方は適切だったのか、などじっくりと見直す期間にするとよいでしょう。
ここでの自己管理の修正が、土星が順行に戻ったときに、自分自身を安定させ、再びコツコツと地道に進んでいける力になります。
現実化するための立ち止まり期間
魚座に土星がある期間は、「こんなこといいな、できたらいいな、あんな夢こんな夢いっぱいあるけど~」という魚座のイマジネーションを実際に形にするのに最適な期間です。
この土星逆行期間は、形にしたかったけれどできないでいること、形にしようとして諦めたことに対して、もう一度修正をかけて取り組むチャンスを土星が与えてくれます。
ただがむしゃらに前に進むだけでなく、じっくり時間を使いながら、どうして形にならなかったのか、何が足りなかったのか、と考えることが大事です。
もしくは、現在進行形で形にしてくものに対して、この部分のディテールはこれでよかったのか?と俯瞰して見てみるのもよいでしょう。
細かいところまでしっかりと見直し修正することで、自分の中にあるイメージが納得いく形で、現実化していくのを感じられるでしょう。
2.2024年の土星逆行まとめ
今回の土星逆行のポイントは以下の4つでした。
- 風の時代の見直し
- 許容することを学ぶ
- 自己管理を修正しよう
- 現実化するための立ち止まり期間
今回の土星逆行中は、木星とのスクエアもあり、うまく前に進まない感じが社会の中でも個人間でもありそうです。
何かを進めるときには、スムーズに進むときと立ち止まり逆戻りしていると感じるときがあります。本当にこのやり方でよかったのか、この価値観でいけるのかなど見直して、おかしなところやつまずきがあれば修正していくことで、次に前に進むときにうまく軌道に乗ることができるのです。
土星逆行期間中に大事なことは、自分の体や心としっかり向き合い、確かなものにすることです。焦らずじっくりと時間を使って修正していきましょう。
今回の土星逆行が終わると、社会的には、風の時代がさらに進み、個人では、再び土星の課題と向き合いコツコツと進めることが必要となるでしょう。
この記事は、Smjukのミッションステートメント、メディアポリシーを基に、以下の担当で作成しております。
- 執筆:Sumie
- 編集:Sumieのマネージャー