子どもの頃に作ってもらったお母さんのお弁当。
大切な人の為に毎朝作るお弁当。
時間がなくてコンビニやスーパーで買ったお弁当。
お気に入りのお弁当屋さんのお弁当。
自分の為に作るお弁当。
どのお弁当もバランスや彩り、栄養や食べてもらえる工夫、衛生面など、あの小さな箱にはたくさんの作り手の思いが詰まっています。
当たり前のように毎日お弁当を食べているかもしれません。
当たり前のように毎日お弁当を作っているかもしれません。
当たり前になって、時々忘れがちになる「感謝」の心。
それは、食べる側はもちろんのことですが、作る側にも大切なことなのです。
感謝
作る側の感謝とは??
食べる側は作ってもらって「感謝」するってことだけど、作る側の「感謝」ってなんだろう?と疑問に思った人もいるかもしれません。
もし、あなたが毎日のようにお弁当や家族の食事を作っている側だとしたら、「いやいや、感謝されるのはこちら側ですよ」と思ったかもしれません。
もちろん、ご飯やお弁当を毎日作ることは、本当に大変な作業です。
冷蔵庫や食材と毎日睨めっこを繰り広げ、頭を悩ませる。
それだけではなく、食材選びからお買い物の時間、金銭のやりくり、相手に喜んでもらうための工夫、あげ出したらキリがないくらいに食べる人のために、自分の時間を割いています。
しかし、逆に考えるとそれは、食べる相手のことを考える時間が与えられている、自分の料理を食べてくれる人がいるということなのです。
「存在」と「時間」に感謝
作る側の感謝は「存在」そして「その時間」です。
私たちは毎日、朝が来て夜になって、また次の日も朝が来て夜になって、そんな当たり前を繰り返しています。
大きな災害や大きな事件が起きた時、病気になった時には、もしかしてと思うことはあるけれど、普段は明日が来ないなんて考えることはないでしょう。
しかし、その当たり前の明日は突然奪われることもあります。
みんながみんな、次の日も朝起きてくる保証なんてどこにもありません。
あなたのお弁当を食べるその人は、明日の朝起きてお弁当を受け取ることが出来ないかもしれないのです。
お弁当を今日も作る時間があるということは、自分も含めその相手が今日もそこにいるということです。
お弁当を作るということは、その尊い時間を味わうことができる。そんな貴重な時間をいただけているということなのです。
当たり前のようで当たり前ではない、そんな尊い時間。
作る側の感謝とは、そんな中にあるのではないでしょうか。
「繋がり」に感謝
お弁当も毎日の食事にしても、すべては繋がりです。
たった一つのピースが欠けたらそこにそのお弁当や食事は存在できません。
食べる人
作る人
食材を買うお金を稼ぐ人、そのお金を支払う会社
食材を売ってくれる店や人
食材を運んでくれる人
食材を作ってくれる人
その種や苗、家畜のえさを作ってくれる人
そして、野菜やお肉、魚という自然の恵みと命
どれか一つ欠けても成り立ちません。
お弁当や毎日の食事を作ることが出来るということは、そんなたくさんの繋がりがあってこそできる奇跡なのです。
「その当たり前」に感謝
お弁当を作る時、食べてくれる相手(自分も含む)の命が今日もそこにあることに
お弁当を作る時、尊い命のことを考える時間があることに
お弁当を作る時、たくさんの命の繋がりがあるからこそ出来上がることに
感謝してみましょう。
毎日じゃなくていいのです。
面倒くさいときだってあるし、嫌になる時があってもいい。
でも、そんな時こそ原点に戻ると良いでしょう。
食事は命です。
命を繋ぐもの
命を奪うもの
命を尊ぶもの
あなたの命がここにないとお弁当の中身は空っぽのままです。
食べる人の命がここにないとお弁当の中身は詰まったままです。
お弁当を作るただその時間がどれだけ尊いものなのか、私たちは毎日感謝する機会を、当たり前を大切にする時間をこの世界からいただいているのです。
今日も眠たい目をこすりながら作ったお弁当。
たくさんの思いや命に感謝して、空っぽになったお弁当箱を洗いましょう。
今日も無事に過ごせました「ありがとう」
明日の朝も眠たい目をこすりながら作るお弁当。
たくさんの思いや命に感謝して、空っぽのお弁当箱に詰めましょう。
今日も大切な命が繋がっていることに「ありがとう」
お弁当を作れたあなたの命に「ありがとう」
Sumie🌙.*·̩͙✩.*
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