WordPressでHP/ブログを始める準備をしたが、まず何をすればいいの?
サーバーレンタル、ドメイン取得、WordPressのインストールまで終わったが次は何をしたらいいの?
こんな疑問にお答えしていきます。
具体的には、設定の確認と、パーマリンクの設定です。
(HPやブログなど、呼び方がややこしいので、以下「Webサイト」で統一したいと思います。)
それでは、このサイトを製作・運営している私「Sumieのマネージャー」が、WordPressの初期設定について画像付きで解説していきます。
今回は、WordPressテーマのインストールから、基礎的な設定の確認までです。
「サーバーのレンタルやドメインの取得がまだだよ」と言う方は「サーバーレンタルからドメイン取得までを説明した記事」を先にご覧ください。
それ以前に、サーバー??ドメイン??と言う方は、「WordPress、ドメイン、サーバーなどの用語について解説している、HP/ブログ開設前の基礎知識を書いた記事」からご覧ください。
今回の内容を、上のリンクの基礎知識を解説した記事で書いている図と同じ図を使うとこんな感じです。
これだけですが、結構ボリューミーです。。。
1.WordPressのテーマをインストールする【子テーマを有効化】
まずは、「WordPressのテーマ」を「WordPressに入れる」ところから始めましょう。
テーマについて悩んでいる方は「WordPressのテーマについて書いた記事」もご覧ください。
※参考までに実際の画面を添付しますが、ご利用になっている環境や、WordPressのアップデートなどによって実際の画面と異なる場合もありますので、ご了承ください。
また、このページでは、手順を説明する上での参考として、WordPressの管理作画面から引用させて頂いています。
テーマをパソコンにダウンロードする
まずは、テーマをパソコンにダウンロードしましょう。
有料テーマであれば、もちろん購入後にダウンロードです。
テーマは、zipファイルでダウンロードされます。
(zipに圧縮されたデータですが、解凍する必要はありません。)
具体的な方法は各テーマのサイトによって異なるので、そちらをご覧ください。
親テーマと子テーマの2つをダウンロードしておきましょう。
親テーマと子テーマについては、後程解説します。
テーマをWordPressにインストールする
先ほどダウンロードしたzipファイルを、zipファイルごとWordPressに入れていきます。
WordPressの管理画面の左側、「外観」⇒「テーマ」を押し、
上部の「新規追加」または「新しいテーマの追加」を押します。
※WordPressの管理画面より引用
「テーマのアップロード」を押しファイルのアップロードを押します。
先ほどパソコンにダウンロードしたテーマを選択し、「今すぐインストール」を押します。
少し時間が掛かります。
※WordPressの管理画面より引用
※WordPressの管理画面より引用
「インストールが完了しました」のメッセージが出たらOKです。
※WordPressの管理画面より引用
これを「親テーマ」の「子テーマ」の両方やりましょう。
親テーマと子テーマについて【子テーマを有効化する】
WordPressのテーマには、必ず「親テーマ」と「子テーマ」があります。
「ま、後ででいいや。とりあえず親テーマにしとけばいいでしょ。」と思って設定すると、私みたいに後悔するので要注意です。(笑)
WordPressのテーマは、定期的にアップデートされます。
アップデートの方法はテーマによって様々なのですが、アップデートによって
今までカスタマイズされたデザインなどが消えてしまうことがあります。
これを防ぐのが子テーマです。
子テーマでデザインなどの編集を行うことで、親テーマのアップデートを行ってもそれまでのカスタマイズが消えることはありません。
親テーマと子テーマが連動しているので、以下のような状態となります。
- 親テーマのアップロードを行うことでテーマは常に最新に
- 子テーマで編集することで、親テーマのアップデートを行ってもカスタム内容は消えない
このため「子テーマ」を有効化しておきましょう。
私は、最初によく調べず、親テーマを使ってしまっていたので、全く同じ編集作業を子テーマでもう一回やることになりました・・・
2.サイトの基本設定を確認
テーマがインストールできたら、サイトの基本情報を確認していきましょう。
WordPress管理画面の左側のメニューから、「設定」⇒「一般」を押します。
※WordPressの管理画面より引用
以下の項目に間違いがない確認しましょう。
エックスサーバーでクイックスタートした場合は、その内容が反映されています。
- サイトタイトル
これから育てていくWebサイトです。
良い名前を付けてあげましょう。 - キャッチフレーズ
特に入力する必要はありません。 - WordPressアドレス(URL)
WordPressがインストールされているURLです。
変更すると、ログインすらできなくて戻せなくなるので、変更しないように気を付けましょう。
一般に、サイトアドレスまたはサイトアドレスの後ろに「/wp」などが付いたURLとなっています。 - サイトアドレス(URL)
Webサイトを表示するためのURLです。
この今ご覧いただいているこのサイトだと「https://smjuk.net/」です。
SSL設定が完了している場合は、httpの後にsが入っているかも確認しましょう。
(SSL設定がまだの方は「WordPressのインストール&SSL設定方法について書いた記事」をご覧ください。エックスサーバー限定ですが。) - 管理者メールアドレス
間違いないか確認しましょう。 - メンバーシップ
WordPressは、一緒に編集したい場合など、IDとパスワードを付与してユーザーを増やすことができます。
そのユーザーには「管理者」や「編集者」などの権限を与えることが出来るのですが、管理者以外でもユーザーを増やすことができる機能がコレです。
特にチェックを入れる意味もありませんし、セキュリティ的にも良くないので、チェックは外しておきましょう。 - 新規ユーザーのデフォルト権限グループ
新しくユーザーを登録した際に、どの権限をデフォルトで設定するかを決めることが出来ます。
(先ほどの「管理者」や「編集者」のことです。)
ユーザー登録後に個別に変更すれば良いですし、ココも特にいじる必要はありません。 - サイトの言語
日本語でOKです。 - タイムゾーン
東京でOKです。 - 日付形式
お好きな日付の表示方法を選択しましょう。
私は「2022/01/30」と表記したいので、カスタムを選択し、「Y/m/d」と入力しています。 - 時刻形式
お好きな時刻の表示方法を選択しましょう。 - 週の始まり
日曜日始まりか、月曜日始まりか、お好きな方を選択しましょう。
※まれに、サイトアドレスに後ろに「/wp」等が入ってしまっている方もいるようです。
消してスッキリさせてしまいたいところですが、単に消すだけではダメなようです。
この辺りは私もわからず・・・ググってください。
3.パーマリンクの設定
次にパーマリンクの設定です。
パーマリンクとは、書いた記事のURLのことです。
私のこのページであれば、「https://smjuk.net/〇〇〇/」の〇〇〇の部分について設定します。
ここで行う設定は、記事を書くときに「デフォルトで入力する○○○を設定するよ」という作業です。
この○○○部分は、実際に記事を書く段階で「スラッグ」という項目で個別に変更できます。
更に言うと、私は、実際に記事を書く際に「スラッグ」から必ず変更します。
このため、この作業の重要度は低いです。
が、記事を量産した後に、これから書く設定方法で変更すると、全ての記事に変更内容が適用されてしまい、全ての記事のURLが変わってしまう恐れがあります。
(たぶん、です。怖くてやったことありません。笑)
少しでも確実に、簡単にWebサイト管理を行うために、やった方がいいかなぁ~という項目です。
(理由は後ほど説明します。)
パーマリンク設定画面へは、WordPressの左側のメニューから、「設定」⇒「パーマリンク」を押します。
※WordPressの管理画面より引用
- 基本
WordPressでは、記事を書くと「ID」という通し番号が付きます。
この通し番号が、先ほどの○○○の部分に入ります。
デフォルトはコレになっていますが、コレを使うメリットは無いです。
今ご覧頂いているこの記事の例だと「https://smjuk.net/11650/」となります。 - 日付と投稿名
○○○の部分が「記事の投稿日」と「タイトル」になります。
日記のような記事では良いですが、投稿日が日付に入るので日記系以外では、投稿日から時間が経つと記事が古い印象を与えてしまいます。
また、投稿日を変更して再投稿する場合は、URLが変わってしまいますので、極力避けた方が良いかと思います。
今ご覧頂いているこの記事の例だと「https://smjuk.net/2022/01/30/【テーマのインストール・基本設定・パーマリン」となります。 - 月と投稿名
○○○の部分が「記事の投稿月」と「タイトル」になります。
使い勝手としては、一つ上の「日付と投稿名」と同じですね。
今ご覧頂いているこの記事の例だと「https://smjuk.net/2022/01/【テーマのインストール・基本設定・パーマリン」となります。 - 数字ベース
最初に書いた通し番号の記事IDが以下の例のような形で入ります。
調べてみると、この設定を推している人がけっこういますが、個人的には謎です。
一番上の「基本」と同様、コレも使うメリットが無いと思っています。
今ご覧頂いているこの記事の例だと「https://smjuk.net/archives/11650/」となります。 - 投稿名
記事のタイトルが○○○の部分に入ります。
今ご覧頂いているこの記事の例だと「https://smjuk.net/【テーマのインストール・基本設定・パーマリン」となります。 - カスタム構造
個別にタグを入れることで、自由にカスタムできます。
こだわりのある人は選べば良いでしょう。
※投稿名は記事のタイトルがそのまま入るので、日本語で入ります。しかも、文字数制限があるので、中途半端で途切れます(笑)
さて、どれを選べば良いかですが、これには様々な意見があります。
なので、ググってみていろんな意見を見てから決めるのがいいでしょう。
以下、私の意見を記載していきます。
結論
ぶっちゃけ、あとで変えるので、どれでもいい(笑)
- あえて選ぶなら「投稿名」
(私はコッチを選択しています。) - こだわりがあるなら「カスタム構造」
理由は以下で解説していきます。
(ちょっと長くなります。)
私が「投稿名」を選ぶ理由
ご覧いただいているこのサイトのURLを見て頂ければわかると思いますが、全て記事の内容に関連する英語となっています。
- 今見て頂いているこのページは「https://smjuk.net/wordpress-start/」です。
- ヨガウェアのおすすめを書いた記事は「https://smjuk.net/yoga-wear/」です。
上の例で、青色でアンダーラインを引いた部分は、実際に記事を書く際に出てくる「スラッグ」という項目で個別に入力しています。
(自分で考えて自分で入力している。)
このため、デフォルトで設定されている項目なんて何でもいいと考えています。
では、なぜ投稿名を選択しているか・・・
それは、記事タイトルが入力される=日本語が入力されるからです。
日本語で設定されていると、スラッグの設定を忘れて記事を投稿し、公開した後に記事を確認した際、「あれ?なんでこんなとこに日本語が入ってるんだ?」って気づきやすいですよね。
(実際、数回あります。)
・・・それだけです(笑)
パーマリンクは日本語じゃダメ?
最後に、パーマリンクの○○○の部分って日本語じゃダメ?
という疑問もあるかと思います。
これも結論からお話しすると、「ダメではないが、辞めた方がいい」です。
もっとも、世界共通のインターネットで、日本語よりローマ字を使った方が良いのはイメージ的にもわかると思いますが、私の知る限りで理由を解説していきます。
本来、URLに日本語は使えませんが、Google ChromeやEdgeなどのブラウザが日本語に変換してくれています。(難しく言うとエンコードと言ったりします。)
例を紹介していきましょう。
今ご覧いただいているこのページのURLは、「https://smjuk.net/wordpress-start/」です。
仮に「https://smjuk.net/ワードプレススタート/」と設定したとしましょう。
- この場合、Google Chromeなどのブラウザでは、ちゃんと「https://smjuk.net/ワードプレススタート/」(これを①とします。)と表示されます。
- しかし、このURLをコピーして、Twitterなど(なんでもいいです)に貼り付けてみると、以下のようになります。
「https://smjuk.net/%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%83%89%E3%83%97%E3%83%AC%E3%82%B9%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%88」(これを②とします。)
つまり、本当のURLは②で、①はブラウザが勝手に変換してくれて表示しているにすぎません。
なので、Twitterなどで共有する際は、②のような長ったらしいURLになってしまいます。
(怪しさMAXですね(笑)私だったら押すのをためらいます。)
長っ!と思って日本語に直す(または手入力する)と、URLとして認識してくれなくなる場合も多いと思います。
このため、日本語はやめておいた方がいいだろうと思っています。
4.コメント欄を閉じる
最後に、コメント欄の閉じ方です。
特に閉じる必要も無いのですが、私は以下の理由から閉じています。
- そもそも、必要ないと思う
- スパムコメントが入る
- 若干ページが軽くなる
WordPressの左側のメニューから、「設定」⇒「ディスカッション」を押す。
「新しい投稿へのコメントを許可」のチェックを外す。
これだけでOKです。
記事を投稿する際に個別で設定もできますが、この設定を行うことでデフォルトでコメント欄を無くすことができます。
最近では有名ユーチューバーの方もコメント欄を閉じたりしていますよね。
記事の更新って大変なので、くだらないことで悩んでいる暇はありません。
精神衛生上、楽な方を選べば良いと思います。
ここまでくると、やっと「少しずつ進んできたな」と思えるかもしれません。
ただ、地味な作業はまだまだ続きます。
次回は「プラグイン」について解説していきます。
また新しい言葉が出てきましたが、言葉の意味から説明していくので、安心していてください(笑)
ついでに、Webサイトでの収益化について知りたい方は「HP/ブログで収益化する方法について書いた記事」も参考にしてください。