以前、【ヨガはポーズだけではない!?沖ヨガ10段階について(八支則について)】
という記事を書きました。コチラです。
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参考ヨガはポーズだけではない!?沖ヨガ10段階について(八支則について)
ヨガはポーズだけではなく、10個の大切な教えがありますよ!という内容です。
ザクっと10段階の教えをまとめとして書いたので、一段階目から一つずつ丁寧に説明していきたいと思います。
まずは、一段階目の
精神修養法(ヤマ・ニヤマ)の『ヤマ~もってはいけない心・日常生活では行ってはいけないこと』
の5つをさらに細かく1つずつお話していきたいと思います。
ヨガをしている人に限らず、ヨガをしたことない人も、ヤマ・ニヤマの教えは大切な考え方だと思うので、この世界で生きる上で、人として生きる上での指針として頭のすみっこにでも入れていただけると嬉しいです(*´▽`*)
目次
1.ヤマ・ニヤマとは
2.ヤマ5つの教えの一つ「アヒムサ」について
3.まとめ
1.ヤマ・ニヤマとは
精神修養法(ヤマ・ニヤマ)とはヨガをはじめるための“心がまえ”であり、ヨガの最終的な結論はここだ!とも言われているほど大事な教えです。
とても実践するのが難しく、この二つを実践できた者が本物のヨギー(ヨガをする者)と言われるほどです。
ヤマ・ニヤマどちらにも5つその教えがあります。
ヤマ
人として避けるべき行い・もってはいけない心・日常生活で行ってはいけないこと
ニヤマ
人としてすべき行い・もたなければならない心・日常生活で実践すべきおこないのこと
2.ヤマ5つの教えの一つ「アヒムサ」について
アヒムサ(非暴力・不殺生)
「殺すな、傷つけるな、犯すな、いじめるな、害するな」という教え。
いつもあらゆるものを生かす行い
アヒムサは聞いたことある方も多いかもしれません。
インドの弁護士で、宗教家、政治指導者でもあったマハトマ・ガンディー(ガンジー)の非暴力運動で知られる言葉です。
自分の周りの人はもちろんのこと、自分自身、この世界すべて(草花・虫・動物・環境)に対して、傷つけてはいけない、いつもあらゆるものを生かす考えをしなさい。ということです。
人間にその他のモノを壊す権利はない
私たち人間は、他の動植物よりも知能もあり、言葉もあり優れていると思い込んでいます。
小さな虫がいると、手で叩く、潰してしまうなんてことは誰にしも経験あるでしょう。
しかし、その小さな虫の命でさえも、この世界にはとても大きな役割を果たしていて、大切な一つの魂なのです。
その小さな虫がいるからこそ、その虫を鳥が食べ、その鳥を大きな動物が食べ、その動物が死骸になり土にかえり、その栄養で草花が生えます。
その草花の出す酸素で私たちは呼吸をさせてもらっているのです。
すべては尊いもので、我々人間にそれを壊す権利などないのです。
心からのアヒムサが大事
私も虫は大の苦手です。
しかし、アヒムサを実践してからは、家に虫がいても共同するようになりました。
蚊が血を吸ったとしても、その蚊をそっと捕まえて外に逃がします。
しかし、このアヒムサの実践はとても難しく、「心で暴力や殺生する」のもダメです。
私は毎晩、蚊に起こされて、逃がしてから眠りについた時、虫たちを夢の中でバラバラにしていました(笑)
それは、心からアヒムサが出来ていない証拠です(._.)
心からできるように精進が必要ですね!
自分自身も傷つけない優しさ
そして、アヒムサは“自分自身も傷つけない”というのが大きなポイントではないかと私は考えています。
私たちは時々、自分のことを卑下したり自分を蔑んだりして、自らを傷つけることがあります。
誰かに何かを言われて傷ついて、さらに“自分はダメな人間なんだ”と自らその刃を向けて傷つけます。
アヒムサの考え方は、この世界すべてに「優しさ」「愛」をという考え方です。
自分自身にも「優しさ」「愛」を持って接してあげることが大切なのです。
自分に優しくできるものが、この世界に「優しさ」と「愛」を与えられる
アヒムサはただ単に、暴力を振るわない、モノや人や動物を傷つけないだけでなく、自分の生き方や自分自身を大切にすることが大事です。
自分に厳しかったり、自分を蔑ろにしたり、傷つけたりしている時は、「自分はこんなに我慢しているのだから、相手もここまで出来て当たり前」などと考えてしまいがちです。
自分の心が傷つき平和でないとき、周りのものや弱い生き物、小さなものに当たってしまうこともあるでしょう。
自分の弱さを知っているからこそ、大切にできます。
自分の弱さを受け止めて、自分自身を愛して、優しく接することが出来る人は、きっと相手の弱さも認めることができるでしょう。
自分の心に素直になること。自分を大切にすることが大事なのです。
見て見ぬ振りも立派な暴力
人が行う暴力を容認することも、自分自身で行う暴力と同じなのです。
なぜ?と思った人もいるでしょう。
アヒムサは“心から相手を傷つけない”ことが大事なのです。
誰に対しても、その人が傷つくような考え方はしない!これが大切なのです。
自分には関係ないと思う人のことも、自分の嫌いな人のことも、表ではもちろんのこと、心の中でも(悪口を言う、文句を言う、心であいつなんて…と思う)傷つけてはいけないのです。
3.まとめ
アヒムサは非暴力・不殺生という文字を見ると、暴力しなければいいのでしょ?人を殺めなければいいのでしょ?と思いがちですが、すごく深い「愛」と「優しさ」に満ちた教えなのです。
しかし、私も含め、人間は牛や鳥、豚、魚、野菜など動植物の命をいただきます。
本来ならそれもすべきではないでしょう。だからこそ、ビーガンやベジタリアンを実践している人もいるのです。
では、野菜は命がないのか!?そうではないと思います。
この世界のすべては尊い命があります。
もちろん、動物や魚を摂取しないのが良いのかもしれませんが、命をいただく時には「感謝する」ということがなによりも大切なのではないかと私は思っています。
食物連鎖はこの世の中のバランスをとるためにも必要なことです。
私たちは、この世の中のバランスをとるために義務を果たさなければなりません。
ただ行うのではなく、なんのために行うのか、そしてその時に何を想いその義務を果たすのかが大事なのではないかと思います。
ヨガはポーズだけではありません。
ポーズが出来なくてもアヒムサを実践することでヨガをすることに繋がります。
アヒムサのすべてを実践することはとても難しいことです。
一つだけでもいいので、あなたの日常に取り入れてみてください。
心に小さな変化が訪れるかもしれませんよ。
Sumie 🌙.*·̩͙✩.*
Smjuk のヨガ
ヨガの教え~ヨガの心構え!ヤマ~【アヒムサ:非暴力】
以前、【ヨガはポーズだけではない!?沖ヨガ10段階について(八支則について)】
という記事を書きました。コチラです。
参考ヨガはポーズだけではない!?沖ヨガ10段階について(八支則について)
ヨガはポーズだけではなく、10個の大切な教えがありますよ!という内容です。
ザクっと10段階の教えをまとめとして書いたので、一段階目から一つずつ丁寧に説明していきたいと思います。
まずは、一段階目の
精神修養法(ヤマ・ニヤマ)の『ヤマ~もってはいけない心・日常生活では行ってはいけないこと』
の5つをさらに細かく1つずつお話していきたいと思います。
ヨガをしている人に限らず、ヨガをしたことない人も、ヤマ・ニヤマの教えは大切な考え方だと思うので、この世界で生きる上で、人として生きる上での指針として頭のすみっこにでも入れていただけると嬉しいです(*´▽`*)
目次
1.ヤマ・ニヤマとは
2.ヤマ5つの教えの一つ「アヒムサ」について
3.まとめ
1.ヤマ・ニヤマとは
精神修養法(ヤマ・ニヤマ)とはヨガをはじめるための“心がまえ”であり、ヨガの最終的な結論はここだ!とも言われているほど大事な教えです。
とても実践するのが難しく、この二つを実践できた者が本物のヨギー(ヨガをする者)と言われるほどです。
ヤマ・ニヤマどちらにも5つその教えがあります。
ヤマ
人として避けるべき行い・もってはいけない心・日常生活で行ってはいけないこと
当記事
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ニヤマ
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2.ヤマ5つの教えの一つ「アヒムサ」について
アヒムサ(非暴力・不殺生)
「殺すな、傷つけるな、犯すな、いじめるな、害するな」という教え。
いつもあらゆるものを生かす行い
アヒムサは聞いたことある方も多いかもしれません。
インドの弁護士で、宗教家、政治指導者でもあったマハトマ・ガンディー(ガンジー)の非暴力運動で知られる言葉です。
自分の周りの人はもちろんのこと、自分自身、この世界すべて(草花・虫・動物・環境)に対して、傷つけてはいけない、いつもあらゆるものを生かす考えをしなさい。ということです。
人間にその他のモノを壊す権利はない
私たち人間は、他の動植物よりも知能もあり、言葉もあり優れていると思い込んでいます。
小さな虫がいると、手で叩く、潰してしまうなんてことは誰にしも経験あるでしょう。
しかし、その小さな虫の命でさえも、この世界にはとても大きな役割を果たしていて、大切な一つの魂なのです。
その小さな虫がいるからこそ、その虫を鳥が食べ、その鳥を大きな動物が食べ、その動物が死骸になり土にかえり、その栄養で草花が生えます。
その草花の出す酸素で私たちは呼吸をさせてもらっているのです。
すべては尊いもので、我々人間にそれを壊す権利などないのです。
心からのアヒムサが大事
私も虫は大の苦手です。
しかし、アヒムサを実践してからは、家に虫がいても共同するようになりました。
蚊が血を吸ったとしても、その蚊をそっと捕まえて外に逃がします。
しかし、このアヒムサの実践はとても難しく、「心で暴力や殺生する」のもダメです。
私は毎晩、蚊に起こされて、逃がしてから眠りについた時、虫たちを夢の中でバラバラにしていました(笑)
それは、心からアヒムサが出来ていない証拠です(._.)
心からできるように精進が必要ですね!
自分自身も傷つけない優しさ
そして、アヒムサは“自分自身も傷つけない”というのが大きなポイントではないかと私は考えています。
私たちは時々、自分のことを卑下したり自分を蔑んだりして、自らを傷つけることがあります。
誰かに何かを言われて傷ついて、さらに“自分はダメな人間なんだ”と自らその刃を向けて傷つけます。
アヒムサの考え方は、この世界すべてに「優しさ」「愛」をという考え方です。
自分自身にも「優しさ」「愛」を持って接してあげることが大切なのです。
自分に優しくできるものが、この世界に「優しさ」と「愛」を与えられる
アヒムサはただ単に、暴力を振るわない、モノや人や動物を傷つけないだけでなく、自分の生き方や自分自身を大切にすることが大事です。
自分に厳しかったり、自分を蔑ろにしたり、傷つけたりしている時は、「自分はこんなに我慢しているのだから、相手もここまで出来て当たり前」などと考えてしまいがちです。
自分の心が傷つき平和でないとき、周りのものや弱い生き物、小さなものに当たってしまうこともあるでしょう。
自分の弱さを知っているからこそ、大切にできます。
自分の弱さを受け止めて、自分自身を愛して、優しく接することが出来る人は、きっと相手の弱さも認めることができるでしょう。
自分の心に素直になること。自分を大切にすることが大事なのです。
見て見ぬ振りも立派な暴力
人が行う暴力を容認することも、自分自身で行う暴力と同じなのです。
なぜ?と思った人もいるでしょう。
アヒムサは“心から相手を傷つけない”ことが大事なのです。
誰に対しても、その人が傷つくような考え方はしない!これが大切なのです。
自分には関係ないと思う人のことも、自分の嫌いな人のことも、表ではもちろんのこと、心の中でも(悪口を言う、文句を言う、心であいつなんて…と思う)傷つけてはいけないのです。
3.まとめ
アヒムサは非暴力・不殺生という文字を見ると、暴力しなければいいのでしょ?人を殺めなければいいのでしょ?と思いがちですが、すごく深い「愛」と「優しさ」に満ちた教えなのです。
しかし、私も含め、人間は牛や鳥、豚、魚、野菜など動植物の命をいただきます。
本来ならそれもすべきではないでしょう。だからこそ、ビーガンやベジタリアンを実践している人もいるのです。
では、野菜は命がないのか!?そうではないと思います。
この世界のすべては尊い命があります。
もちろん、動物や魚を摂取しないのが良いのかもしれませんが、命をいただく時には「感謝する」ということがなによりも大切なのではないかと私は思っています。
食物連鎖はこの世の中のバランスをとるためにも必要なことです。
私たちは、この世の中のバランスをとるために義務を果たさなければなりません。
ただ行うのではなく、なんのために行うのか、そしてその時に何を想いその義務を果たすのかが大事なのではないかと思います。
ヨガはポーズだけではありません。
ポーズが出来なくてもアヒムサを実践することでヨガをすることに繋がります。
アヒムサのすべてを実践することはとても難しいことです。
一つだけでもいいので、あなたの日常に取り入れてみてください。
心に小さな変化が訪れるかもしれませんよ。
Sumie 🌙.*·̩͙✩.*
-Smjuk のヨガ
-心の状態, 紹介・解説