心の科学

働けど働けどお金がないなと思ったときに読む話 ~「ありがとう」が「おかえりなさい」に変わる~

働けど働けどお金がないなと思ったときに読む話 ~「ありがとう」が「おかえりなさい」に変わる~

先日、とあるSNSで「手取りが13万円で息をしているだけで必死」という内容を見ました。
正社員で毎日8時間労働、このご時世残業もなかなか出来ない。
家賃や光熱費、通信費、食費に生活費…
上げ出したらキリがない出費の数々。

金融庁の金融審議会「市場ワーキング・グループ」の試算によって、「老後の30年で約2,000万円が不足する」という老後2000万円問題(現在はコロナの影響もあり1200万円という計算もあるそう)もあって、毎日生きるだけで必死な人が多い昨今。貯金もできずになにをやっているのだろうか。
と自暴自棄になって、うつ病を発症する人もいるそうです。

私自身もお金はある方ではありません。
収入もちょっとしたお小遣い程度しかなく、時々不安に襲われる時もあります。

しかし、最近はないものに目を向けるのではなく、あるものに目を向けようと少しずつ思考を変革させているところです。


「いってらっしゃい💸」と「おかえり💵」

“ある”ということに感謝する

どんな風な変革かと言うと

「こんなに働いているのにお金がない」「○○も出来ない」「○○も買えない」「将来不安だ」

「こんなにも手元にお金がある」「○○もできた」「○○も買えた」「将来もなんとかなるだろう」

こんな感じです。
なんだか、楽観主義になったように感じたかもしれません。
しかし、これは「“ある”ということに感謝する」思考を創っているのです。

・雨をしのげる屋根のある家の家賃を払えて、ありがとう
・餓死せずに生きていられる分の食材を手に入れられて、ありがとう
・辛いことを呟ける、そんなスマホを使えることに、ありがとう
・必要最低限のことでも払えるだけの給料がある、ありがとう
・そんな給料がもらえる仕事があることに、ありがとう

こんな感じで、今の自分の“ある”ことに、お金でいえば“払える分のお金があること”に感謝する思考へとチェンジさせていくのです。

今は何も変わらない、けど…

これを見てあなたは、それって意味あるの?結局感謝しても給料の現状は変わらないし、遊びも美容もお菓子も我慢している状態は変わらないけど…
と思ったかもしれません。

そう。今は何も変わらないです。
変わったのは自分の捉え方だけです。

しかし、あることに感謝すると、“私はこんなにもお金がある”という思考になっていきます。
この世界って不思議なもので、自分の思考や価値観(主観の眼鏡)が今見たいものを見せてくれます。

“お金がないな~”という思考の時は「お金がない眼鏡」をつけてこの世界をみるので、お金はないのです。
しかし、“お金はある”という思考でこの世界を見た時には、「お金がある眼鏡」をつけているので、自分の見る世界はお金がしっかりあるのです。

私もこの“あるに感謝する”ようになってから、いつも抱えていた不安や将来の心配がなくなりました。

お金を笑って送り出す

そして、お金を使う上で一番大事なのが、いつも使わないお金(病院代、ご祝儀、プレゼントなど)を使った時の思考です。
普段使わない出費は結構痛いものがあります。
結婚式や出産が重なるラッシュの時期なんて寿貧乏では!?と思えるほど。

昔の私は「またか…」と思っていました。
しかし今は、「○○を払えるお金あるなんて、私凄い!そんなお金を捻出できるなんて感謝だな」と思うようにしています。

お金は天下の回りものと言います。
そう、必ず帰ってくるのです。

しかし、そのお金を送り出す時に、ブチブチと文句を言っていたらどうでしょうか?
文句をいう主のところに帰りたいでしょうか?

夢を追って上京するときに、親があなたの上京に対してブチブチと文句を言いながら渋々送り出したとしたら、どうでしょうか?
そのあとの報告もしづらいし、なんだか一度出たら帰りにくいですよね。
それよりも「いってらっしゃい!頑張って来いよ!何かあればいつでも帰ってきていいぞ」と笑って送り出してくれた方が、いつでも帰ろう。と思うのではないでしょうか。

お金も同じなのです。

出費の度に「またかぁ…」「こんなに少なくて」と嘆きながら使うよりも、「いってらっしゃい」「無事にいけてよかったよ。ありがとうね」と送り出された方がここにまた帰ってこよう!と思うのです。

だから大丈夫。
お金を使ってもその分帰ってくるからなとドンと構えていればいいのです。

それは給料が上がることで入って来るかもしれませんし、もしかしたら転職で良い職場と巡り合うことで入って来るかもしれません。
はたまた、気分で買ってみた宝くじが当たっていたり、思わぬ収入があったりするかもしれません。
ですから、いつでも帰ってくることができるように、帰ってきやすい環境にしておかなければなりません。

お金がないと呟いていれば、お金からしたら“そこに仲間はいない”ということになります。
しかし、お金があるという思考になれば、“集まってガヤガヤ楽しめる仲間がここにいっぱいいますよ~”とお金側にアピールできるのです。
お金は集まる性質ですから、仲間がいっぱいいるのか~と帰ってきやすくなります。


お金がなくて苦しいな、気持ち的に落ち込んでしまうなと言う時には、まず感謝をしてみてください。
感謝をしていたら、自分ってこんなにも払える能力があるのだな!ということに気づきます。
そうしたら、いつも頑張っている、もしくは頑張っていた自分にありがとうが、生まれます。

そう、息をして生活できるほどの能力があなたには備わっているということなのです。
それはとっても凄いことで、自分のことをベタ褒めしてあげても良いくらいです。

まずは、今の“ある”に感謝をしましょう。
そして、いつでもウエルカムな状況を創っておきましょう。

お金にそして自分自身に感謝をしていたら「こちらこそ、いつもありがとうね~」
とルンルン気分できっと帰ってきてくれますよ。

私もまだまだ“ない”に意識がもっていかれる時があります。
一緒に“あるある生活”を目指しましょう!

Sumie 🌙.*·̩͙✩.


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