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沖ヨガとは【それぞれの人に、それぞれのヨガを】

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沖ヨガとは【それぞれの人に、それぞれのヨガを】

はじめてヨガのレッスンに参加して、想像していたヨガとなんだか違うような…”(-“”-)”
そう感じたことはありませんか?

すごくゆったりとしていると思っていたのに、すごくハードなヨガだったとか、たくさんのアーサナ(ヨガのポーズ)をイメージしていたのに、ほとんど座っていたり寝ていたり。
ヨガも華道や茶道のように、実はたくさんの流派があるのです。
今、自分の受けているヨガがどこ発祥で、どんな考え方をしているのか。そんなことを知っていくと、さらに今のヨガが好きになるかもしれませんよ!

今回は、私が行っている“沖ヨガ”についてお話していきたいと思います。

目次

1.沖ヨガとは
2.沖ヨガの特徴6つ
3.沖ヨガを行うとどうなるの?


1.沖ヨガとは

人としてどう生きるかを問うヨガ

日本にヨガを普及させた第一人者の沖正弘先生(1921-1985)がインドや中国など東西さまざまなところでヨガや東洋医学、療法、宗教などを学び、そこに日本人に合うようにと、日本の伝統文化も取り入れ組み合わせたヨガです。

レッスンしていても、日本人に合っているからか、老若男女、年齢問わず無理なく行えるなという印象です。

沖正弘先生は、ヨガの目的を以下のように書いています。

悟りを体得し、人間としてのほんとうの生き方を求め、生き生きと生けるものすべてが共存共栄できる世界を建設することにある。そのためにこそ、心と体を健やかにするのである。ヨガを学べば、自然心、自然体をもち、自然生活を営むことが出来る。とされています。

沖正弘著「ヨガの喜び」より抜粋

自然に生きるということが健康や幸せに通じていくということを重視して体系化されたヨガなのです。


2.沖ヨガの6つの特徴

①「生命即神」~神とはすなわち生命そのものである

沖ヨガのメインとなる哲学になるのではないかと思います。

“自己の中に神あり”として、自分の生命とは神であり、自然体だということ。

“自分の生命に聞くこと”を大切とし、呼吸・気分・脈などでちょうど良いところ(自然体である)行いをしていくこと。
自分の抱えている悩みをつくったのも、解決するのも全て自分だから、自分の運命も健康も病気も幸せも不幸も自由自在だと沖先生は説かれたのです。

沖正弘著「ヨガの喜び」より抜粋

なんだか難しいですよね💦

Sumie的に簡単に言うと…

お正月や普段、神社やお寺に行って、健康や幸せを願うことがあると思います。
そこでは、神や仏に願い、叶うと感謝の気持ちを表すということをしているでしょう。
沖ヨガでは、自分自身の生命の中に神がいて、その自分自身の神の話を聞き、願い、感謝していくことが大事だよ!

みんなが神社やお寺で神の話を聞くように、自分自身(呼吸・気分・脈)の話を聞くと、健康になる道や幸せにたどり着ける道が見えてくるのだよ。

ということだと私は解釈しています。

だからこそ、ヨガをして、呼吸法や瞑想法などを行うことで、自分と対話をし、いつも自分自身に寄り添って、自分自身に感謝することが大事なのではないかと思います。
自分の生命(神)を大切にすることで、きっと周りの生命も大切にできるのだと思います。

②「求道ヨガ」~真実・道を求める

沖ヨガでは、技術(アーサナ)中心のヨガではなく、求道(真実・道を求める)ことを中心としています。
先生のポーズ(アーサナ)を真似て近づけて完成させていくことを目的とするのではなく、行法を通じて、それぞれの生命と向き合い、自然法則、生命法則(真実)を把握します。(個性の把握)
生命法則(真理)が分かってくると、生き方が豊かになり「悟りや解脱」に近づいていくのです。

③「八支則ではなく十段階の教え」~解脱するために

一般的にヨガはパタンジャリの八支則で解脱していくとされています。

しかし、沖ヨガでは、八支則にはないバクティー(祈り、信仰行法)、ブッディ(仏性啓発行法)プラサダ(歓喜法悦行法)を加えて十段階で解脱されていくとしています。

それは、沖先生が禅や密教の悟りの瞑想だけでは、人々が本当に救われるために、真の悟り、救われ、信心の為に八支則では不十分だと気づいたからなのです。
東西さまざまなところで、ヨガだけでなく、医学や療法、宗教、そして、日本の伝統文化である華道や茶道などを学ばれた沖先生だからこそ、そこに気づかれたのではないかと思います。

十段階の教えについては「十段階をまとめた記事」で解説しています。

④「総合ヨガ」~ただアーサナを繰り返すだけではない、たくさんの行法がある

沖ヨガでは、基本のポーズのほかに、浄化法・強化法・修正法・呼吸法・瞑想法・正食事行法・二人組行法、集団行法、ヨガ療法行法、整体指圧行法・武道・芸道など総合的で多種多彩な行法があります。
それをさらに、個別化、生活化することを本旨としています。

⑤「生活ヨガ」

ヨガをサークルやお稽古で終わらすのではなく、沖ヨガは、各種の行法を通して、体の法則、心の法則をつかみ、自分自身の生活に活かすことを目的としています。
自分自身の生活そのものをヨガとするという教えです。

レッスンでアーサナだけ習っていては、普段の生活に落とし込むのは難しいです。だからこそ、沖ヨガは、さまざまな行法や食事の仕方などを通して、普段からヨガの生活にしていけるように教えてくれているのだと思います。

⑥「一人一ヨガ」~個性の大切さ

今、世間でブームとなっているヨガは、前に立つヨガ講師の真似をしたり、アーサナを一生懸命完成させたりしていくことを目的としているものが多いです。

しかし、人には個性があり、体格も性格も生活習慣も違います。
同じようにやっていてもうまくいかないのは当たり前なのです。
それでも、「上を目指したい!先生のようになりたい!」と自分の体の声を聞かずに進めることで、ケガをする人も多いと聞きます。

沖ヨガでは、一人に一つのヨガがある!それぞれのヨガがある!ということを大切にしています。
だからこそ、一つのアーサナでも、簡単な形やアレンジをして、それぞれが無理なく自然体に行えるヨガを大切にしているのです。


3.沖ヨガを行うとどうなるの?

  • 無理なく自分の自然体で、体や心と過ごせるようになります。
    頑張って、真似をしてアーサナをとったり、競争したりしなくても良いのです。
    自分だけのヨガを見つけることこそが、沖ヨガの真髄だと思います。
  • 習いに行くその時間だけ、すっきりしたと終わってしまうのではなく、生活に取り入れていけるからこそ、毎日行えて、普段の生活から自然とヨガを取り入れることができるようになります。
  • 自分のことを心から感謝したり、認めたりすることができ、自分のことを感謝し、認めるようになると、周りの人たちのことも認められるようになり、人間関係も円滑になります。
  • 自分の“今”を知ることが出来るようになります。
    今を知ることで、不自然さを調整して自然に戻したり、自分自身の今日を自由自在に創り上げたりしていくことも出来るようになるのです。

沖ヨガから学ぶことは本当にたくさんあります。

私は、初めておこなったヨガが沖ヨガだったので、ヨガ=たくさんの行法 という感じでしたが、他の流派のヨガを受けた方は、最初は違いにビックリするかもしれません。

それでも、これはヨガではない!と決めつけるのではなく、
「こんなヨガもあるのね~。」「どんなヨガなのだろう?」「どんな考え方なのだろう?」
と興味を持ってもらって、日本で発祥したヨガ「沖ヨガ」を少しでも知っていただけると嬉しいです。

Smjukが行うヨガについて書いた記事」もありますので、併せてご覧ください。

Sumie☽.*·̩͙✩.*

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