2022.10.23
6月5日から逆行していた土星が順行に戻ります。
今回は2022年の土星が順行に戻るとき、社会がどのような動きになるのか、我々に起こる影響や過ごし方について解説していきます。
※土星については「西洋占星術における10天体の意味を解説した記事」を、逆行については「天体の逆行について解説した記事」をご覧ください。
1.2022年の土星が順行に戻るときの影響
土星が逆行すると「努力・抑圧・制限が弱まる」傾向にあり、今までの課題や試練に対しての見直しや振り返り期間になります。
※2022年の土星逆行の影響については「土星逆行期間の影響について書いた記事」をご覧ください。
土星はこの約5か月間、試練の手を少し緩め、私たちに振り返り考える期間を与えてくれていました。
そして、再び順行に戻り、再び私たちに試練や課題へ向き合うように語り掛けてくるのです。
変化の3月へ向かう
現在、土星は水瓶座を進行しており、今回順行に戻って2023年3月8日には次の星座である魚座へ移動します。
この2023年3月23日には先に「山羊座で順行に戻っている冥王星」が土星とバトンタッチするように水瓶座へと移動します。
動きの遅い天体が星座移動をするときには、社会的にも大きな出来事が起こりやすいとされています。
2023年春頃には天災をはじめ、我々が抗えないような現象が起こる可能性を秘めているので、防災対策含め、市場経済など社会の動向をしっかりと見ておきたいですね。
土星水瓶座期間の最終章へ突入
土星が水瓶座に移動した日は2020年3月22日でした。
12月には木星とグレートコンジャンクションし、風の時代の始まりと言われたのを覚えている人も多いかと思います。
そこから、水瓶座と山羊座を行き来しながらこの約2年、世界はさまざまな課題に取り組んできました。
それは「個性・独創性・独立・自由な思想・未来・平等・テクノロジー」など水瓶座のキーワードに関することであり、2021年からは牡牛座の天王星ともスクエアをとり、豊かさや金銭についての変容や経済不安が大きくなりました。
ここからは、その水瓶座での課題最終章へと突入していきます。
自分らしさへのプレッシャーを感じる
ここから土星は再び我々に「自分らしさ」「個の意義」についての課題を与えてきます。
・「個の尊重」とは何なのか
・「自分らしさ」とは何なのか
・それぞれの個性とは何なのか
それらを模索し、それぞれの個性を尊重していく社会へと進んでいくでしょう。
今までの大きな世界からの依存から抜け出すとき、独立します。
それは、不安感やプレッシャーを感じるものになることもあるでしょう。
古いものから新しいものへの葛藤が出てくる
この2~3年で世界は大きく変容しました。
会社や学校もオンラインになり、今まで続けてきた慣習が崩れ去っていきました。
市場経済も変わり、それに伴い買い物の決済も変わってきています。
その変化は2023年に冥王星が水瓶座入りするとさらに加速するのでしょう。
その本格的な大改革の前に土星が、現在の価値観や慣習を見直し、未来に向けて新たなステージに向くように教えてくれているのです。
土星が順行に戻ることにより、その課題はさらに浮き彫りになるでしょう。
何を残し、何を変えるのかそれぞれが向き合う課題となりそうです。
※より個人の課題を見るときには、それぞれのネイタルチャートのどのハウスに水瓶座が入っているかを見ていくと良いです。
逆行期間の振り返りから前へ進め
土星が逆行している期間は、それぞれの「課題の見直し」期間でした。
その期間に自分自身との対話を含め、じっくりと課題や試練を見直した人は、ここからその課題を動かし乗り越えていくフェーズに入ります。
動きにくかったことも急に動き出したぞ!と感じる方も出てくるでしょう。
暴露からスッキリ進む
土星が順行に戻る前後、さまざまなことに関して「暴露」が起こるかもしれません。
暴露されることで公平さを見出し、バランスよく物事が進んでいく予感です。
今まで隠されていたことを知ることで、自分の考えや認識に偏りがあることが分かり、もっと広い視点で物事を捉えることができるようになるでしょう。
それぞれの自由を大切に
水瓶座は「思想の自由」を大切にする星座です。
今までの常識の型を打ち破り、それぞれに常識や価値観が違うことを受け入れていくことになります。
それは、見た目や学歴、性別や地位という枠にとらわれない自由のことです。
その枠がなくなることはないでしょう。
しかし、その目に見えるような枠にとらわれない思想(どんな考え方なのか、どういった価値観があるのか)などをもっと重視し、それによって他者との関係が築き上げられる世界に進んでいくことを土星は我々に教えてくれているのかもしれません。
捉われた価値観や当たり前と思っていたルールに関して、もう一度見直してみると良いかもしれませんね。
2.2022年の土星順行まとめ
土星は“試練の星”とも呼ばれるストイックで飴と鞭でいうところの“鞭”のような存在です。
トランスサタニアンのように抗えない運命ではなく、現実で直面するような課題や試練を与えます。
また、土星は「時間」を司ります。
時間をかけて積み上げてきた精神(自分や社会)を乗り越えるのは容易なことではありません
しかし、その試練としっかりと向き合った先にはご褒美として安定をくれるとされています。
この順行をきっかけに、この2年間向き合ってきたことへの答えが出てくる時期になるでしょう。
しっかりと土星の試練に向き合い、素敵なギフトをゲットしていきましょう。
Sumie☽.*·̩͙✩.*