心の科学

変化の波が押し寄せて来たときに読む話 ~言い訳の重りコレクションをはずして浮き輪を持とう~

変化の波が押し寄せて来たときに読む話 ~「言い訳の重り」を外して「学びの浮き輪」を持とう~

占星術の鑑定をしていると、人生の転換期を迎えている人に出会うことが多々あります。

この人生の変革期は、大なり小なりほとんどの人に訪れます。
分かりやすいとことで言うと結婚・就職・出産・離婚・転職・死別・引っ越しなどです。

もし、この人生の変革期があなたに訪れたらどうしますか?


変化の波に乗る

人生の変革期が訪れた場合、二つのパターンに分かれます。

  • 抵抗して抗う
    流れるプールで逆行している人、その場で一生懸命踏ん張っている人
  • 流れに身を任せる
    流れるプールで浮き輪に乗って浮いている人

抵抗して抗う

一つ目のパターンの人は、流れるプールに例えるとその流れに逆らって頑張って泳ごうとしている人です。
基本的に、このパターンの人が多いです。

なぜならば、“人は変化を嫌う”生き物"だからです。
変わることが怖いので、その怖さから変わるという流れに逆らってしまいます。

浮き輪も持っていないので、手足をばたつかせて必死に流れと逆流してゴールを目指そうとします。
少し進んでいるように思うけれど、その流れに押し戻されて同じ位置に戻るか、手足をばたつかせていると疲労するので、力尽きて流されて溺れてしまいます。

または、その変化の流れを信じて受け入れられず、どうしたらいいのか分からないので、その場で踏ん張ろうとする人もいるでしょう。
踏ん張っていても流れているので、そのうち足も疲れてきてフラフラになり、流れに逆らえずに溺れてしまいます。

結局、溺れたままで流されて目的地に着くという感じです。

流れに身を任せる

二つ目のパターンの人は、流れるプールに例えるとなんとなくの流れを読み取って身を任せる人です。
このパターンの人は、「今変化の波来ていますね」と話すと「やっぱり、そうですか」と笑顔で答える人が多いです。
そして、事前に自ら浮き輪を用意して乗ろうとしています。

占星術の鑑定は、その人たちにとって、自分の直感が正しいか(浮き輪に乗ってGOしていいのか)の最終確認という感じの印象が強いです。
すでに浮き輪は用意してあるので、話しも受け入れやすくスムーズです。
あとは、その浮き輪の乗り方のコツを少しお伝えするくらいです。

この浮き輪に乗る人は、スタートはスムーズではありますが、流れるプールの排水溝に吸い込まれそうになったり、周りの浮き輪たちにぶつかりそうになったりします。
しかし、その浮き輪をコントロールしながら、プールの流れに任せて目的地に辿り着きます

行きつく場所は同じ

結局は、どちらのパターンでも行きつく場所は同じです。
その過程で寄り道や道草を食うこともあるとは思います。
でも、どうせ同じ目的地に着くならば、溺れたまま息も絶え絶え着くよりも、自分で浮き輪をコントロールしながら、ときにはのんびりしたり青空を楽しんだりしたいですよね。

溺れずに浮き輪に乗っていれば、ちょっと休憩したいなとプールサイドによって休憩することもできます。


変化の波乗りを楽しむ

この二つのうちでは、一つ目のパターン(溺れてしまう人)が多いのが事実です。

しかし、この一つ目のパターンで、自らもがいて流されてしまうなら良い方です。
どれだけ苦しい思いをしても目的地に辿り着くのですから。

それよりも気を付けたいのが、変化の波に気づいていても気づかないフリをする人です。

波乗りを退屈にするアイテム「言い訳の重り」

では、どうして気づかないフリをするのか。
それは、今の状況に執着があるからです。
もしくは今までの自分の生き方や考え方に固執しているからかもしれません。

しかし、この執着や固執はかなり手ごわいのです。
なぜならば、そこに本人が気づけていないからです。

なぜ気づくことができないのかと言うと
「子どもがいるから」
「家族があるから」
「この年齢だから」
「収入がなくなるかもしれないから」
「周りに迷惑をかけるから」
こうやって自分ではなく周りや他者のせい、社会的価値観のせいにしてしまうからです。

そうやって自分の変化の気づきに蓋をしてしまう人がたくさんいます
蓋をしてしまっては、自らが執着していることも固執していることも気づくことはできません。
そして、自分の怖さを何かのせいにすることで、「変化しない」という「言い訳の重り」をたくさん身に着けているのです。

「言い訳の重り」を身に纏うと…

言い訳の重りを身に着けた人はどうなりますか?
きっと流れるプールでは流されないでしょう。
重たいですからね。

でも、前にも後ろにも進めなくてプールの真ん中でそのまま立ち尽くすしかありません。
休憩したくても動けない。
足が疲れてもしゃがむことさえできない。

周りが浮き輪に乗って楽しそうに流されていくのを、時には溺れて流されているのを、ただ指をくわえて観ているだけで人生が終わっていくのです。

「言い訳の重り」を外すためには

そうならない為には、まずは「気づき」に蓋をしないことです。

外側の要因をたくさん集めてきて、重りを身に着けないことです。
今の自分と向き合って、なぜ重りを身に着けようとしているのか知ることです。
そして、何よりもあなた自身のことを「信じてあげる」ことです。

自分自身を信じてあげられないと怖さがでます。
怖さから身を守るために、たくさんの重りを集め出します。

重りを集め出すと身動きができなくなり、その流れの変化に乗り切れず、流れを見過ごしてしまいます。
再び流れが来たら、そのときにその流れに乗ればいいですが、重りコレクターになっていくと、そのコレクションを手放すことは容易ではなくなり、次の流れも見逃すという悪循環に陥ります。

波乗りを楽しむアイテム「学びの浮き輪」

重りコレクターにならないためには、自信をつけることです。
自信をつけるためには“学ぶ”ことです。

大きなことじゃなくていいのです。
・毎日5分だけストレッチを続けてみるとか
・趣味でやっていることをもう少し深めてみるとか
・いつもはコメントしないけれど、SNSにコメント残してみるとか
・本を毎日1ページだけ読むとか
そんな小さなことでいいのです。

小さな“できた”を積み重ねることで、今まで得られなかった学びがそこにあります
「その学びがあなたの浮き輪」となり、それに乗っていつの間にかその流れに乗ることができるようになります。


人生の変革期がやってきたら、流れに逆らわず身を任せるのが一番です。

しかし、怖さから自信が持てずに重りをかき集めてしまったら、一旦「言い訳の重り」をコレクションすることをやめて、小さな学びを取り入れてみましょう。
その学びは必ずあなたをスムーズに運んでくれるアイテム「学びの浮き輪」になります。

「学びの浮き輪」を手にすると、そのときは怖いと感じる流れもきっと楽しみに変わっていきますよ!

Sumie☽.*·̩͙✩.*


ショップバナー1

-心の科学
-,